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飲み会や合コンの二次会の定番「カラオケ」。最近では、歌手だけでなく芸人や一般人、外国人の方も参加して歌の上手さを競うカラオケ番組も多く見られるようになってきました。

たくさんの出場者の中、頭一つ抜きん出るためにはその選曲も重要かと思われます。プロから見るとどんな曲を歌いこなせると高評価につながるのでしょうか。

そこで今回は、カラオケ評論家の唯野奈津実(ゆいのなつみ)先生に「カラオケで歌われると”こいつやるな”と思う曲」について伺ってきました。周りとは差をつけたいカラオケ好きな方は必見です。

カラオケで歌われると「こいつやるな」と思われる曲

■つつみ込むように.../MISIA
MISIAさんのバラード曲はカラオケ大会で非常によく歌われますが、アップテンポ調の曲はあまり選ばれないので、差をつけるという意味でもこの曲はお勧め。歌い出し「雨上がりの」あたりは比較的歌いやすいですが、Bメロの「いつからか大人ぶっていた」からはグルーブ感が求められます。サビの「いくつ話そう」あたりの高音域は、グルーブ感に加えて芯のある太い歌声も必要。相応の歌唱力を必要とする一曲です。 

■夜桜お七/坂本冬美
演歌の中でも比較的若い世代からも支持されている一曲です。メロディラインはさほど難しくありませんが、歌い出し「赤い鼻緒」の声色、Bメロ「さくらさくら」の語り、サビ前「浴びて私は」の節回し、サビ後の「口紅をつけて」の一転した抑えなど、曲中にアピールポイントが多いのが特徴です。こうしたアピールポイントの歌い方ひとつで、その人が上級者なのかそうでないのかが見極められます。 
 
■The Perfect Vision/MINMI
かなりの難曲。畳み掛けるようにフレーズが続くので、息切れしないブレステクニックが求められます。短いタイミングで深いブレスができないと、あっという間に歌い遅れてしまいます。歌い出しの英語詞を流暢に歌えるかが最初のポイント。テンポの早い曲とは言え、流されずに一音一音をはっきり発音して歌うことが大事です。この曲を完璧に歌いこなすことができれば、日本でもトップクラスの歌唱力の持ち主と言えるでしょう。 

■みずいろの雨/八神純子
30年以上前のヒット曲ですが古さを全く感じさせず、カラオケファンからも長年支持されています。歌い出し「みずいろの雨」のファルセットを声量を落とさずに美しく歌うことができ、続く「降り続くの~」で歌声を波状的に盛り上げられるかがポイント。この歌い出しをしっかりと歌えれば、聴き手を大きく唸らせることができます。

男性編

■LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 with ナオミ・キャンベル
難曲の多い久保田利伸さんの曲の中では比較的歌いやすいほうですが、なかなか久保田さんのようにグルーブ感を持って歌える方は少ないです。特にこの曲の場合、語尾を伸ばすと間延びするので、「一言もいらないさっ」のように語尾をスパッと切るのがポイントです。歌っている時に体が自然に動くなど、体全体を使って歌っている方のほうが歌唱力もまた優れているという傾向が見られます。

■望郷じょんから/細川たかし
迫力系演歌の定番として、声量に自信のあるカラオケファンからよく歌われています。歌い出しはほぼアカペラなので、リズムを感じて歌わないと伴奏の入るタイミングがずれてしまいます。また、全体を通して張って歌う方が多いので、サビ前「涙が落ちる」などの抑える部分を意識して歌い分けるとポイントが高いです。

■TOKYO 通信~Urbs Communication~/SOUL'd OUT
フレーズが非常に多く、歌い遅れると完全に取り返しがつきません。ヒップホップ曲の場合、リズムを大事にするあまり発音を疎かにする方も多いのですが、聴き手に言葉がしっかりと伝わらなければ評価されません。英語と日本語が随所に混じった歌詞を、いかにはっきりとリズミカルに歌うかがポイントです。難易度の非常に高い曲なので、選曲するだけでも周りからかなりの注目を集められるでしょう。

■大都会/クリスタルキング
高音パートと低音パートに分かれているデュオ曲ですが、カラオケのキーを上下するとどちらかが対応できなくなるので、歌い手を選んでしまうという意味でも難易度は高いです。歌い出しの「ああ〜」の高音の響き、Aメロ「裏切りの」の低音の節回し、Bメロ「交わす言葉も寒い」のハモリなど、アピールポイントも多いです。随所で息のあったデュオ歌唱を表現できれば、聴き手を十分に引きつけることができるはずです。

確かに「みずいろの雨」なんて歌われた日には、「ははぁーっ参りましたー!」なんて、ひれ伏したくなりますね。素人には相当ハードルの高い楽曲です。

しかし世の中にはこんな難曲をも歌い上げ、周りを威圧する恐るべきカラオケ名人達がいるんです。そんな強者達が集うカラオケの世界大会が実はあるんです。

カラオケ自慢の方に絶好のチャンス!

「カラオケ世界大会」が開催

カラオケに自信のある方ならぜひ参加してもらいたいのがシンガポールで開催される「カラオケ世界大会」。実は2003年より毎年開催されている「世界No.1を決める唯一のカラオケ大会」です。参加各国、国内で予選大会が行われ、勝ち残った各国の代表が競い合い世界王者を決めるという同大会ですが、過去には日本からも優勝者を輩出。参加費も無料で、日本から頂点が狙える大会となっています。

日本大会、昨年の開催風景。

出典 YouTube

ちなみに日本大会に出場した強者達は、こんな歌をチョイスしていました。

日本予選会の募集期間は5/1(金)〜7/20(月・祝)「DAM★とも動画」「DAM★とも録音」を使って応募し、合格すると7~8月に全国7カ所のイオンモールで開催される日本予選会に出場できます。そして各地区予選会より選ばれた男女各1名(東京は各2名)、計男女各8名が、9月に開催される日本大会へ出場。世界への道が開けます!

アジア大会はバンコク、世界大会はシンガポールとなりますが、なんとその旅費は主催側が負担!ある意味タダで海外旅行が楽しめちゃうんですね。

カラオケ好きなら目指したいカラオケ世界王者。意外にも気軽に挑戦できるんですね。「DAM★とも」から簡単にエントリーできるので、カラオケ仲間の友達と誘い合って参加してみるのもアリかもしれません。ただその時は、唯野先生のアドバイスを忘れずに!ライバル達を圧倒させる高難度の8曲に挑戦してみてください。

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