連休最終日、愛娘がケガを負いました。

こんにちは、シノヅカヨーコです。5月6日、振替休日だったこの日の正午ごろ、わたしの愛娘が顔にケガを負いました。「他人に傘の先で頬を刺されてしまった」という事故でした。

今回は、この事故を踏まえて学んだことと、小さな子を持つ一人の母親として「皆さまへのお願い」を伝えていきたいと思います。

持ち方次第では、傘は小さな子にケガを負わせる凶器になります。

出典シノヅカヨーコ

事件は、多くの人で賑わう休日の駅で起こりました。わたしたち親子は電車を降りて、構内へと続く階段を上っていました。ムスメは右手にわたしの手、左手に手すりをにぎりゆっくりと階段を上ります。

このとき、わたしは前を行く女性が傘を横持ちしていることに気づき「危ないな…」と距離を置いていました。傘の横持ち、ピンとこない方は上記のご覧ください。このように、傘の柄ではなく中ほどを持つことを、わたしはそう呼んでいます。この状態で手をおろしたとき、傘の先端はちょうど子どもの顔の高さになるのです。

もうすぐすべて上り切るというところで、前を歩いていた女性が急に立ち止まり、傘の中ほどから柄に持ちかえました。女性とは二段分ほど距離がありましたが、持ちかえた際に傘の先はムスメの顔を目がけて落ちてくるかたちとなり、ムスメは目の下に切り傷と軽い打撲を負いました。

手を繋いでいたため下まで落ちることはありませんでしたが、ムスメは傘の先に顔面を突かれた衝撃で階段を二段ほど落ちました。すぐに泣き出したムスメ、加害者の女性は気がついて振り返りましたが、舌打ちをして駆けていきました。

「あなたの傘が、刺さったんですよ!」わたしは叫びました。

しかし、ムスメのフォローが最優先です。追いかけることはできませんでした。

傷害で訴える…なんてことは現実問題とても難しい。

twitterでこの件についてつぶやいたところ、さまざまな意見をいただきました。

「追いかけて捕まえるべきだった」
「傷害で訴えるべきでは?」
「twitterで特徴を晒すべき」

まず、ムスメを託せる人がいない限り、加害者を追いかけることは不可能です。激昂されてかえって危ない目に遭う可能性だってありますし、そんなリスクを負ってまで追いかけることに価値を感じません。

次に警察ですが、わたしも事故直後は警察が頭をよぎり、とっさにムスメのケガの写真を撮りました。しかし、冷静になってこれをやめました。

傷害で訴えて相手に処罰を望むには、まず休日診療の病院を探して子どものケガについて診断書を取り、それをもって警察へ…そして防犯カメラの映像が開示されて運よくその様子が映っていれば、多少可能性はあるのでしょうが、現実的ではありませんね。

そして何より、謝罪をしていただいたところで気が晴れることはありませんし、ムスメのケガも治りません。そんな謝罪に価値などありません。時間のムダですし、病院や警察に連れまわせばムスメの負担になります。わたしは訴えるなんてことはしませんでした。

twitterで特徴を晒すのもナンセンスです。30代ぐらいの女性でしたが、服装や持ち物などの特徴だけで人探しをしたところで誰もスッキリしません。

自分のムスメを危険に晒したのは母親のわたしです。立ち止まって傘の持ち方を変えるのは想定外だったとはいえ、危ない持ち方をしている人との間隔の取り方が足りませんでした。

小さな子を持つ母として、皆さまにお願いがあります。

1. 傘は柄を持ち、振り回さないで欲しい。

出典シノヅカヨーコ

傘を横に持ったとき、傘の先端はちょうど二~三歳ぐらいの子どもの目の高さになります。ベビーカーを卒業して、手を引いて歩くようになるころの子どもの顔と同じぐらいの高さです。

傘を横持ちした人が手を振って歩いたときに、小さい子がいれば当然顔に当たります。これからのシーズン、日差しも強くなりますから日傘を携帯する方も増えるかと思います。ひとりの母親として、傘は柄を持ち、振り回さずに持ち歩いていただきますようお願いします。

2. ビジネスバッグやボストンバッグも怖いんです。

子どもとの外出で「横持ちをした傘」と同様に怖い存在が「ビジネスバッグ」と「ボストンバッグ」です。ビジネスバッグを持った手を振り子のように振られてしまうと、これも子どもの顔の高さになります。電車を慌てて降りようと割り込んできたビジネスマンが、カバンをムスメの頭に当てたことがありました。

「ボストンバッグ」も並んで危険です。ワンショルダーにして肩にかけている状態では、小さな子どもが近くにいても死角になりますね。それに、これまた子どもの頭をかすめる高さになります。大きなボストンバッグを肩にかけたまま電車に乗り、あっちへこっちへ移動する人を見かけますが(これは海外からの旅行者に多いのが実状ですが…)危険なので止めてほしいものです。大きなリュックもそうですが、電車内ではおろすのがマナーですよ。

3. 電車内、せめて手すりやすみっこは譲って欲しい。

子どもの足腰は、揺れる電車のなかで転ばずに立っていられるほどまだ強くありません。とはいえ、掴まる場所さえあれば多少は安定します。吊革にはまだ手が届かないので、手すりのある場所を譲ってもらえるととても助かります。

それから、13キロのムスメを片手に、もう片方の手に吊革を握る状態は「不安定でヒヤヒヤする」のがホンネです。子どもを抱いた人を見たら、ぜひすみっこのスペースを譲ってください。寄りかかることができればだいぶ姿勢は安定します。

子どもを連れて電車を利用したときに、席を譲っていただけることはとても多く、こんな事態になってしまうことはそうそうないんですけれどね。困っている親子を見かけて、譲る席がなかったとき、ぜひすみっこや手すりのあるスペースを譲っていただけると助かります。

以上、小さな子を持つひとりの母親からの「お願い」でした。少し、図々しいお願いもあるかもしれませんが、ご配慮いただければ幸いです。これから夏にかけて、梅雨を迎えて傘を持ち歩く人は増えると思います。傘の横持ちは大変危険なので、知らない誰かを傷つける前にやめてほしいものです。

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家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らし。 育児、暮らしにまつわるネタを中心にライター業をしています。お酒とチョコレートが大好き。

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