NSC東京校 10期生のオリエンタルラジオ。同期には、はんにゃ、フルーツポンチ、少年少女らの実力派が揃う。いわずと知れたネタ“武勇伝”をひっさげ、新人としては異例の速さでブレイクを果たした。

が、その後ものの見事に干されたものの、近年はその実力が再評価されている彼ら。酸いも甘いも経験した彼らだからこそ生まれる“お笑いの美学”とは…。

「ハッキリ言いましょう、天狗になったんです。ふたりとも!」

「なりたくてなる天狗はいない」「天狗には自覚症状がない」と中田は言う。そして、“天狗”を定義し直す。「天狗とは、特別扱いを当然だと思っている状況」だと。

つまり、自分が“特別扱い”されていることが当たり前になってしまうから、“特別扱い”されていることにすら気づかない状態なのだ。

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「モアハード モアスモール」、つまり「よりエグく、より小規模になります」

ある番組で1年間農業をするという企画があったという。ただ農業をするわけではない。山自体を切り開いていくというものだ。別の番組では韓国の整形ブームを特集した際、中田は実際に手相を整形した。これは想像よりも危険な手術で、完治まで1カ月を要したという。

それぞれにキツイ体験であるが、何よりもキツイのが、これらが結局、オンエアされなかったということだ。

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しくじりはオリエンタルラジオにとって必要だったのか?

藤森:たまに考えたりしますよ。あのままいってたらどうなってたのかなあって。ゴールデンで番組持ってとか考えると…、やっぱりしくじらないほうがいいですよ(笑)。

中田:よかったかどうかは結局、もっと後のほうで成功するかどうかかなと。このままフワーっと消えて行ってしまったら、周囲も「なんだよしくじりたくねーよ」ってなるので、大成功したら「しくじってよかった」って言えますね。

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オリエンタルラジオの転機-中田敦彦の場合-

中田:僕は結婚が大きかったですね。大きく考え方が変わりました。それまでは自分のことばかり考えていましたけど、誰かによろこんでもらいたいという目線がようやく出てきました。

いまはネタを嫁に相談するんですよ。意見を聞いて書き直したりして、漫画家と編集者みたい。昔はただ自分たちが表現したいことをやっていましたけど、誰かがよろこんでくれるものを作りたいという気持ちに変わりました。

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オリエンタルラジオの転機-藤森慎吾の場合-

藤森:僕はチャラ男のキャラが生まれたことですかね。『しゃべくり007』(日本テレビ系)の収録のときに「オレ、今日変わった」という感覚があって、そのオンエアの日から如実に生活が変わりました。

その日だけで13本仕事のオファーがきて、チャラ男ブームですよ。それから1年くらいすごく忙しかったですね。またそういうのが定期的にないと、すぐに忘れられてしまうので……。その貯金はもうないですし(笑)。

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伝説のラジオ番組の殴り合い…「ひどすぎてほんとくだらない」

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中田:それこそいまの8.6秒バズーカーくらいのブレイクしたばかりのころですね。大学生くらいの感覚で仕事とプライベートの差がなかったので、ストレスがああいうふうにはじけたんだと思います。

藤森:いまいろいろ取り上げていただいているからか、最近またネットで上がってきているんですよね。昨日たまたまフルで聴いたんですけど、笑っちゃいますよ。ほんとくだらない。ケンカ弱いやつ同士の拙いケンカでひどすぎる。

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いま再評価と言われることについて…再ブレイクとの違い

中田:再評価という言われ方はすごく好きなんです。再ブレイクとか再ブームって、またブームなんだって思ってしまうんですけど、それとはニュアンスが違って、こんどは評価してくれているんだという感じがして。

藤森:なんにしても注目してもらえるのはうれしいんですよ。それがいちばん。

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10周年の今年、オリラジとしてほかにやりたいことは?

いま後輩のおかげでリズムネタが盛り上がっています。でも、僕らだけじゃなくて、もっと再評価されてほしい芸人たちがあの時代にいたので、そういう芸人たちと一緒にお祭りをできたらと思っています。

小島よしおさん、藤崎マーケットさん、2700、はんにゃとか、みんなでリミックス祭りをやりたいです。

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「普通の視聴率獲りたいんじゃないんですよ、天下獲りたいんです!」

この言葉は、あっちゃんが、いつかもう一度花開いた時に絶対に言いたいという“天狗ゼリフ”らしいです。お笑いを愛するが故の、あくなき欲求。この言葉を彼らの口から聞ける日も、そう遠くはないのかもしれません。

デビュー10周年を迎えた彼らの今後の活躍こそが、本当の“武勇伝”となるのでしょうね。

「あっちゃんカッコイイ!」

「カッキーン!」

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