子供の写真を勝手に撮られた!あるママの怒りの投稿

オーストラリア・メルボルンで買い物中のある女性は、近くにいた男性が自分の子供達に携帯電話のカメラを向けているのを目撃しました。慌てて子供達をカメラの前から移動させた後その男性の写真を隠し撮りし、Facebookに写真とともにこんな投稿をしました。

みんな、この不審者の顔をよく見て下さい。今日、ショッピングセンターの子供服売り場で映画を観ていた私の子供達に近づいて、「やあ君達」と声を掛けた後、顔を上げた子供達の写真を撮りました。彼はその後「この写真を16歳の子に送るんだ」と言っていました。

私はすぐに子供達を移動させて警備員のところへ連れて行き、それから彼を追いかけてこの写真を撮りました。ショッピングセンターの責任者も警察もすぐ駆けつけたので彼は捕まったと思います。

警察はもし彼が性犯罪者として前科があったら検挙されると言っていました。これはKnox(ショッピングセンターの名前)で起きたことです。子供がいる人は気をつけて下さい。

出典 http://www.dailymail.co.uk

知らぬ間に犯罪者に仕立て上げられていた子供思いのパパ

この女性の投稿はあっという間に広まり、20,000回以上もシェアされました。

しかしこのお話にはもう一つの真実がありました。実はこの男性は確かに彼女の子供達の近くで写真を撮っていましたが、それは自撮りだったのです。

日本でも話題になった年に一度の”スターウォーズの日”。内縁の妻の誕生日プレゼントを買う為にショッピングセンターを訪れていたこの男性は、その”スターウォーズの日”にちなんだディスプレイを見て映画のファンである自分の子供達を思い出し、このディスプレイの前で自撮りして送ろうと考えたのです。

看板の前に立っているだけでも恥ずかしいけれど、"ちょっとダサいパパのジョーク"で子供達を笑わせようと恥をしのんで初めての自撮りを決行した男性。まだこの時は、自分が恐ろしい汚名を着せられるとは知る由もありませんでした。

身の危険を感じる脅迫も...暴走するネット民

女性によって写真が投稿された翌日、会社で会議中の男性に内縁の妻から連絡がありました。Facebookの投稿を見た知人から、男性と思われる人物の写真がネットに晒されていると知らされたそうです。

男性は直ちに自ら警察署へ赴き、ことの発端を説明。身の潔白を証明しました。しかし時既に遅し。男性の顔と汚名はあらゆるソーシャルメディアで拡散され、地元では彼を知る人々に間違った印象を与えてしまいました。特に当事者では無いネット民の暴走はすさまじく、男性のもとには死の脅迫までもよせられたのです。

男性が警察と接触した結果、女性の投稿は削除されました。しかし男性とその家族が受けたダメージは余りにも大きく、男性は女性を相手に訴訟を起こすことも検討中だそうです。

SNSの情報を鵜呑みにすることの危険性

この女性としては我が子や他の子供達を不審者から守りたいという正義感からの行動だったのかもしれませんが、この男性自身も三児の父なのです。濡れ衣を着せられた父親を持つ子供が学校で虐められる可能性もあるでしょう。

またこういった騒動はたいてい偏った一方のみの情報を鵜呑みにした第三者がここぞとばかりにもう一方の人物を叩き、ある意味お祭り騒ぎの状態になるのが常です。そして事実が明らかになった頃にはこの”お祭り”の参加者達はとっくに飽きてしまい、まっとうな意見や真実が拡散されることは稀です。

今回の女性の投稿は全てを読めば男性が子供達の写真を撮っていたという行為に証拠は無く、憶測でしか無いことは明らかですが、多くの人々は文頭にある”不審者”という言葉に条件反射し、残りの情報は斜め読み程度しかしなかったことも想像できます。それでも、”性犯罪者”といった衝撃的な言葉は印象に残るものでしょう。

ネット上で男性を批判していた人々の一部は事実を知った後謝ってきたそうですが、当の女性からはまだ謝罪の言葉は無いそうです。

自分の意見や見解を発信できるSNSは便利なツールですが、生活の一部、そしてメジャーな情報交換の場となった現代社会ではその利用法に一層の気遣いが必要とされます。子供達の間でネット上のいじめが問題となっていますが、私達大人が情報を鵜呑みにせず、自らの良識に従うことが、こういった悲劇を防ぐことに繋がるのでは無いでしょうか。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

*この画像はイメージです

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