記事提供:カラパイア

海外サイトにて、死と隣り合わせにある危険な食べ物が特集されていた。正しく調理されていれば問題はないのだが、そうでない場合には人体に大ダメージを与えてしまうものだ。

また、その地域でよく食べられるものでも、別の地域の人が食べると重篤な問題を引き起こすこともある。

危険な食材?と聞くと日本人ならあの食材を想像する人も多いだろう。正解!君たちの予想したあの食材は堂々の1位となっている。

10. ダイオウ(ルバーブ)

ダイオウから出来たパイは一部の地域で愛される食べ物だが、ダイオウを食べる時は茎のみを食べるように心がけよう。ダイオウの葉に含まれるシュウ酸という物質は人間にとって猛毒と成り得るのだ。

しかし第一次世界大戦時にイギリスでは国民にダイオウの葉を食料の一つとして勧めていた。

ダイオウに含まれるシュウ酸を致死量摂取するには大量の葉を摂取しなければならないが、少量であっても下痢・嘔吐・口内の焼ける感覚・呼吸困難、時には昏睡状態になる場合もある。

葉を試したりはせず、茎を食べた方がよいだろう。

9. キャッサバ

キャッサバは調理法を間違えた場合、もしくは生で食べた場合に猛毒となる。キャッサバにはリナマリンという物質を含んでおり、この物質は人間の体内でシアン化合物へと変化する。

キャッサバの茎と葉にはこの物質がふんだんに含まれているのだ。通常キャッサバはまず水に浸け、発酵させてから調理される。

多くの場合この方法で調理され、安全だとされているが、実際の所まだまだ「絶対に安全」とは言えない程の毒を持っているのだ。

ナイジェリアの南西地域で主に食されるキャッサバだが、この地域では特に甲状腺腫が多発している。

またキャッサバを習慣的に食べる事で腹部の膨張等を伴う栄養失調の一種「クワシオルコル」が引き起こされる事も判明している。

しかし、キャッサバはその栽培のしやすさからこういった国々の主食として食べられているのだ。

8. アフリカウシガエル

アフリカウシガエルはナミビアで習慣的に食べられる食料であり、その身体の殆どが食べられる。

だが、繁殖期以外のアフリカウシガエルは身体に猛毒を秘めている。それにより重篤な症状を引き起こす場合があるのだ。

繁殖期以外のアフリカウシガエルを食べると、地元の人の言う「オシケタカタ」を発症するという。オシケタカタは尿道に焼けるような感覚を感じ、時には腎不全を引き起こす場合もある。

そこで、アフリカウシガエルを食べるナミビアの人たちはこの病にかからないためにある工夫している。

それは、オムホンゴという木から取れる乾いた枝をウシガエルの入ったツボの近くに並べるのだ。ナミビアの人たちはこの枝がアフリカウシガエルの毒を取り除いてくれると信じている。

また、ナミビアのオシャカチとオングウェディバ地域の人々は別の工夫をする。この地区の人々はオシケタカタにかかると素焼き鉢に排尿するのだ。

こうする事で魔法のように痛みがなくなり、アフリカウシガエルの毒素が身体から洗浄されるという。 

7. アキーの果実

しっかりと熟れたアキーの果実は非常に美味である。だが、まだ熟していないアキーの果実は猛毒だ。

西アフリカ、ジャマイカ、西インド諸島で主に食されるこの果実は、熟していない場合、ヒポグリシンAとヒポグリシンBという毒素を含んでいる。人体はヒポグリシンを取り込むと、メチルシクロプロピル酢酸という猛毒へと変えてしまう。

熟していないアキーの果実から引き起こされるこの症状を人々は「ジャマイカ嘔吐病」と呼んでおり、嘔吐が主な症状として知られている。

特に重篤なケースでは、嘔吐による脱水症状・てんかん・昏睡で、死亡者が出たケースも存在する。

こういった症状で特に重篤となるのは栄養失調の人々や子供たちだ。

2001年、熟れていないアキーの果実を食べたことで23人が亡くなり、194人がジャマイカ嘔吐病と診断された。アメリカではアキーの果実の輸入は全面的に禁止されている。

6. 牛の脳みそ

牛の脳みそが危険な理由は、BSE(牛海綿状脳症、もしくは狂牛病とも)にある。牛の脳みそはBSEを持っているリスクが高い為、特定の国々では牛の脳みそを食べる事が禁じられている。

もしBSEを発病した牛の脳みそを食べた場合、その人物は「クロイツフェルト・ヤコブ病」を発症する。これはBSEの人間バージョンと考えてもらってもいい。

2000年にBSEがアメリカ合衆国で流行した時期、28人の人々がクロイツフェルト・ヤコブ病で亡くなった。

しかし、こういった出来事があっても尚、現代でも牛の脳みそを習慣的に食べる地域は存在する。例えばインドネシアでは「Gulai otak(グライ・オタク)」という牛の脳みそを使ったカレーが今でも食されている。

5. 生肉(牛・鶏など)

「生で食べる」という文化を強く持っているのは日本であろう。

寿司は日本の食文化の中で最も重要な存在であり、刺身という形で日本の人々は生魚を食べる。さらに日本では、「馬刺し、「牛刺し」、「鳥刺し」など、生肉を食べることもある。

だが生肉には危険をはらんでいる。2011年に日本で35人の人々がユッケの中に含まれていた大腸菌により食中毒症状を患った。

さらに生の鶏肉も危険である。「鳥刺し」という鶏肉の刺身は、鶏肉が新鮮であれば全く問題はないのだが、時間がある程度経ってしまった生の鶏肉を食べた場合、サルモネラ菌による食中毒で、最悪の場合死に至る危険性がある。

4. 赤貝(サルボウ貝)

赤貝はアジア諸国でポピュラーな食材である。赤貝の赤さは貝の中に存在するヘモグロビンによるものだ。

赤貝は蒸したり、茹でたり、時には生で食べられることもある。しかし、どんな調理方法で食べても、A型肝炎を持っている貝を食べればそれに感染してしまう。

A型肝炎によるリスクから多くの国々は赤貝の輸入を禁止している。

1988年の上海でのA型肝炎による流行は赤貝によって引き起こされた物だと考えられており、「31人の人々が亡くなり、30万人の人々がA型肝炎の症状を発症した」と上海デイリーは報道している。

3. サンナクチ

韓国で小さいタコを生きたまま「丸ごと」食べる風習はつい最近まで存在した。しかし現在ではタコを小さく切り、ごま油をかけ、ごまを振りかけて食べるのが主流となっている。

この食べ物は「サンナクチ」と言い、韓国でとてもポピュラーな食べ物だ。皿に盛られるタコの腕はまだぴちぴちと動いているが、これにはある危険が伴う。

もししっかりと噛んで飲み込まなかった場合、たこ足の吸盤が喉に引っ付き、窒息死する危険性があるのだ。

母親に「しっかりと噛んでから飲み込みなさい」と言われた日々を覚えているだろうか?今度ソウルでサンナクチを食べる場合は、この事をしっかりと覚えておこう。

2. 鴨の血のスープ

H5N1型の鳥インフルエンザが流行った頃、多くの人が亡くなった理由に、この「鴨の血のスープ」の存在も絡んでいる。

ベトナムでは「鴨の血のスープ」は「Tiet canh(ティエット・カン)」として知られている。スープはゼリー状になった鴨の血にコリアンダーとピーナッツを塗した物だ。

H5N1型はしっかりと調理された食材からは、感染の可能性は非常に薄いが、鴨の血を生で飲むのであれば話は別である。

2005年にはベトナムで61人が鳥インフルエンザに感染し、16人が他界した。H5N1型による被害は、この年がピークであった。2004年にはベトナムのH5N1型で20人が亡くなり、29人が感染した。

1. フグ

フグは、西洋では、地球上で食べられている食材で最も危険な物の一つと言われている。アニメ「ザ・シンプソンズ」のホーマー・シンプソンはアニメの中で日本のフグを食べて死線をさまよったのだ。

だが実際にフグの毒で死ぬことは非常に稀である。何故なら、フグは客に出される前に熟練のシェフによりしっかりと毒抜き(正確には毒の部分を切り取る)をされ、高い安全性を保障した上で調理されているからだ。

フグや毒を持つ魚の多くは体内にテトロドトキシンという毒を持っているが、養殖のフグはこういった毒を失った固体が多い。

これは養殖されたフグは徹底した管理の下、テトロドトキシンを持つバクテリアと接触する事が無いからである。

しかし、天然のフグもまた、専門の職人による施しがあれば安全性は確保される。フグによる事故の多くは専門知識が無いシェフによる過失の場合が多いのである。

フグは寿司・刺身・から揚げ・鍋等といった多くの調理法が存在しており、その皮膚は酒のお供に最適なのだ。

出典:therichest

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