以前はなわさんが歌っていた自虐ネタ「SAGA」はご存知の方も多いでしょうが、今回堂々と“一生行かなそうな都道府県No.1”に輝いてしまった佐賀県。さびれる一方の故郷を見て1人の女性が立ち上がりました。「さがメンコ」で町おこしを!一体、どういうことなのでしょう?

佐賀に「一生行くことはない」理由とは?

47も都道府県があるのに、1位に輝くのは悪いことではない…ような気もするのですが(苦笑)、自分の故郷が「悪いイメージ」を持たれているとしたら、なんだか淋しいですよね。

調査によると

■あなたが「一生行くことはないだろう」と思う都道府県は?
第1位 佐賀県 49人(9.8%)
第2位 青森県 38人(7.6%)
第3位 沖縄県 31人(6.2%)

出典 http://student.mynavi.jp

あれ、沖縄が3位って、意外ですね〜。
まぁ、今回、それはさておき、佐賀に行かないだろうなという理由は

・はなわさんの歌以外に思いつくものがない(男性/23歳/その他)
・アクセスが悪いので、旅行先として選びにくい(女性/26歳/食品・飲料)
・九州地方に行くとしたら、他の県が優先になる(男性/35歳/情報・IT)

出典 http://student.mynavi.jp

となるようですが、確かに、九州在住の筆者としても佐賀県は「素通りする県」でもあります。

しかしながら、そんな故郷を活性化させようと、立ち上がった1人の女性がいました!

「さがメンコ」ってなんね?

3年半前に東京から佐賀へ戻ったゆきさん。フラメンコ舞踏家として地元佐賀に教室を開くとともに、ライヴ出演したり、イベントを開催したりして、精力的に活動しています。

そんなゆきさん、フラメンコが好き過ぎて20代前半でスペインへ留学。帰国後は東京でOLをしながらフラメンコを続けていました。フラメンコを通じてギタリストのご主人と結婚。5年前に、妹さんの結婚式で地元へ戻った時、ショックを受けます。

「商店街が…消えた…」

佐賀で生活していた頃には活気のあった佐賀市のメイン商店街が、ほとんどの店にシャッターが降り、さびれてしまっていたのです。

ゆきさんは、両親への思いもあり、地元に戻ることを決意。夫とは仕事の関係で別居になっても、佐賀に戻ってこようと思いました。地元にいる両親の力も借りながら、場所を探し、2011年11月にスタジオをオープン。今では生徒さんも増え、いつも笑いの絶えない楽しい教室です。

そう、「さがメンコ」とは「佐賀のフラメンコ」という意味なのです。そしてフラメンコをやる女性のことを「フラメンカ」と呼ぶことから佐賀でフラメンコをやる女性たちを「さがメンカ」と命名。そんな「さがメンカ」たちの奮闘を見てみましょう。

華やかな舞台にも、いろんな秘話が隠されています!

なんと県に直談判!新聞にも掲載される!

大好きなフラメンコで、何かできないかと考えたゆきさん。「フラメンコには観る人、聴く人にエネルギーや希望を与える力がある!」という強い思いが、彼女を突き動かしました。

スペインの三大祭りでもある春のフェリアに合わせて、佐賀でもイベントをしたいと、県に相談に行ったのです!勇気ある行動ですが、けんもほろろに断られたとか。それが地元の新聞にも掲載されたりして、話題を呼びました。

県には色よい返事はもらえなかったものの、有志を募って始めた春の「SAGA Flamenco Festival」も今年で4回目。順調に協賛も集まり、出演者も九州中から集まるようになってきました。その売上げの一部は、佐賀県内の障がい者施設に寄付するそうです。

出典佐賀新聞

この新聞が出た当時「出馬するのか?」と話題になったそうです。

小学校訪問や、子供クラスも開催!

精力的に町おこし活動をしているゆきさんには、色んなところから声がかかります。地域の施設内や小学校を訪問してフラメンコを披露したり、自身の教室では小さなお子さんにもフラメンコを教えています。子供の頃触れたフラメンコが、何らかの形で将来の国際交流にも役立つかもしれませんね!

6月からはゆきさんの夫も佐賀へ移住。一緒に教室やイベントを盛り立てていくそうです。

小学校での国際交流のため、児童たちの前でフラメンコを披露。

チビメンカたちは、舞台の主役!お客さまを盛り上げてくれます!

いよいよ!今年のフェスティバル用にみんなで作った横断幕が完成しました!

まとめ

「九州に行くなら、もっと行きたいところがある」って方も多いでしょうが、GW中に九州を訪れるなら、通りすがりの佐賀にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?逆に言うと、高速道路ではどこに行くにもほぼ佐賀の「鳥栖(とす)」というジャンクションを通りますので、その気になりさえすれば、佐賀に行くことは難しくありませんよ!

嬉野温泉に武雄温泉と、良質の温泉も豊富。有田まで足を伸ばせば、毎年大勢の人で賑わう「有田陶器市」も開催中です。そして「さがメンコ」にも触れてみませんか?
もしかしたら、佐賀で情熱のフラメンコに目覚めてしまうかも…。

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フリーライター歴20年。シングルで双子男子(8歳)を育て中!双子の兄は脳性マヒで車椅子。また、結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。酸いも甘いもかみ分けた、人呼んで「魔性のオンナ」(ブログ☞http://ameblo.jp/twinsblog238/

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