出典 http://ja.wikipedia.org

記事提供:まぐまぐニュース

渡辺謙が主演を務めるブロードウェイ公演『王様と私』の本公演が全米でスタートし好評を博しています。

そんな世界のケン・ワタナベを過去2回インタビューしたという米国邦字新聞「WEEKLY  Biz」の発行人・高橋克明さんは、謙さんの”どんな相手に対しても態度を変えない姿勢”を絶賛しています。

インタビューの舞台裏 ‐Bout.12‐ 渡辺謙

日本でも報道されていることと思われますが、ミュージカル「The King and I(王様と私)」が先週、正式なオープニングを迎えました。日本を代表する”ハリウッドスター”渡辺謙さんが主演を務めます。

そのオープニングレセプションに取材で行ってきました。共演者や招待されたハリウッドスターの中でも堂々とした謙さんのオーラは特筆すべきものでした。過去、2回渡辺謙さんに単独インタビューをさせて頂きました。

お会いする前のイメージでは、もう少しガッチリされた体格の方と思っていたのですが、テレビ画面やスクリーンで見る以上にスラッとされていて(テレビで見ると少し太って見えるっていうのは本当だな)、とにかくカッコ良かった、というのが印象です。

そして見た目の印象以上に、強く思い出として残っているのは「なんて親切な方だろう」といった内面の印象でした。ちょうど僕たちが取材をする直前まで、アメリカの某大手テレビ番組の取材を受けていました。全米に放送される地上波の番組です。

その直後に、現地のローカル新聞の、しかも在米の日本人だけを対象にしている僕たちの取材に入って頂いたわけですが、

さっきまでの有名リポーターへの質問の受け答えと、僕のソレと、声のトーンも、真剣に聞いてくれる眼差しも、答える内容も、寸分の違いもなかった。まったく同じように正面から真摯に受け答えをしてくれました

実はコレ、意外と珍しい事なんです。その人が「いい人」、とか「悪い人」とか、そんな問題じゃない。

人間、特に表に出る職業をしている人にとって、対象の媒体、大小に関わらず、すべてに同じように対応するって不可能に近いくらい難しい事だと、地元のローカル紙である僕たちは経験上知っています。

従来、取材日という日を設定して、朝から晩まで何社も連続で質疑応答が繰り返されます。例え、その人が”いい人”であったとしても、朝から何度も同じ質問をされるのは、やっぱりウンザリだと思うんです(そこをウンザリさせないのがインタビュアーの力量であったりもするのですが)。

それが、例えば、誰もが知っているテレビ番組のカメラと、誰がどこで読んでるかわからないフリーペーパーの素人丸出しの編集者と、同じように対応する方が無理ってもんだと思います。

実際、名前は伏せておきますが、元メジャーリーガーの某日本人選手なんて、こっちが笑っちゃうくらい、むしろ気持ちいいくらい対応を変えられたこともあります。(笑)

謙さんの場合は、それが、まっっっっぁたく、ありませんでした。

ひとつのインタビューに対しても、まったく手を抜かない姿勢―。それを感じたときに、かつてアジア人では絶対不可能と言われたオン・ブロードウェイの主役をはることも、ハリウッドスターとして世界的な名声を手に入れる事も、僕にとってはまったく不思議な事ではありませんでした。

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