13歳の頃、あなたは何に興味をもってどんな毎日を過ごしていましたか?女の子だったら、メイクやおしゃれに興味を持ちはじめたり、友達同士でガールズトークを楽しみだすような年頃だと思います。しかし途上国には、おしゃれはおろか、毎日シャワーを浴びることにすら困窮し、「女の子」としての毎日を楽しめない少女達がいるのです。

マダガスカルに住む13歳の少女の毎日

マダガスカルの農村地帯に住むソロちゃん(写真右)は13歳。お母さんごっこをして遊ぶのが好きな普通の女の子です。

しかしソロちゃんをはじめ、ここに生まれた少女には生まれながらにしてある役目がありました。

彼女の仕事は水を運ぶこと

それは、「水」を運ぶこと。

彼女の住む村では「水汲み」は女の仕事。自分の体重と同じほどの重さの水を、毎日家まで運びます。ご飯を食べるにも水は必要なため、彼女達の1日はその水汲みから始まるのです。

「水」のために学校に通えない

ソロちゃんは学校へは通っていません。それは水汲みが毎日あるから。水を運ぶのは家族の中で彼女ただ1人。彼女の1日は水を運ぶことだけで終わってしまいます。

ソロちゃんは語ります。「学校を辞めたのは自分で決めたこと。お母さんたちには、食べ物を見つけたり他のことをしてもらいたかったから。水汲みくらいは私が手伝いたかったの。だけど、たまに後悔する。学校に行きたかったなって。時々授業を受けている子を見るとうらやましくなるもの。勉強ができたら、先生やお医者さんにもなる未来もあるかもしれないのに……」

ソロちゃんは毎日、舗装のされていない険しい小道を行きます。生い茂った草のトゲで手足をケガするのは日常茶飯事。転んでひざを痛め、せっかく汲んできたタンクを壊したこともありました。

不衛生な水で命を落とす子ども達

足を痛めながらも長時間歩き続け、やっとの思いで彼女達が汲むことができたのは、黄色く濁った不衛生な水。昆虫や寄生虫がいることもしばしばです。それを飲むことで身体を壊してしまうこともあるのです。途上国の子どもにとっては、下痢を起こすことは命の危険につながること。ソロちゃん達はそんな危険な水に頼らざるを得ないのです。

世界中の女性が「水」のために危険な目に

世界中の女性が「水汲み」という危険な労働に従事し、不衛生な水を飲むことで、命の危険にさらされています。彼女達が行く道は、ときに砂利道や岩場であったりします。靴もなかなか手に入れることができない彼女達は裸足で、そんな過酷な道を重いタンクを背負って行かねばならないのです。夜明かりもない中水汲みに行くこともあり、ヘビなどが出ることもあります。

それはたとえ妊娠していても変わりません。水汲みの道中で出産してしまったという人もいます。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

水問題は女性の心をも深く傷つけます。水問題を慢性的に抱えている地域では、2〜3週間身体を洗えないこともあるといいます。私たちが毎日入るようなお風呂はもちろんなく、遠くの水場まで歩いて行き、そこで水浴びをするというのです。男性ならまだしも、女性にとって辛い環境であることは言うまでもありません。

水問題によって、女性としての楽しみを失う女性達。
そんな彼女達のために何かできることはないか、マダガスカルから数万キロ離れた東京のオフィスで、疑問を持った1人の会社員がいました。

”水との距離”を縮めたい…ある社員の一言から始まった「水」への取り組み

「日本に住む僕達は、喉が渇けば簡単にこの飲み水が手に入る。けど3時間歩いても泥水しか手に入らない、そんな地域で暮らす人がたくさんいるんです」 リーバイス・ストラウス ジャパンに勤める会社員・出倉成昌さんは、ある日の打ち合わせ中、同僚達に自分の思いを打ち明けました。
「小学生くらいの女の子達が明日を生きるために必要な水のために、怪我をしながら一日かけて歩いている。それでも手に入るのは濁った水。会社として、彼らときれいな水との距離を縮める活動がしたい 」

出倉さんが勤務するリーバイス®といえば、ジーンズで有名なファッションブランド。一見この「水」問題とは無関係な存在。しかし、2011年からこれまでにジーンズの生産プロセスにおいて水の使用量を8億8900万リットルも削減するなど、環境や社会問題に積極的に向き合う企業として本国アメリカでは知られた存在でした。

「日本にいても、リーバイス®として責任ある取組みをしたい」出倉さんの強い想いは、その場にいた社員達の心を動かしました。

「LEVI’S® FOREVER BLUE.」という取り組み

「水との距離」を縮めたい。 この5月、リーバイス®はこうした「水」問題と向き合うチャリティー活動「LEVI’S® FOREVERBLUE. -キレイな水を、青いデニムから。-」を開始します。2009年より、「LEVI’S® FOREVERBLUE.」の名のもと、HIVをはじめとしたあらゆる社会問題と向き合うチャリティー活動を行ってきたリーバイス®ですが、今年は水衛生支援を専門とする国際NGO「WaterAid」と手を組み、途上国の水問題に取り組みます。

5/8(金)から6/12(金)の期間中、全国のリーバイス®ストアにて(※一部店舗を除く)デニム回収を実施。あなたの穿かなくなったジーンズと引き換えにリーバイス®ストアで使えるクーポンを配布し、回収したデニムはこの取り組みに賛同するアーティストの手によってカスタマイズされ、特設イベントにて販売されます。その収益はすべてWaterAidに寄付され、途上国で井戸等の給水設備の設置、子ども達への衛生教育の実施に使われます。

日本にいる私達にだって、彼女達のためにできることはきっとある「LEVI’S®FOREVER BLUE.」に参加し水問題を改めて意識することで縮められるのは、彼女達と水との距離はもちろんのこと、私達と彼女達との距離なのかもしれません。

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