東京ディズニーリゾートの春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」、この4月2日から始まりましたね!

イベントは6月23日までずっと続くそうですが、本場ロサンゼルスのディズニーランドでは本来のキリスト教の祭日に忠実に4月5日のイースターでイベントが終わってしまうんです。

うーん、東京が羨ましい!

ところでディズニー・イースターのホームページをご覧になると、「ボンネット」「エッグハント」「イースターバニー」など、イースターならではのキーワードが出て来ます。

キリスト教の祭日なのに、全然関係なさそうな必須アイテムがあるのはなぜ?と聞かれた時に、知っているとちょっと嬉しいトリビアをご紹介します。

1. なぜ「イースター」というの?

日本語では「復活祭」と訳されているイースターは、処刑されたキリストが3日目に復活したことを祝する、キリスト教において最も重要な祭日とされています。ただ、イースターの呼び名の理由は諸説あり、まだ確定はしていません。

キリスト教が広まる時、その地に根付いている土着信仰のアイテムや祭事を取り込んで人々に受け入れやすくするのが常で、アングロサクソン系の人々が春の訪れを祝う祭りがあったところから、春の女神の名エオストア(Eostore)から来ているという説があります。

また「東」という意味のイーストから来ているという説もあります。キリスト教において「東」には特別な意味があるようで、教会を建てる時の方位にも決まりがあり、また聖書の中でも頻繁に出て来る方角です。

地形的な制約がない限り、基本的には東向き(アプスが東側に位置し、扉口が西側になる)に建築される。人は教会内で東方向に歩んでいく。

出典 http://deo.o.oo7.jp

イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、

「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」。

出典聖書:マタイによる福音書第2章1〜2節

ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子(キリスト)も現れるであろう。

出典聖書:マタイによる福音書24章27節

太陽が上る東の方向は様々な土着信仰において特別な方角でしたが、キリスト教もその影響を多分に受けているのでしょうか。

2. なぜ卵なの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

ディズニー・イースターのホームページには「ボンネット&エッグハント」というゲームがあります。

サイト内のページに隠された帽子や色付き卵を探していくものですが、イースターの前日や当日のミサの後に広い芝生のあちこちに茹で卵を隠し、子供達に一斉に探させるエッグハントは、アメリカだけのものだそうです。

古来からいのちの象徴だった卵がキリストの復活と結びついたのかもしれませんね。

ディズニー・イースターではラリー形式で卵を探す「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」に参加することが出来ます。

受付で台紙とシールを購入し、パーク内で卵を探し、ゴールで答え合わせが出来るとプレゼントがもらえるそうです。

楽しそう(^^)

ちなみにホワイトハウスでも毎年恒例でイースターに子供達が招かれますが、エッグハントではなく、スプーンで茹で卵を転がして競争するエッグロールだそうです。

3. なぜウサギなの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

ウサギは多産の象徴で、キリスト教ではよく使われていたシンボルだそうです。神様の言葉が「生めよ、増えよ、地に満てよ」ですから、子だくさんは良いことでした。

春とともに良運を運んで来るイースターバニーでしたが、アメリカではいい子供にはイースター・バスケットという駄菓子や駄オモチャが詰まったバスケットを持って来る、サンタさんのような存在になっています。

またイースターバニーがエッグハントの卵を隠して行くということになってしまったので、小さい子供がウサギは卵を産むと思い込んでいることも珍しくありません。

4. なぜボンネットなの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

An Easter bonnet represents the tail-end of a tradition of wearing new clothes at Easter, in harmony with the renewal of the year and the promise of spiritual renewal and redemption.

イースターのボンネットは新しい年を迎えるにあたり衣服を整えることで、罪を償い気持ちを新たにするという意味を表しています。

出典 http://en.wikipedia.org

日本人が新年に新しいきものを仕立て下ろしで着るという気持ちと同じだったんですね。昔の西洋では正装には帽子が必要でしたから、貧しくて服が新調出来なくても帽子ぐらいは新しくしたのだと思います。

5. なぜパレードなの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

ディズニー・イースターでは「ひみつのイースターガーデン」で1日に2、3回、ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム・パレードがあります。

どんなお祭りでもパレードが出るアメリカですが、イースター・パレードは特別。アメリカ各地で行われるなか、特に有名なのがニューヨークの5番街のものです。

もとはキリストがエルサレムに入る時に信者が付き従ったことから来ているそうで、特にイースターには欠かせない行事なんですね。

6. イースターのお決まりの食べ物は?

出典 http://www.salad-in-a-jar.com

ディズニー・イースターではスペシャルメニューが美味しそうですね♡昔ながらのイースターで作るものというと、まず頭に浮かぶのはスタッフド・エッグです。

今はエッグハントには卵形のプラスチックのケースにお菓子や小さなオモチャを入れて使いますが、昔は正真正銘の茹で卵。

昔は子だくさんでしたから、かなりの量の卵を用意したはずです。それで大量のスタッフド・エッグを作ったのよと、中西部の農家出身の義母が教えてくれました。

なるほどです。

そしてイースターといえば保存食のハムをメインにしたディナー。それも農家出身の義母に言わせると、春は出産の季節だから、大事な家畜を食べるわけに行かないから、と。

ホンモノの自給自足経験者ならではのコメントです。

世界中のイースターにはそれぞれ特別なお祝いのための食べ物やデザートがあり、ラム肉を食べる風習のあるところがかなり見受けられます。

遊牧民が多く登場すること、また「まよえる子羊」という言い方があるように、聖書の中には羊に関連した言い回しがたくさん出て来ます。

それだけ身近な家畜だったのでしょう。

少しですが、こちらに世界のイースターのご馳走を特集したページを見つけました。

7. イースターバニーはなにをするの?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

さて、イースター・バニー。

存在が大きいのに子供に見つからないようにイースターバスケットを置いたり、茹で卵を隠したり、目立たないですよね。

なーんて、そんなことはありません。

アメリカではイースター・バニーは、クリスマスにサンタクロースと一緒に写真を撮るのと同じような感じで、子供と一緒に写真を撮るという大仕事があるんです。

ところがウサギのはずなのに、可愛くないので有名。というより、着ぐるみの顔が何気に不気味なので有名なんです。

上の写真のおじさん達も相当ヘンですが、それどころではありません。

怪し過ぎるバニーとの写真のまとめがありますので、お時間があったらご覧になって下さい。

日本の着ぐるみ作成技術の素晴らしさも再認識できます。

いかがでしたか?

ちなみにイースターには男の子も女の子も特別に春らしい正装をするので、春色のワイシャツ&ネクタイや、花飾りがついたフワフワのワンピなんかがたくさんセールになっています。

ディズニー・イースターにいらっしゃる時は、ぜひ春色のよそおいで、素敵な帽子をかぶって楽しんで来てくださいね!

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