働きながら子どもを育てることは、決して簡単なことではありません。大多数のワーキングマザーは、保育園探しだけでも大変な思いをしているのではないでしょうか。しかし、子育てと仕事を両立させる新しいスタイルとして、「子連れ出勤」を導入している会社があったのです。

マタニティ・授乳服メーカー「モーハウス」

出典 http://www.mo-house.jp

創業者である光畑由佳さんは、自身の出産を機にモーハウスを起業。「いつでも授乳できて、ママも外出しやすい服を作りたい!」と思い、手作りの授乳服を販売するところから、モーハウスは始まりました。

では、「子連れ出勤」はどんな流れで始まったのでしょうか?

自然な流れで始まった「子連れ出勤」

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モーハウスは、創業当時は近所のママ友が集まって仕事をするという、サークル感覚で始まったのだそうです。皆、幼い子どもを抱えていたので「子どもがいるから連れてくる」という、ごく自然な形で子連れ出勤は始まりました。

では、実際にオフィスの様子はどのようなものなのか、働く人たちの様子も含めて見ていきましょう。

実態は子どもがいない職場と変わらない

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「子連れ出勤と聞くと、仕事に集中できる環境なのか具体的なイメージが湧かず、大変そうに思われがちですが、子どもがいない職場と実態はさほど変わりません。デスク脇にベビー布団が敷いてあることくらいですね」

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実際に働いている方によると、赤ちゃんのケアをするものが置いてあるだけで、他はさして変わらないというコメントが…。

写真のように、基本的には布団に寝かせて、授乳のタイミングには授乳を、必要に応じておんぶしながら仕事をしたり、抱っこしながら作業というのがモーハウスのワークスタイルです。実際に店舗勤務のスタッフさんは、我が子を抱っこしながら接客をしています。

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授乳しながら会議、というのもこの会社では珍しくありません。

ところで、気になるのが勤務時間など。特に小さい赤ちゃんは、体調も崩しがちですから働くには大変なのでは?と思いますが、モーハウスでは次のような制度になっています。

雇用形態はわずかな例外を除き時給制のパートで、出勤時間は自由だ。出勤時間も退社時間も、自分…というより、正確には子どもの都合で決める。勤務中も、子どもが眠くてぐずれば、寝入るまで自主的に休憩だ。

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自由出勤とは驚きです。子連れスタッフの方は、勤務時間が短いのだそうです。その代わりに、スタッフの人数を多く雇用することで業務をカバーするというワークシェアリングを実践しているのです。また、状況に応じて在宅勤務をしたりすることも可能とのこと。

そして、子連れならではの問題も過去には起きていました。

やんちゃな盛りの3、4歳の子どもたちが、勝手に外に出て行ってしまったり、電話口で騒いでしまうこともあった。これらの経験から、1年前には「子連れ出勤は1歳2カ月まで」というルールを作った。

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自我が芽生えてきた子ども達は、とにかくやんちゃ。業務に差支えないように、連れて来れる子どもの年齢制限を設けたのです。これも大事な改善と言えますね。

とは言え、この子連れ出勤制度が成立しているのはお互いの業務や、子どもの様子などをしっかり共有しているからという点を忘れてはなりません。

働きたくても働けない、の打開策

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「会社の利益を追求すれば、子どもが1歳2カ月になった時点で優秀な人材を見送るのはもったいないと思うこともあります。ただ、そもそも弊社は事業の拡大を第一にはしていません。

それよりも、働きたくても働けないママたちをほんの一時でも外に連れ出し、社会復帰のお手伝いができればと思っています」

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モーハウスの人事担当・土田泉さんのコメントです。保育園が見つからなくとも、子どもと一緒に過ごしながら仕事も出来る、という環境はママにとっても赤ちゃんにとっても最高と言えるのではないでしょうか。

この子連れ出勤制度に対する意見も紹介します。

女性にとって、仕事と出産は悩ましい問題の一つですが、このように両立することが可能な施策のある会社が増えると、より働き方の選択肢も増えるのではないでしょうか。今後、子育てがしやすい会社がもっと増えるといいですね。

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