たった10秒で撮影される真空世界の一瞬

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人間が真空空間に。

なんとも不思議なこの写真。実際に真空状態を作りたった10秒でその世界を撮影しているそうで、国内ばかりか海外でも話題になっています。

国人が日本に観光に来た際、まるで観光名所を訪れるかのように、ハルに連絡し、俺たちも撮ってくれと撮影の依頼をするなど、口コミで密かに噂になっているという。

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撮影方法は真空空間を作ることから始まる

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特に珍しい技法があるわけでもなく、見たまま、真空の空間を掃除機で作ってから撮影するそうです。

撮影できる時間は10秒。とても10秒で撮ったとは思えません。

実際には、布団圧縮袋に入ってもらって、業務用の掃除機で空気を抜いていくんです。だいたい、2分くらいで抜け切るんですけど、そしたら、そこからは時間勝負です。なんせ息が止まっている状態ですからね。なんならカメラを構えてから10秒です。

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確かに。時間勝負ですよね。「もうちょっと」は危険なわけで、カメラマンもモデルもまさに「一瞬」の戦いです。

それ以上は危険なんで、シャッターを一回押したら、すぐに空気を抜いて。それを3回繰り返して、その中でもグラフィカルで面白いものを作品としています。布団圧縮袋も今では完全特注で作っています。

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布団圧縮袋って特注で作れることに驚きました。まさか、布団圧縮袋メーカーさんも人を入れるとは思わなかったはず。

撮影のプロセスを映した動画もあります

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コンドマニアが提唱する「安全なセックス」というメッセージを届けるだけではなく、ひとりでも多く望まない妊娠をなくしたり、ひとりでも多くの人に安全なセックスをしてほしいという社会的な課題に対して貢献したいという想いがありました。

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「包まれたカップル」キャンペーン用に撮影されたポスターと動画。メッセージ性も色濃いです。

フォトグラファーはカップルを撮影し続けているHALさん

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グラフィック制作の会社に勤務するフォトグラファーでありながら、今回紹介した写真集のように、フリーの作家としても活動する異色のアーティスト。パリフォトやブックフェアなど海外の作品展にも積極的に参加する。

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もとはカーエンジニアを目指したものの、ひょんなことから大学の工学部を卒業した後にフォトグラファーへの道を歩み始めてしまった彼が一貫して挑んできたテーマは極めてシンプル、「男と女の愛」だ。

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「愛」や「密着」をテーマにした作品が多いことがHALさんの特徴かもしれません。そのこだわりが見える作品が多数あります。

真空じゃない作品も素敵です

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この作品に見惚れました。「根性無し」の一言に一目惚れです。

バスタブでの「密着」

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時々見えるブルーが目を引きます

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バスタブでの密着とは思えない1枚

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オレンジのジャムがかけてあるそうです。すごい芸術性ですね。

大切なものを全て包み込んでしまった作品も

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奏でるものをたくさん詰め込んだ一枚。これだけたくさんの物が真空パックになっているのに、色の散りばめ方が美しいです。

こうしてコンバイン(結合)させて出来上がった被写体が袋の中でどのような構図を保持しながら縮んでいくかは、偶発性に大きく左右される。顔がどのように歪み、事物がどのように張りつき、全体の輪郭がどのような形をなし得るか。それは実際に空気を抜いてみるまで分からないのである。

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HALさんの感性と、カメラマンとモデルの信頼関係だけが映し出せる僅かな世界なのかもしれません。

信頼感あってこその作品ばかり

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モデル同士が本当にカップルであることを大切にしているというHALさんの作品。
信頼感あってこその撮影ですね。

撮影後に距離が変わったというカップルも

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カップルの距離が近くなり酸素のない状況を共に経験することで、より親密になったと感じたようです。辛いとか大変な経験という感じはなく、むしろこの撮影でお互いを非常に近く感じ、その気持ちはずっと続くものだとも思われたようです。

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あの空間を体験した二人にしかわからない感覚があるのだと思います。

作品を見ていて、海外の方が撮影して欲しがる気持ちが少しわかったような気がします。「2人だけ」の空間を感じること、その瞬間を撮影することに惹かれてしまうのでしょうね。

個人で真似するのはもちろん危険ですが、HALさんがまたモデルを募集したら応募が殺到しそうだなと思いました。

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