日本から凄く近いのに、なかなか旅行の定番とはならないモンゴル。だけど本当は凄く魅力的な国なのです。

大国ロシアと中国に挟まれ、それらの国の色に染まっても良さそうなのに、モンゴルは自分の色を保ち続けます。そんなモンゴル北部の街で、乗馬ツアーに参加してきました。

ツアーといってもわたしたちだけ!

ツアーというと大人数でガヤガヤと行く様子を想像してしまいますが、わたしたちは北部の田舎町まで行って、エージェントを介さず、自分たちでガイドを見つけました。そのおかげで、ツアーと言ってもガイドひとりと、わたしたち夫婦だけ。

場所は、首都ウランバートルからバスで20時間+乗用車で6時間ほど行った、ロシアとの国境近くのフブスグル湖。このフブスグル湖は貯水量ではモンゴル最大。面積でもモンゴルで2番目の大きさを誇ります。またモンゴルでは「モンゴルのスイス」なんて言われ、砂漠ばかりの国のイメージのモンゴルにしては、木々が多いのです。

4日間、馬でひたすら歩き続ける乗馬体験の様子をご覧ください!

10枚の写真で見るモンゴル乗馬

小さくて強いモンゴルの馬

モンゴルの馬はヨーロッパで見るような馬とは違って、短足。モンゴル人いわく「モンゴルの馬は小さいけど、力がある。大きな馬に負けない」のだそうです。

モンゴルの馬は従順なのです

馬に乗ってみると、いくら小さいとはいえ、やっぱり高い。ただ、この馬は本当に飼い慣らされていて、ガイドの言うことを100%聞きます。おとなしくて、物足りないくらい。ただガイドが「チュー!(行け!という意味)」とひと声かけると、一目散に走り始めます。その時、まさに風になったような感動がありました。

木にぶら下がる動物の頭蓋骨

こんな風に動物の骨がぶら下がっている様子はよく見ました。魔除けなのか、なんなのか……。

宿は自前のテント

毎日の宿泊はフブスグル湖のほとりでキャンプ。キャンプ場とか、施設のようなものはなく、適当に空き地を見つけてテントを張ります。ちなみに写真右下にある、宮殿のような形をしたやつは、ガイドの衣装です。モンゴルの伝統的な帽子。

食事は焚き火で自炊

キャンプ地を決めると、最初の仕事は薪集め。ツアー中の毎日の食事は焚き火で作るラーメン。ちなみに水はフブスグル湖で汲んできます。ツアーとはいえ、食事は全部自分で用意。日本だと普通は「焚き火禁止」ですが、モンゴルではそんなルールありません。

疲れを癒やすモンゴル茶

どこの国にも必ずお茶・コーヒーの文化がありますが、モンゴルの場合はスー・テー・チャと呼ばれるミルクティが定番です。さすがにミルクは持ってこられないので、ガイドが持ってきた粉ミルクで作ります。1日歩いて疲れた身体に染み渡るようなうまさでした。

ちなみに、ツアーではないときに、ヤクの絞りたてミルクで作ったスー・テー・チャも飲みましたが、絶品です。

青森を思い出させる光景

青森にある恐山を彷彿とさせるような景色。フブスグル湖沿いにある小さな山の上の光景です。

ガイドのゾルゴは愛嬌たっぷり

ご紹介が遅れましたが、彼がガイドです。名前はゾルゴ。彼は馬が本当に大好きで、馬も本当にゾルゴのことが大好き。普段は馬の飼育を仕事にしているとのことですが、年に数回こうしてガイドの仕事も引き受けるのだとか。「ガイドの仕事は自然の中で自由に歩けるから大好き」と彼は言っていました。

ちなみにちゃんと携帯電話を持っていて、馬の上でよく家族に電話していました。普通、馬の上での電話は禁止です!

休憩は地べたで

言ってみれば「馬の上に座って歩き続けるだけ」なのですが、これがくたびれることくたびれること……。とにかく疲れます。そしてお尻がいたい。1日に数回ある休憩でも、こうして火をおこして、お茶を作ったりします。ガイドも自由に休みます。とにかく自由なツアーでした。

この景色を見るためだけにでも行きたい

フブスグル湖に沈む夕陽は本当に美しくて、毎日毎日飽きずに眺めていました。馬は1日歩いて疲れるのか、キャンプ地に着くと延々草を食べます。

モンゴルに行ってみませんか?

モンゴルは乗馬もあれば、砂漠もある。とにかく大自然に満ちた国です。そして日本からも海を挟んですぐそこ! 定番の旅行先じゃ無いからこそ、発見があっておもしろいのです。

みなさんもぜひ行ってみてください。

この記事を書いたユーザー

武重謙 このユーザーの他の記事を見る

8年間会社員として働きながら小説を書くようになり、2012年に池内正三文学奨励賞を受賞。2013年6月から世界一周の旅をスタート。旅先を舞台にした短編小説を世界新聞(http://sekaishinbun.net/category/series/novel-factory/)にて連載中。また旅の模様は婚前世界放浪記(http://kenmia.com)。

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