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入学式を済ませ、ピカピカの1年生になった小学生。ランドセルを嬉しそうに背負う姿は、見ていて応援したくなるものです。しかし、そんな子ども達の晴れ姿の裏では、共働き夫婦の悩みである「小1の壁」が深刻な問題になっています。

そこで今回は、「小1の壁」について紹介したいと思います。

あまり知られていない「小1の壁」とは?

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昨今、保育園の待機児童が増えていることが社会的に注目されています。しかし、その先にある「小1の壁」を知る人は少ないのではないでしょうか。共働きの夫婦が、頭を悩ませる理由は、時間にありました。

保育園に預けられた場合、大体18時~20時頃にお迎えに行く親が多く、延長保育や夜間保育を行う園では、それ以上預かってもらえる場合もある。

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保育園であれば、延長保育などでフルタイム勤務であってもカバーすることが可能です。しかし、小学校が終わる時間は昼間です。多くの共働き家庭の子ども達は、学校が終わると学童保育へ行きますが、学童保育には時間延長がないのです。

学童保育が終わるのは18時頃。その時間に間に合うような働き方にしなければならず、中にはやむを得ず退職する人もいるのです。時短勤務が適用されるのは小学校入学前まで、という企業がほとんどですし、フルタイムで働くことで家計が成り立っている家庭にとっては、大きな経済的打撃になるのではないでしょうか。

ここまでの話を聞くと、学童保育に預ければ雇用形態が変わったとしても、なんとかやっていけるのでは?と考える人も多いと思いますが、そもそも学童保育にも落とし穴があるのです。

学童保育も待機児童がいっぱい!

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保育園の待機児童は、よくニュースにもなっていますが、実は学童保育にも多くの待機児童が存在しています

学童保育の数は、前年比602か所増の2万2,084か所。登録児童数は、前年比47,247人増の93万6,452人。施設数、登録児童数ともに過去最多を更新した。一方、希望しても利用できなかった待機児童数は、前年比1,256人増の9,945人。

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学童保育を利用している児童の数は、昨年過去最多だったということから、保育園と同じようにニーズの高い施設だということがわかります。

また、希望しても利用できなかった待機児童数もこのデータでは9945人となっていますが、やむなく仕事を退職したり雇用形態を変える親御さんもいると考えると、潜在的な数字はもっと多いと考えられています。

さらにあまり知られていないことですが、学童保育の利用には学年の制限があるのです。

学童保育が利用できなくなる「小4の壁」

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自治体が運営している学童保育の多くは、小学校3年生までなのです。今年の4月から小学校に通う全学年に適用する、という方針を政府は示していますが、実際は3年生までの受け入れというケースがほとんどです。

学童保育に預け、雇用形態も変更しながら働いていた親御さんですら、子どもが4年生になると預ける場所がなくなってしまうのです。ワーキングマザーの間では、「小4の壁」とも言われています。

自宅の近くに祖父母や親類が住んでいる場合は、サポートを受けることで乗り切ることも可能ですが、祖父母も親類も遠方に住んでいたり、ひとり親家庭の場合はやむなく子どもに留守番をさせたりすることもあるようです。

実際に小1の壁、小4の壁に直面している人、経験した人の声も見てみましょう。

小1の壁

お迎えの時間と仕事の時間とで四苦八苦していますね…。中には、小4の壁に備えている人もいました。保育園の延長保育が、いかに共働き家庭のサポートになっているかが痛いほど伝わります。

では、小4の壁はどうなのでしょうか。

小4の壁

小4の壁では、子どもを預ける先がないために退職する親御さんも出てきました。祖父母のサポートを上手に利用している家庭もありますが、それも近場に居住しているケースに限られてしまいます。

こうした問題の解決策の一つとして、民間の学童保育サービスを利用しているケースもありました。

自治体の学童保育との違いや、提供されているサービスを紹介します。

送迎サービス

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学校まで迎えに来てくれる、最寄駅まで迎えに来てくれるなどの送迎サービス。子ども一人で学童保育に行かせるのが心配、という親御さんには安心ですね。

勉強を見てもらえる

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自治体の学童保育の中には、宿題などの勉強は強制されていないことも多く、自宅に帰ってもしない子どももいるそうです。民間の学童保育サービスでは、宿題を見てもらえたり、英会話の授業がある施設も!

習い事やアクティビティが充実

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勉強だけではなく、水泳やヴァイオリン、ピアノなどの習い事や、キャンプやスポーツ大会といった行事を行っていることもあります。習い事に通わせたいけど、仕事が…というご家庭にはピッタリかもしれません。

おやつや食事も提供

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給食を食べた後、家に帰るまで何も食べないというのは、育ち盛りの子ども達にとっては死活問題です。おやつはもちろん、夕食を出してもらえたり、長期休暇の際は昼食も出してもらえる施設がありました。

遅くまで預かってもらえる

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自治体の学童保育の多くは、18時か19時までというところが多い中、民間の学童保育サービスは22時まで預かってくれるというところも。急な残業や、普段から激務をこなしている親御さんにとっては有り難いですね。また、お泊りもOKという施設もあるので、出張がある親御さんは検討してみてはいかがでしょうか。

東京近郊の民間学童保育サービスのHPです。ご参考までに。

おわりに

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保育園不足だけではなく、学童保育も不足しているということを知らなかった人も多いのではないでしょうか。核家族化が進む中、子どもを預ける場所の有無は共働き家庭にとって死活問題です。

今後、自治体による学童保育の数そのものを増やすだけではなく、預かり時間の延長や学年の制限が名実ともに撤廃されることが求められています。

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