配偶者を通して毒親という存在を知り、その恐ろしさと罪深さには本当に憤りを感じたため、2回に渡り書かせて頂きました。

完結編として、そんな毒親からの被害を軽減し、私が実際にしてきた完全に切る方法を書いていきます。

実際にはなかなか難しいことも、参考にして頂ければ幸いです。

1、一切の付き合いを絶つ

すべてはこれに尽きます。

こちらから『親子の縁を切る!』『もう連絡はしないでください』などとはっきり伝え、お互いの家の行き来なども完全にやめるのが一番です。

毒親は思い通りにいかないと『縁を切る』などと脅してくるパターンが多いですが、数日も経つとしれっと連絡してきたりします(うちもやられました)。

こちらから拒否するのはかなり効くようです。

2、配偶者や配偶者家族の理解を得る

既婚者にとってはこれはかなり重要です。うちも、まず私が『常識外れで有害な親』と理解するまでに何年も掛かりました。

私自身は常識的で良い両親に育てられてきた為、自分は勿論、兄弟や親もまず通常の付き合いをしようと考えます。毒親というものの存在を知らないからです。

夫本人は説明していたようですが、普通の常識の親を持つ人には、かなり徹底して過去の実害を挙げて伝えないと伝わりません。

結婚となると配偶者の家族や親類も絡んできますから、親類同士の付き合いや孫など、被害が拡大したり、絶縁のタイミングを逃しやすいのです。

まず配偶者、そして配偶者の家族と、『付き合わない方がいい相手である』ことをしっかり実害を添えた説明が必要だと感じます。

3、郵便物の拒否

これは、現状においては郵便局では拒否設定ができない為、こちらの住所を知っている限り止めることはできません。

ただ方法としては、届いた時点で開封せず、『受取拒絶』と書いた紙に押印か署名をして郵便物に貼り、投函もしくは窓口に持ち込むだけで返却されるというやり方があります。

その際、紙は剝がれる素材のものにすること。やや大きめの付箋紙などで良いと思います(逆に簡単に取れないことにも注意!)。郵便局ではこの『受取拒絶』の紙だけ剥がし、送り主に返送してくれます。

これは架空請求などにも応用できるので、知っていると便利ですよ!

郵便物等に下記事項を記載したメモ、付せんを貼り付け、配達担当者にお渡しいただくか、郵便窓口にお持ちいただくか、郵便ポストに投函していただければ差出人さまへ返還します。

「受取拒絶」の文字

受け取りを拒絶した方の印を押印又は署名を記載

出典 http://www.post.japanpost.jp

4、電話番号の変更や拒否設定

携帯会社によって設定やサービスは異なりますが、毒親や実家の番号を拒否設定してしまうんです。固定電話も機種や電話会社で異なりますが、設定や電話番号を変えることに支障が出る場合は、ナンバーディスプレイなどを便利に使って出ないなどが一番です。

深夜の迷惑電話が多い場合は、時間設定で一定の時間帯は着信そのものを止める機種があります。

メールも同様なので、ご自分の契約している電話会社やプロバイダなどのサービスで上手く利用できるものを調べて使うと便利です。

5、改姓する

上記の方法までで被害が無くなれば一番良いのですが、中にはそれでも執着する毒親がいます。また、虐待の過去に囚われ、親と同じ氏を使い続けることが苦痛であったり、付き合いをしない事で嫌がらせがエスカレートする、なんて場合もあります。

そんな時には使用している氏を変えることも可能です。

方法としては家庭裁判所で、まず『改姓申立て』の書類を貰います。費用は、2,000円〜3,000円程度。これは、裁判所からの書簡を送る為の郵送費と申立て書類に貼る印紙代などです。

地域や申立て人数によって異なるようなので、詳しい費用は居住地の家庭裁判所で確認してみるのが確実です。参考までに我が家は夫婦で2,600円ほどでした。

これに申立て人の戸籍謄本などを取る費用がかかりますが、いずれにしても低額です。後日裁判所から『回答書』が届くので、さらに詳細な説明や資料を添えて返送します。

問題は毒親の実害をどこまで伝えられ、改姓が必要と認められるかということですが、これは裁判官によってさまざまだそうで、書類でOKの場合もあれば、裁判所にてさらに説明を求められる事もあります。(我が家が今ここ)



《2015年4月21日追記》
先日氏の変更の審議の結果を頂き、改姓できることが法的に認められました。当然原因である夫の実家には伝えていませんが、これだけで劇的な変化がありました。

◎夫が解放されて仕事も上向きになった
◎夫が楽になり、家庭内がより明るくなった

幼少期から苦しんでいる方は、関係性が絶たれるという安心感は本当に大きいようです。悩んだ末でしたが、本当に良かったと感じています。
後は引越してしまえば更に完璧です。

氏の変更許可

やむを得ない事情によって,戸籍の氏を変更するには,家庭裁判所の許可が必要です。やむを得ない事情とは,氏の変更をしないとその人の社会生活において著しい支障を来す場合をいうとされています。

出典 http://www.courts.go.jp

6、引越し、住所を一切知らせない

5以降は、かなり酷い毒親を持つパターンですが、これに尽きると思います。我が家は改姓後にこれを計画しています。

戸籍などを調べられたら終わりかも知れませんが、まずは簡単に辿り着ける手段は一切絶ってしまうのが一番だと思います。ほころびが出るとまずいので、毒親と繋がっている人も一網打尽で切ります。

でも、毒親と親しい人って多くは似たようなタイプなので、付き合う必要性は感じない場合が多いのではないでしょうか?

【まとめ】最後まで、毅然とした対応をする

幼少期から暴言や暴行などの虐待を受け、心に傷を負わされた者に対して介護や老後の世話などで心を砕く必要性は私は無いと思います。子供は親の便利な道具ではありません。

まずは自分の幸せを第一に考え、親からの介護要請や生活支援には一切拒否する毅然とした心が大切です。

ただ、そんな親が亡くなった際の実家や財産などの処理は大人としてしっかり対処して欲しいと思います。

毒親が生前住んでいた家を荒れ放題で放置している例を知っていますが、例え相続を放棄しても空き家の管理などの義務は発生するようですし、関係の無いご近所の方にまで迷惑をかけるのはまた別だと思っています。

事前に行政に相談したり、業者を使って処分するなどいろいろ方法はありますし、放棄前に慎重に考え、死後まで苦しめられることのないように注意して欲しいと思います。

相続放棄をした場合、所有者の死亡により空き家になってしまた実家の管理義務はどうなるのでしょうか?

そのような場合の規定が民法940条に以下のように定められています。

『相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない。』

出典 http://www.akiya-akichi.or.jp

相続人全員が相続放棄を行った場合、相続放棄を最後に行った、最終順位の相続人は、相続財産を自分の財産と同じような意識をもって管理する義務があります。

出典 http://www.tokyo-souzokuhouki.com

最後に…

我が家が結婚後、夫の毒親から受けた被害は相当です。一番大きなものは子供を持てなかったこと。次に離婚寸前になるほど、嘘の情報で夫婦仲を壊されたこと。家購入を妨害されたことなどです。

夫に至っては幼少期から学生時代に至るまで、実際の暴力も含め相当な心の傷を受けており、酷いトラウマで社会に出ても影響してしまう部分もかなりありました。これ、他人なら相当な犯罪被害です。

親だから仕方ない…という概念や風潮はまだまだ多いですが、親であっても何らかの罰を受けるべきだと考えていますし、周知して欲しい事だと感じています。

この記事を書いたユーザー

石井ロージー このユーザーの他の記事を見る

音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

得意ジャンル
  • マネー
  • 動物
  • おでかけ
  • 恋愛
  • 美容、健康
  • ファッション
  • キャリア
  • 音楽
  • 社会問題
  • インターネット
  • 広告
  • カルチャー
  • エンタメ
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス