記事提供:カラパイア

私も子供の頃愛用していた、小学生の学びの友である「ジャポニカ学習帳」。

1970年の発売以来、累計12億冊も販売されているロングヒット商品なのだが、表紙の昆虫の写真が「気持ち悪い」という声から、2012年以降、昆虫はすべて姿を消していた。

ところが今回、アマゾンとジャポニカ学習帳の共同企画で、1970年代から2000年代までの計80冊のノートの表紙の人気投票が行われるそうで、昆虫たちに復活のチャンスが訪れた。

投票により、各年代の人気1位となったノート4冊は、アマゾンで数量限定の復刻販売をする予定だそうだ。

昆虫たちだって地球の生態系を作り出す上でなくてはならない存在である。さあ、我々の手で彼らに復活の呪文をかけてあげようではないか。ノートが花ばかりだと受粉できなくってみんな枯れてしまうぞ!

発売元であるショウワノートが昆虫掲載を辞めた理由は、「娘が昆虫写真が嫌でノートを持てないと言っている」、「授業で使うとき、表紙だと閉じることもできないので困る」といった声が保護者や教師から寄せられたことが理由だったという。

カラパイアに寄せられる声とまあ、ほぼ一緒だ。

ショウワノートは「身近な商品だからこそ、一人でも嫌だと感じる人がいるのであればやめよう」と判断し、2012年以降昆虫を登場させたのを辞めたという。

企業としてのその姿勢を評価された一方、「クレーマーばかりに対応していたらキリがない」、「昆虫が好きという声にも対応すべきである」。という意見もよせられていたという。

投票期間は4月28日から6月15日まで。7月上旬に投票結果と復刻する商品がアマゾンのサイト上で発表される予定だ。

なお、ショウワノート側のコメントによると、今回はあくまで限定販売だが、その反応によっては、復刻版の一般販売も考えていくそうで、今回の結果次第では昆虫の表紙がまた定番商品として復活する可能性があるそうだ。

最近では間近で昆虫を見る機会もめっきり減っており、生理的に受け付けないという人がいるのは理解できる。

また、親世代も昆虫になじみがないため、親が嫌がっている姿を見た子どもたちが昆虫を必要悪と考えてしまうのも無理はないだろう。

だが、昆虫と言えど益虫だっている。よく見ると、造形美溢れており、かつ機能的なデザインを持っているものも多い。

何より生態系を形成するうえで欠かせない地球上の一員なのである。その存在が価値あるものであることは認めざるを得ない事実である。

昆虫を好きになる必要はないが、もし昆虫が嫌いなのなら、なぜ嫌いなのか?どうして人間は昆虫を嫌う人が多いのか?思考停止せず、ネットや本などで調べてみてほしい。

よく知ることで、思いもよらぬ事実を知ることができるかもしれない。思ったほど嫌なやつじゃないと考え直すきっかけになるかもしれない。

とにかく外見だけで判断せずに、もうちょっと向き合ってみよう。我々だって見た目だけで判断されたくはないよね?

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