40年以上「男性」として生活し続ける女性

出典 http://english.alarabiya.net

エジプト人の女性シサ・アブ・ダウーさん(65)。

彼女は1970年代から40年以上も性別を偽り「男性」として生活を続けている。

それは彼女がトランスジェンダーや性同一性障害だからといった理由では無い。

身ごもった娘のために男性として生きる事を決意。

出典 http://www.breitbart.com

1970年代、21歳で子供を身ごもっていたシサさんに不幸が訪れる。

シサさんの夫が亡くなってしまったのだ。

最愛の夫を亡くし、お金も無かったシサさん。

娘を養うため、周囲から再婚などを勧められるもののシサさんは働く事を決意。

しかし当時のエジプトでは男性に混じって女性が働く事は難しい事だった。

仕事を始めた当初、伝統を乱す者として周囲からは辛辣な言葉を浴びせられたり、嫌がらせをされる事となってしまう。

そこでシサさんは、まず見た目を「男」と装う事で自分を守り、仕事をしやすくしようと考えた。



「私は、道で物乞いをして家族を養うよりも、ブロックやセメント袋を運んだり、靴磨きの労働をする方が好きです。だから、男性社会の中で自分の身を守るため、伝統に反する者とみなされて標的にされるのを避けるために、男性になることに決めました。」

出典 http://www.odditycentral.com

家族のために男性として働きつづけた

出典 http://www.independent.co.uk

それからというものシサさんは男性として懸命に働き続けた。

「私は娘のためなら、何だってしました。それが生活費を稼ぐ唯一の方法だったんです。私は読み書きが出来ません。他に何が出来るというのでしょう?」とシサさんは語っている。

それは実に40年以上も…。

出典 http://time.com

シサさんは娘さんを立派に育て上げた。

その娘さんも結婚する事となった。孫が出来るという喜びもあった。

しかし不幸は再び訪れる。今度は娘さんの夫が病気で働く事が出来なくなってしまったのだ。

娘を自分と同じ境遇にさせたくないという思いから、シサさんは娘さんとお孫さんの為に今でも男性として働いている。

「働く女性の模範」として一国の大統領の心も打つ

出典 http://the-daily.buzz

このシサさんの強い生き方はメディアでも報じられる事となる。

そしてそのニュースはエジプトの大統領も耳にする事となった。

そして彼女は大統領から直接祝福を受ける事となったのだ。

AFP通信によると、アブ・ダウーさんは3月22日、エジプト大統領の官邸で行われた式典で受賞式に臨んだ。官邸で彼女はシシ大統領と面会し、賞金として約6500ドルを受け取った。受賞式の間、彼女は伝統的な男性用ローブとターバンを身に付けていた。

アブ・ダウーさんは、「働く女性の模範」として大統領から称賛された。

出典 http://www.huffingtonpost.jp

これからも男性として生きる事を決意

出典 http://www.thetimes.co.uk

娘のウダさんは「私の母は、今でも家族を養っています」と語った。「母は毎日、ルクソールの駅で靴磨きをするため午前6時に起床します。母は年をとったので、私が仕事道具を運びます」

出典 http://www.huffingtonpost.jp

自分は男性用の服を着慣れているから、残りの人生も男装して過ごすつもりだと話した。「私は、男性の服を着て死ぬと決めました。私は男性の服を着慣れています。これが私の人生のすべてであり、離れることができないのです」

出典 http://www.huffingtonpost.jp

彼女の生き方は多くの人の心を打った。

当時の苦労は大変なものであっただろう。

しかし今では周囲の理解や協力もある事であろう。

何より、仕事を手伝う娘さんと、愛するお孫さんが側にいる。

皆何かの為、誰かの為に働いている。

それを強く考えさせてくれる男性として生きる女性の生き方でした。

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