記事提供:まだ東京で消耗してるの?


副業禁止とかないですよね。

「副業禁止」の気持ち悪さ

ぼくは絶対に「副業禁止」の会社では働きたくありません。その時点で、社員のことを大切にしていないと思うんですよね。

ぼく自身の話をすると、ベンチャー時代には「副業OK」の会社に属していました。これは非常にありがたいことで、副業のおかげで収入も増えましたし、その後スムーズに独立することができました。「副業OK」のおかげで人生の選択肢は広がり、その点については強く感謝しております。

そう、「副業禁止」が気持ち悪いのは、「個人の人生」よりも、「組織の論理」が強力に作用している点にあります。

そりゃわかりますけどね、副業禁止した方が管理もしやすいし、リスクもコントロールしやすいですし、事業も作りやすいでしょう。人材流出、知財流出も防ぎやすくなるかもしれません。

でも、社員の人生の選択肢が、「副業禁止」によって狭まるのも事実なのですよ。大企業とか公務員だと、実家のビジネスを土日で手伝うのもNGだったりします。ボランティアとしてNPOに関わるのもNG、なんて会社も知っています。ちょっとそれは、会社が個人の人生を縛りすぎでしょう。「副業はしません」と言って入社した社員だったとしても、価値観やライフステージの変化によって、副業が必要になることもあるでしょうから。

よほどの合理的な理由があれば別ですが(…国家レベルの機密を扱っているとか?)、完全なる副業禁止というのは、働く人に対する人権侵害のレベルに達しているとぼくは感じます。会社の採用力・マネジメント力不足を、社員に転嫁しているだけですよ。そんなもんは個人の自由で収めておく話です。

優秀な人が寄り付かない組織になっていく

資本主義の力はすばらしくて、いまどき「副業禁止」とか書いちゃうような組織は、優秀な人は忌避するようになっているようにも感じます。まぁ、そりゃそうですよね。自分で稼げる力がある人が、あえて会社に縛られる必要はありませんから。

事業が伸びていくうちはいいですが、会社が傾いてくると、「副業禁止」の会社からは「優秀な人から」流出していきます。言わずもがな、稼げる人は独立するなり、転職するなりすればいいわけですから。

そうなると残っていくのは、稼ぐ力も転職する力(人的ネットワーク)もない、低スキル・依存心の強い社員です。依存体質な人しか残らないので、会社はさらに傾いていく、というバッドスパイラル。

「専業禁止」の会社も出てきている

今は人材採用の戦略として、エンファクトリーのように「専業禁止」を掲げる企業が出てきているくらいです。

■ 御社が導入するパラフトスタイルを教えてください。

−うちは専業禁止と言っていて、パラレルワーク(複業)で自分でビジネスをしたりプロフェッショナルとして活動することを推奨しています。それによって生きる力が付き、外とのつながりができれば、本人にも会社にもメリットがあるからです。

出典 http://paraft.jp

もう本当におっしゃる通りで、副業をすることによってビジネスセンスも磨かれ、ネットワークも充実していきます。そうして磨かれた社員の力を、あとはうまくマネジメントしていけばいいんです。

ついでに言うと、副業できる人が多ければ、会社の事業規模に合わせて労働力を調整しやすくなるので、経営危機にも強くなります(「ちょっと経営苦しくて…来月から業務委託になってもらってもいい?」なんてコミュニケーションが取れるわけですね)。

副業禁止の会社にフラストレーションを抱いている方は、新しい働き方ができる会社が集まった求人サイト「Paraft」や、自分の希望を書いた上でスカウトを受けられる「Switch.」あたりを使うと、道が開けるかもしれません。最近はフリーランスにもなりやすくなっているので、独立しやすいスキルを持っている方は「ギークスジョブ」を覗いてみるのもおすすめです。

ぼくとは逆に、副業禁止に賛成する方はぜひNewsPicksやツイッター、フェイスブックでご意見をお待ちしております。

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