お笑いタレントの域を越え、今ではさまざまな番組の司会もこなす有吉弘行さん。彼をテレビで見ない日はない程に大活躍されていることは言わずもがなです。

自身のことを「二発屋」や「プロ一発屋」と称しているように、過去に猿岩石としてヒッチハイク企画で大ブレイクしたものの「一発屋」のごとく消え去り、また再ブレイクを果たした希少なタレントさんでもあります。

ヒッチハイクバブルで月収2000万!

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NTV・電波少年のヒッチハイク企画直後、バブルブレイク時の月収は最大で2,000万円。その数年後には月収ゼロに転落し、更に続いて行く暗黒時代。一瞬の天国と、その後長く続く地獄を、身を持って体験した有吉…

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仕事がなくなる前に彼の通帳には約7000万円ほどの預金があったにもかかわらず、仕事もなくなり前年の税金も一気に引かれあっという間に4000万程に。

ここからの転落は著しく、数年間仕事が一本もない時期が続きました。

一瞬の天国から先の見えない地獄へ…

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仕事が減って給料が歩合制になって、ギャラが一桁になって、月7~8万のギャラが何ヶ月か続いた頃、「そろそろ給料がゼロになるよなぁ…」って思ったときに僕、「自殺しょうかな…」って思いました。

「もうこのまま仕事が減っていって、もう上にあがる目はないな、どんどん下がっていく一方だな…」って考えると、行き着く先は「ホームレスか自殺かしかないよな」って思ったんですよ。

出典お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 より引用

4000万円もあった預金も家賃を支払うために切り崩し続け、1日1食しか食べず、日々250円で過ごしていた有吉さん。未来が見えない不安と葛藤しながらも、アルバイトは「猿岩石の有吉がバイトしてる」と思われるのが嫌でできなかったのだそうです。

そんな完全なる転落人生を歩んでいた有吉さんにもやがて転機がおとずれます。

「おしゃクソ事変」

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2007年の8月23日に放送されたテレビ朝日系の『アメトーーク!』において、有吉弘行が品川祐のウザイ芸風を揶揄したアダ名として「おしゃべりクソ野郎」と命名したことが始まり。

この「おしゃべりクソ野郎」は大きな話題となり、他の番組などでも取り上げられ、その後有吉は毒舌で他人にアダ名を付けるキャラとして再ブレイクしていくきっかけともなった。有吉本人はこのことを『おしゃクソ事変』と呼んでいる。

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仕事が全く無くなったドン底時代を経験した彼だからこそ言える「毒舌」だけど核心を突いた発言が、多くの人たちを魅了し再ブレイクにつながりました。

そんな「毒舌」イメージの強い有吉さんですが、彼の後輩からは有吉さんについて意外な言葉が並びます。

「吐き気をもよおすほどの人格者」

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有吉さんがかわいがっている後輩のアルコ&ピース・平子さんは、有吉さんのことを「吐き気をもよおすほどの人格者」だと言います。

昨年12月に行われた『THE MANZAI』決勝では惜しくも3位だった、アルコ&ピース。大会後、有吉は彼らを連れて六本木の高級寿司店を訪れたそうだ。店に着くなり有吉は開口一番、「優勝以外は全員負けだ」と彼らに冷水を浴びせた。

アルコ&ピースの2人にはこの結果に満足せず上を目指してもらいたいと、有吉らしい期待を込めての言葉だったのだろう。そしてテーブルに運ばれてきたのは、シャンパンであった。

いつもはビールから始める有吉に、店員は「今日はどうかされたんですか?」と訊ねる。すると有吉は、もの凄い小さな声で「今日ね、お祝い」と答えたという。

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普段の毒舌キャラとは名ばかりの「愛のかたまり」だと後輩に表現される有吉さん。

こうした可愛がっている後輩らと飲む機会があると、必ず有吉は今日までの自分の経験を踏まえた助言を行うそうだ。

「お前らにはこれから細かい仕事が、いっぱい入ってくる」とし、中には馬鹿馬鹿しい仕事やギャラが安いわりには拘束時間が長い仕事など、気が進まないものもあるだろう―と。

だが、「ひとつひとつ、絶対に手を抜くな!」と強く諭すのだ。その理由は、“絶対に誰かが見ていて、後々の仕事に繋がるから”だという。

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「ひとつひとつ、絶対に手を抜くな!」

有吉さん自身も「仕事を選ばず、受けた仕事は絶対に手を抜かない」ということを前々からおっしゃっていましたが、有言実行している彼だからこそ、後輩に慕われ、この言葉の意味が響くのだな…と思っていたら、実はこの言葉、有吉さんもかつてある先輩芸人さんに言われていました。

有吉弘行さんがアメトーークの活躍で2度目のブレイク後、内村さまぁ〜ず(第42回MCへの道トークパラダイス)に出演。そこで「僕が今やるべき事は?」という質問をぶつけたときに、ウッチャンはこうアドバイスしました。

内村「あの、有吉さんは今、キテると思いますから、1個1個大事にしていくんです、仕留めていきましょう」

有吉「1個1個」

内村「1個1個の仕事を仕留めていく」

有吉「(これまでの自分のMCっぷりを振り返り)今日のようなことがないように」(内村笑)

内村「仕留めていくことです、確実に」

有吉「(真剣な顔で)分かりました…」

ちゃんと準備をして、確実に目の前の仕事を仕留めていく。それを積み重ねていくことで、出川哲朗の座右の銘「人は一生懸命頑張ってれば、必ず誰かが見ててくれる」のように、大きなチャンスが訪れるし、それを見逃すことも無い。お笑い道にショートカット無しですね。

出典 http://notei.hatenablog.com

ウッチャンナンチャン・内村光良さんの言葉でした。有吉さんいわく、「リスペクトレベルが違う」と言い放つほどに、内村さんは尊敬してやまない先輩のようです。

「僕が今ここにいるのは内村さんのおかげです。内村さん、愛してます」

出典 http://ameblo.jp

内村プロデュースで大活躍だった「猫男爵」。劇団四季のCATS風のメイクをして芸人さんの家を荒らすような傍若無人ぶりがウケたキャラクターでした。

今、僕が芸人を続けられているのは、「内P」のおかげです。まったく仕事がない時期に、「内P」だけが僕のこと呼んでくれたんで、なんとか芸人を続けていられたんです。

僕の中では、「内Pで再デビュー」みたいな気持ちだったんですよ。

出典お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 より引用

日テレの特番でも「僕が今ここにいるのは、内村さんのおかげです。内村さん、愛してます」と突然の告白をして周囲を困惑させた話は有名です。毒舌で知られる有吉さんも、内村さんの悪口だけはどうしても出てこないそうです。

先輩の教えを受け継ぎ、それをまた自分の後輩へと説いていく…素敵な言葉のバトンだと思いました。

Twitterも深イイ

言葉のひとつひとつに説得力があって奥深い…有吉さんの達観した発言にはとても温かみが感じられます。

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