日本ではサードウェーブ・コーヒーがブームとなっていますが、香港はそういう意味で言うと“セカンドウェーブ・コーヒー”の流れが来ています。上環(Sheung Wan)にある「cuppingroom」というお店はその代表格。オーナーの趙家宝さんが2014年の世界バリスタ選手権で2位に輝きました。そう、ここでは世界で2番目のおいしいコーヒーが飲めるのです。

世界バリスタ選手権で2位となったトロフィー(中央)

趙さんはMBAを取得しにアメリカに留学していたときにアメリカのコーヒー文化に触れたことで香港でコーヒー店を起業しようと決意します。すべてにこだわりがあり、そのこだわりが評価されて大勢の客でにぎわい(香港在住外国人の支持もかなりあります)、湾仔(Wan Chai)というところにも最近2店舗目をオープンさせました。その辺はさすがMBAを勉強しただけあり、しっかりとした経営をしていますね。

こだわりとは、エスプレッソを作るときは1グラム単位で調整するほか、香港の水は軟水なので特殊な機械を購入して硬水にする、お店はスターバックスのようにソファを設置してリラックスする空間を演出するのではなく、大きな四角いテーブルをドーンと店の真ん中において、そこでコーヒーを楽しみます。

趙さんは「隣の人と話しやすい環境を作りたかった」と話しており、お店をコミュニケーションとしての場として提供するというのがコンセプトです。もちろん、個別のテーブル席とカウンター席もあるのでご安心を。

お店の外観

コーヒーカップにもこだわりが及んでいます。カップ内側の下の側面の部分は、基本的にすり鉢状にカーブしていますが、適正な角度をみつけることでミルクを注いだときに均等に混ざる角度にしています。ラテアートだと表面はきれいな絵が描かれているかもしれませんが、内側はミルクが混ざっていないという可能性があります。

でもここで飲むラテはそういうことがないということです。筆者も飲みましたが、滑らかさ、苦味、酸味がバランスよく同居していてミルクも砂糖も新たに加える必要がありませんでした。これが意味することは、読者の方もよくお分かりでしょう。

カップの中に注がれたミルクはしっかり混ざっています

種類はエスプレッソからアイスコーヒーまでスタンダードなコーヒーがあり価格は30ドルから40ドルくらいです。香港でもスターバックスはありますが、香港の観光のあい間にひと休みするときに、こういうこだわりの店に行ってみるほうが、味はおいしい上に“観光した”って気になると思います!!

★cuppingroom(Sheung Wan店)
住所:上環皇后大道中287-299號永傑中心LG舖(Shop LG, The Centre Mark, 287-299 Queen's Road Central, Sheung Wan)
アクセス:地下鉄上環(Sheung Wan)駅A2出口から徒歩5分
電話:2799 3398
営業時間:8:00~17:00(月~金曜)、9:00~18:00(土、日曜、祝日)

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メディア業界で約20年の経験を持つフリーランス・ジャーナリストです。政治経済からスポーツ、グルメ、エンタメまで広くカバー。香港との関わりは2001年から。10年前からライフスタイル・ブランドLiucia(www.liucia.com)を共同で立ち上げ、経営もしています。

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