緊迫する人種差別問題の最中再び起こった黒人対警察の事件

アメリカ・ボルチモアで今月、警察に逮捕された黒人男性が背骨を負傷し死亡する事件がありました。アメリカでは今月上旬にも白人警察による黒人容疑者射殺事件があり、警察に対する黒人市民の不信感は既に高まっており、結果としてボルチモアでは大規模な過激デモが勃発したのです。

そんな緊迫したデモが続く中、バンダナで顔を隠した男性に掴みかかる女性が撮影されました。実はカンカンに怒っているこの女性は、覆面男性の母親。

「あんた何やってんの!」と息子をどつき倒しながらものすごい剣幕でデモ集団から引き離し、自宅へ連行して行きました。

マスクをしてもママにはお見通し!

出典 http://www.washingtontimes.com

ママの剣幕に息子もタジタジ

出典 http://www.dailymail.co.uk

このバカ息子!と愛のムチが炸裂

出典 http://abcnews.go.com

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息子を危険に晒したくなかったシングルマザー

この女性はトーヤ・グラハムさん。息子マイケルさんの他に五人の子供を持つシングルマザーです。犯罪のはびこる地域で多くの子供達が命を落とすのを見てきたというトーヤさんは、ただただ息子マイケルさんの身を守りたい一心だったと語っています。

動画が大々的に放送された後、トーヤさんの心配は自身の通う教会の指導者に怒られるかも知れないことらしいです...。
しかし、やや乱暴でも危険な間違いを起こそうとしている我が子に対する真摯なトーヤさんの気持ちは多くの人の共感を呼び、現在失業中というトーヤさんに仕事を紹介しようという動きもあるそうです。

暴力では問題は解決しない...警察とデモ隊の間に立ちはばかる黒人市民も

一方デモ隊の暴走は激化し、暴動、建物の破壊、ついには放火にまで及びました。根深い人種差別に鬱積した感情が大爆発した末の怒りの行動なのかもしれませんが、本来の目的からは外れていると思われても仕方ありません。

そんな中、「被害者」の立場である黒人市民でありながらも、警察とデモ隊の間に立ち、冷静に問題と向き合うことを訴える人々も多く見られています。

こちらのツイートでは、大柄な黒人男性が警察に絡むデモ隊の前に立ちはばかり、「(黒人を差別する)理由を自ら与えるんじゃない!」と説得している動画がアップされています。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

こちらは、アメリカ合衆国におけるアフリカ系アメリカ人のイスラム運動組織、ネイション・オブ・イスラムのメンバーがデモ隊と警察の間に割り込んでいます。

出典 http://www.dailymail.co.uk

そして、警察官に水を配る少年も。

問題は肌の色では無くそれに対するこだわりなのか

俳優モーガン・フリーマンは人種差別について、黒人や白人というレーベルが人種差別を無くすことを阻んでいると言及しています。もちろん悲しい歴史の背景は消すことができませんが、世間が黒人に対する人種差別に敏感になり過ぎていることも問題であるとも言われています。

もちろん人種差別問題は存在していますが、全ての事件が人種を原因とはしていないはずです。少しずつでも未来に向けて進んでいく為に、必要なのは暴力では無く、冷静に向き合い分かり合う心なのではないでしょうか。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

(映画「ショーシャンクの空に」で共演したモーガン・フリーマンとティム・ロビンス)

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