身近になった国際婚活

いまだ冷めやらぬ日本の婚活ブーム。言語教育の進化とインターネットの普及により、婚活にも国際化は進んでいます。昨今では芸能人にも国際結婚する人が増え、国際結婚を夢見る女性も少なくはありません。

また留学経験があったり、外国に憧れを持つ人にとっては結婚を機会に相手の国へ移住することに余り抵抗が無いケースもあるようです。

しかし、外国語を話せるのなら国境を越えた婚活も視野に入れることができますが、例え見た目が素敵な王子様でも乗り越えなければならない壁は日本人同士よりもずっと高く、離婚率は非常に高いのです。

国際結婚から約30年...ある京都出身女性のブログ

そんな国際結婚がまだまだ世間では珍しかった昭和の終わり頃、ある女性は日本で出会ったアメリカ人の男性と結婚、そしてアメリカへ移住しました。愛する夫「ハニー」、そして二人のお子さんとのほのぼのとしたアメリカでの日常を綴ったブログで読者に愛されている京女「おばちゃん」。

そんな彼女が明かした、結婚前に与えられた兄からの厳しくも思いやり溢れる「宿題」とは...?国際結婚したい!海外移住したい!そんな全ての女性に読んで欲しいおばちゃんのブログをご紹介します。

ハニーとうちが結婚したんは、1988年。
昭和がもうすぐ終わるという年でした。
うちは、当時22歳。

このブログのトップにも書いてあるけど、若気の至りと言うか、もっと世間を知ってたら国際結婚なんか、しいひんかったかもと思います。

ハニーとうちが結婚したんは、1988年。昭和がもうすぐ終わるという年でした。うちは、当時22歳。このブログのトップにも書いてあるけど、若気の至りと言うか、もっと世間を知ってたら国際結婚なんか、しいひんかったかもと思います。

今、あの頃のうちの年齢を超えてる、うちの娘を見ていてうちの親、よう許してくれたなぁ、と思いますわ。うちの娘も、言い出したらきかんとこあるからもしも、誰か連れてきて「結婚する!」って言い出したら、

結局は折れてしまうやろなぁ、とは思いますが。

出典 http://ameblo.jp

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*1988年(昭和63年)東京ドーム完成

うちはアメリカやイギリスなどの、英語圏の外国について普通の女の子並みの興味しかなかったけど(またはそれ以下)それでも、外国人とお付き合いとか、ましてや結婚なんて、当時はほんまにすごい事やったから、舞い上がってしもてたとこは、正直あります。

うちの両親も、突然の申し出に度肝を抜かれて、すこーし、平常心を失ったとこもあると思います。拍子抜けするくらいに、あっさり承知してくれました。

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でも、その時に、しっかり常識を持ってうちを現実問題と向き合わしてくれたんは、うちの兄でした。相手が日本人でも、娘が結婚するとなったら興信所頼んで、身辺調査をしても当然のところ。

そんな、馬の骨ともわからんやつの言葉だけ信じておめおめと嫁にやれるか、と自分が飛行機代出してもいいから、少なくとも、一度はアメリカに行って、向こうの家と、家族親戚を確認して来い、と。

そして、国際結婚についての法律を勉強しろと。当時は、それしか無かった?と思われる「国際結婚ハンドブック」を手渡されました。(うちがハニーと出会った頃は、国際電話もままならず、インターネットなんて、SFの世界に近かったと思います)

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うちらが結婚を考え始めたんは、1987年。その僅か、3年前までは、父親が日本人でなければ、子供は日本国籍が取れまへんでした。外国人の父親に認知されて、その国籍が取れへんかったらその子は無国籍になったんやで。

そんな、性差別の大きい不当な法律が、つい最近までまかり通ってたとはつゆ知らず、自分の無知さを恥じながらも、それが改正されて、自分らに子供ができたら、日本国籍を取れるようになってることに不謹慎にもラッキー、とか思っちゃいました。

でも同時に、なんか、自分の立場の危うさ、言うんかな?いつ変わるかわからんのかな、と言う不安も感じたのも確か。

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さて、婚姻について勉強し終わった後は、「離婚するとなったら、どうする?」「彼と死別したらどうする?」の質問。これから結婚する~!ってうかれてる妹になんちゅうこと聞くねん、


と思ったけど「あんたが(うちの兄には、あんたって呼ばれてました)もう無理や、離婚するってなった時に、(国際結婚の離婚率、めちゃ高いらしいし)国内やったらいいわな、相手が日本人やったらいいわな。

僕も助けてあげられるし、勝手も分かるわな。でも、アメリカに住んでて、相手がアメリカ人なら、どんな法律が絡んでくるか、ちゃんと知っとき。どう身を振るつもりか、考えとき。

子供が生まれたら、子供の国籍は?離婚したら、子供はどうなる?死別したら?国際結婚みたいな、ややこしい道選ぶんやったら、それくらいの事は、前もって考えとき。」って。

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出来る範囲で調べました。ハニーとも話し合いました。はじめは変な顔されたけど、これからアメリカに移って、一から生活を始める、うちの事を考えたら当然の心配やと、彼の親にも相談して、色々話し合ってくれました。

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あれから、30年近くが過ぎました。うちには理解出来ひんけど、ハニーは、一度も離婚を考えたことはないと言い切りますねん。うちは、何度もあります。思い止まって良かったと思ってますけど、何度もあります。

そして、ほぼ常時、例え夫婦仲が上手くいっててらぶらぶに暮らしている時でも今離婚したら子供はどうする?親権を争ったら、どちらが有利?ハニーに何かあったら、子供達とアメリカに残るか?それとも日本に帰るか?

残るなら、どうやってアメリカで生きていく?と、頭の片隅でシュミレートしながら、生きてきたと思います。いまは、離婚は考えられまへんが、ハニーに何かあった時は、どうしようと、随時考えてますねぇ。

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うちは、そう言う事を聞いてくれた兄がいて、ほんまに幸せ者やったと思います。うちのブログは、きっとすでに結婚してはる幸せな読者さんが大半やと思いますけど今、恋愛中の方がいらっしゃったら、

ちらっと、考えてみてくれはったらな、と思います。結婚観、離婚観、きっちり話し合って下さいね。

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雑誌やテレビだけでは分からない国際結婚の現実

このおばちゃんの記事は、国際結婚経験者、そして国際結婚に憧れる女性から大きな反響を受けています。結婚前は全てがバラ色で、その後の現実について冷静に考えられる花嫁はなかなかいないでしょう。

インターネットが普及している今と違い、手探りで情報収集しなければならなかったおばちゃんの苦労は計り知れません。しかしどんなにネット上で知識を集めてもやはり実際に経験してみなければ分からないのが現実。かと言って、慎重になり過ぎてせっかく出会った運命の人とお別れするのは悲しいですよね。

日本人同士、国内で結婚しても乗り越えなければならない試練があるのは同じことですが、国際結婚となるとその障害は更に大きくなります。一度国外に出てしまったら、いざという時に頼れるのは自分だけ。けれどこうして自らの経験を通して温かい助言をしてくれるおばちゃんの様な人の存在はありがたいものですね。

うちには、離婚も死別も経験はありまへん。でも、結婚期間が長い分、そして、その前半部分が、ネットの発展前やったこともあって多くの国際結婚のカップルにお会いし、

お話を聞く機会がありました。今と違って、情報が溢れすぎて、どれが本当か分からない、と言う悩みは無かったけどどこでどう、情報を手に入れていいのか分からない。

噂で、離婚してシンママしてる方がいると聞くと、直接電話して、お話を伺えませんか?と聞くしか無かった時代。(うちの知り合いが、実際そうして情報収集してました)お金がかかっても、はじめから弁護士に相談したり、直接役所に行って相談するしかない、と言う悩みはありました。

(うちも、ハニーが大使館通ってくれました)そう云う時代を過ごしたから、ついつい、お節介になってしまうのかも知れまへん。ブログに書いたように、うちを思う兄の気持ちを、当時はうざいとも思いました。

でも、調べていくうちに、そして、結婚してから折りにつけなんと有難い言葉やったんやろうと、しみじみ思います。なので、ここでも時々、お節介な京都のおばちゃんになりますので、温かい目で見守ってやってください。

「おばちゃんは一言多い」って、周りからずっと言われてんねん。へへ

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