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春になり、新しいスタートラインと、これまでの自分の道のりを振り返ることも多いはず。これまでお世話になってきた人の顔を思い出してみると、その中に親や友人、学校の先生や、塾の先生など、色々な顔が浮かぶかもしれません。

冷静に考えれば、“先生”と思っていた人も、今の自分と同じくらいの年齢で、だとしたら、自分と同じように、悩んだりしていたのかもしれない。でも、悩みながらも、他の誰かの役に立てていたら素敵かも。そんな風に感じさせてくれる感動の動画を紹介します。

約1000件もの実話エピソードから選ばれた、2つの感動ストーリー

こちらの動画は、個別指導の学習塾として知られる明光義塾が、実話に基づいて制作したもの。この動画制作のために全国の明光義塾で働く講師たちから実話のエピソードを募集したところ、予想をはるかに越えた956件もの応募が集まったそうです。

出典 YouTube

今回、その中から選ばれた珠玉のエピソードを基に、明光義塾が実際に実写映像化。この動画は、2つのストーリーの本編に先立って公開された、ダイジェスト版となっています。

塾講師のドラマ、と聞くと百戦錬磨のスーパースター講師の話のようですが、そうではありません。普通の若者でもある講師たちが、自分たち自身ももがきながら、ひたむきに生徒と向き合っていきます。

涙を乗り越え笑顔で向き合った「紙をやぶく少年」

1つめのエピソードは反抗心をむき出しにし、講師に対して心を閉ざしていた少年の話。

答案用紙を破き、授業は居眠りをし…。そんな彼に女性講師はどうしていいか戸惑います。思春期の頃って、大人に対してなかなか素直になれないものですよね。

生徒からすれば大人といっても、塾講師は年齢的に若い人も多いので、まだまだ自分自身も悩みを抱えやすい状態。当然、見えないところで傷ついたり、涙を流したりすることもあったはず…。

そんな当たり前のようで気づいていなかったことに、このシーンを見てハッとさせられました。

それでもこの女性講師が諦めずに笑顔で接し続けた結果、少年が少しずつ心を開いていくのが、表情の変化からもわかります。

個別指導というスタイルは、講師にとっても生徒の様子を汲み取りやすいかもしれませんが、生徒からしても、講師の表情や熱量が細かく感じ取れるのだと思います。

学校よりも密にコミュニケーションをとれる距離感だからこそ、彼女の誠実な思いが伝わったのかもしれません。

最後の合格報告の場面では、少年は大粒の涙を流しながら講師に感謝します。

講師の女性は、当初のオロオロしていた時とは別人のような、凛とした表情です。

「無口な少女」とは文字で語り合う

もう1つのエピソードは、筆談でしかコミュニケーションをとりたがらない少女の話。

口頭で説明しようとしても、筆談での解説を求める生徒。講師の男性は最初こそ戸惑いを見せますが、「この子にあったコミュニケーションで」と考え、彼女のためにふせん解説ノートを作ります。

受験を乗り切るには、長い間モチベーションを持ち続けることが必要です。「わかりやすい教え方」よりも、「真剣に向き合い続けてくれる気持ち」の方が、生徒にとっては必要なのかもしれません。

実力派の制作陣が作りだす、クオリティの高さ

ストーリーだけでなく、映像のクオリティの高さにも驚きです。

制作スタッフは、きゃりーぱみゅぱみゅ『PONPONPON』や、ゆずのMVを手がけた高山宏司がプロデューサーを務め、映像監督はAIの『ハピネス』や東方神起のMVを制作した大久保拓朗、音楽は女性シンガーソングライター・コトリンゴが今回のために書き下ろすなどといった力の入れよう。

俳優陣も、映画『るろうに剣心』にて明神弥彦役を熱演した田中偉登(たけと)、映画『かぐや姫の物語』でヒロイン・かぐや姫の声優に抜擢された朝倉あきといった、注目のキャストが出演しています。

塾講師のイメージが“感動できる仕事”に変わった

この手の動画は、感動“風”につくられていることがほとんど。でもこの動画は、実話に基づいているせいか、この講師や生徒たちの間に本物の感動があったことが、見ている側にも伝わってきます。

そして、この動画を見ていて思い出させられたのは、「塾の先生」というのは学校の先生でもなく、ましてや家族でもないのに、自分に対して真剣に向き合ってくれる不思議な存在だったということ。

こんなにも自分のことを考えてくれ、応援してくれる。そんな存在に、とても勇気づけられていたことに、今になって気づきました。

きっと、そこに生徒たちは“卓越した指導スキル”よりも“どれだけ向き合ってくれるか”を求めていて、塾講師たちはひたすら真摯にそこに向き合ってくれていたのかもしれません。

仕事ですから、結果的に、報酬が発生するものではあります。でも、この塾講師たちは、報酬のためだけに働いているのではない。そんな仕事こそ、自分にとって価値のある仕事と言えるのではないだろうか。そんな風に、この動画を見て感じました。

そして、若いときにそんな仕事に携われることは…本当に幸福なことなのだと思います。

出典:YouTube

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