4月18日(土)放送の「LIFE~夢のカタチ~(朝日放送)」で、2014年11月に大阪市中央区にオープンしたうどん店「青空blue」が紹介されました。
 
こちらのお店、元そば職人だったオーナーが、小麦の実を石臼で挽くところから始める全国的にも珍しいうどん店。赤茶色の実を粗挽きするため、まるでそばのような仕上がりのうどんは一体どのような味わいなのか!?と気になり、さっそくお店に出かけてみました。

木目調のすっきりおしゃれな店内

ビジネス街の一角にある「青空blue」。“一品料理とお酒をおしゃれに楽しんでから、最後にうどんを食べる”という文化を根付かせたいというオーナーの想いからか、店内はうどん店というより、おしゃれなカフェかレストランといった雰囲気。

お昼は小鉢や太巻きが付くランチが、夜は約30品目揃う一品料理が味わえます。

17時30分の夜の開店時間後は、続々と客が入ってきて予約席も含め、たちまち店内は満席に。それでもお店はゆったりとしているので窮屈感もなく、落ち着いた雰囲気が漂っていました。

オーナーは芦屋のそば店で15年修業

もともとプロをめざす実業団のサッカー選手だったオーナーの松井宏文さん。友人の紹介で芦屋の蕎麦の名店「土山人」を訪れたところ、生まれて初めて食べ物に感動したそうです。味はもちろん、器もお店の雰囲気も、お酒を飲むときのシチュエーションもすべておしゃれ。

出典 http://r.gnavi.co.jp

芦屋 土山人

衝撃を受けた松井さんは「土山人」で15年修業。そばを打つ技術は「土山人」ではナンバー1と言われるまでの、そば職人に。さらには、経営や人材育成なども学び、2014年8月に退職。

そして独立を目指した松井さんは、なんとそば屋ではなくうどん店を開店することに。それも「土山人」にいたころ、小麦の実を石臼で挽いた粉で打ったうどんをまかないに出した経験から、粗挽きうどんを出すお店にしようと決めたそうです。

2014年11月11日“麺の日”にオープン

こうして昨年11月に、大阪市中央区のビジネス街にオープンした「青空blue」。

小麦の実は流通の関係で手に入れるのが難しく、同じような方法でうどん作りをしているお店は少ないのだとか。こちらの店では主に埼玉の農家から取り寄せる小麦の実を使い、そば用の臼で自家製粉。小麦本来の甘味や香りを楽しんでもらいたいと粗挽きにされています。

赤茶色の小麦の実。

製粉された小麦粉はその日の気温などで微調整した塩と水を加えてうどんに。製麺は機械で行っています。

そうしてできあがったうどんは、まるでそばのよう。ところが、実際に味わってみると、小麦の香りがダイレクトに伝わるうどんなので皆さん驚かれるそうです。

ちなみに、麺は自家製粉粗挽きうどん以外に、さまざまな産地の小麦粉を独自の配合でブレンドした粉を使う“ブレンドうどん”、旬の食材を練り込む“変わりうどん”の3種類から選べます。

出典 http://eonet.jp

自家製粉粗挽きざるうどん。まずは塩で、次にだしで。

4月のうどんは“しらすとわかめの冷かけうどん”

今回、私がオーダーしたのは、器の製作を依頼されている工房があるという愛知県・知多半島の“かます”と“穴子のたまり干し”。さらに、番組で開発の過程が紹介されていた“しらすとわかめの冷かけうどん”。

オーナーの松井さんは、いろいろな産地の小麦の実を仕入れて、食べ比べをしてもらいたいと奔走されています。今回は、新しい小麦の実を紹介してもらうため、三重県津市の製粉工場へ。持参した小麦粉やうどんを社長に試食してもらうと、小麦の実を卸していただけることになりました。

さっそく松井さんは新しい小麦の実を使い、新作のうどん作りに取り掛かります。奮闘の末、できあがったうどんは、少し太めの麺。そして、だしはすっきりさっぱりではなく、敢えて麺をつつみこむような味わいのものに。ちょっと珍しいまぐろ節を使っています。

実際に味わってみると、見た目はそばなのに小麦の風味。でも、白いうどんともまた違った味わいで、“新感覚”という言葉がぴったり。わかめとシャキシャキのわかめの茎、釜揚げのしらすも、麺とだしに絶妙にマッチしています。だしはコクはあるけどしつこくなくて、最後まで飲めました。

さらりと味わえる、新感覚うどん。お酒と料理を満喫した後の締めにもってこいのひと品ではないでしょうか。

新しいことにチャレンジを続けるオーナー

サッカーでは世界を目指せなかったので、うどんでそのようなチャンスを目指せれば...と語る松井さん。

ご自宅は芦屋ですが、お店から2分のところにワンルームマンションを借り、奥さまとお子さんのもとに帰られるのは週末だけだとか。うどん作りにかける情熱の程がうかがえます。
 

“小麦の実による味の違いを知ってほしい”。そんな松井さんの想いを秘めた、次なる小麦の実を使ったうどんが楽しみです。

<店舗情報>
自家製粉石臼挽きうどん[青空blue]
大阪市中央区平野町4-5-8 (予約がおすすめです)

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mappi41 このユーザーの他の記事を見る

ファッション、インテリア、美容、食などに関わる女性ライター・プランナーです。エンターテインメント関連の仕事にも携わっていました。洋楽ロックが好きでバンドでベースを弾くことも。

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