出典 http://www.gettyimages.co.jp

紅茶ブランドとして有名なリプトン。そのリプトン社の直轄店舗を日本で創業した故・福永兵蔵氏の遺産をめぐり、嫡出子と婚外子の間で10年に渡り骨肉の争いが起きていると報道されました。

出典フジテレビ「とくダネ!」より

婚外子である城生真里さんは、メディアのインタビューで次のような発言をしています。

真里さんによれば、遺産の総額は推定30億円だという。しかし、兵蔵さんの死後、義兄から届いた書類には、婚外子であることを理由に、真里さんの受け取る遺産額を78002円とすると記載されていたのだそうだ。

出典 http://news.livedoor.com

婚外子とは言え、同じ父の子どもなのに嫡出子と同等の相続が出来ないのは納得がいかないということで、異母兄弟と相続をめぐって今も裁判をしているのです。

「遺産相続なんて富裕層の話」と思う人も多いかもしれません。しかし、この問題は決して他人事ではなく、誰の身にも起こり得ることなのです。

そこで今回は、嫡出子と婚外子の相続について紹介したいと思います。

嫡出子と婚外子の違い

出典 http://www.gettyimages.co.jp

嫡出子と婚外子の大きな違いは、両親が法的にどんな関係なのかという点でした。

両親が婚姻届を提出した夫婦の場合は嫡出子とされ、内縁関係であったり事実婚の関係の場合は、婚外子とされます。

両親が婚姻届を出していないことで、子どもの相続が不利になる法律もかつては存在しました。

認知されていれば、相続権がありますが、財産の法定相続分が嫡出子の半分となるなど、嫡出子と比較し、不利益を被る可能性があります。認知がない場合、相続人になる資格がないため、相続権は認められません。

出典 http://xn--pqqy41ezej.com

この法律は相続できる財産に差が生まれるというものでした。

しかし、同じ親の子どもなのに相続できる財産に差が生まれることを違憲とする判決が、平成25年9月に最高裁で下されたのです。

法改正で相続権が同等に

出典 http://www.moj.go.jp

この判決により、平成25年12月5日から民法の一部が改正され、嫡出子も婚外子も同等の相続となりました。

※嫡出子と婚外子の相続権が同等とされるのは、平成25年9月5日以後に開始した相続です。しかし、9月4日以前に開始された相続であっても、裁判や話し合いでいくら相続するかが確定していない場合は、婚外子も嫡出子と同じ相続権を求めることが出来るそうです。

あくまでも婚外子が相続できる鍵は、認知されているかという点です。この認知には、既婚者が難色を示すような事実がありました…。

知らない間に認知されているケースも

出典 http://www.gettyimages.co.jp

認知をすることによって、婚外子でも相続権を得ることが出来るわけですが、認知の事実が配偶者には知らされないという点です。

仮に夫が、妻以外の女性との間に生まれた婚外子を認知したとしても、妻にその事実は公的機関から知らされないのです。

実際に、妻が知らぬ間に夫が婚外子を認知していた、というケースもありました。

探偵に夫の戸籍を取れば認知してるかどうかわかると言われ、戸籍を取ったら昨年の6月に子供が産まれ同時に認知していました。

出典 http://oshiete.goo.ne.jp

先日、夫に認知が完了した通知が届き、私がそれを見たことで発覚しました。もう、パニックで。どうしたらいいかわかりません。

出典 http://okwave.jp

これらのケースは、夫が生存中に発覚したケースですが、亡くなった際に認知した婚外子が名乗り出てくるというケースもあるのです。このようなケースの場合は、嫡出子にとっても、筆舌に尽くしがたい状況となるのではないでしょうか。

既婚男性が行う認知に関して、その妻の同意等は不要です。

出典 http://www.furin-office.com

子どもの権利とは言え、妻の知らぬ間に認知が出来てしまう=子どもが知らないところで兄弟が増えている、とも言えるのです。

認知した際に、妻に通知すべきではないかという意見も見られました。

この嫡出子と婚外子の相続問題に関して、Twitterの声も紹介したいと思います。

おわりに

出典 http://www.gettyimages.co.jp

法的な婚姻関係を結ばずとも、事実婚という形を取るカップルもいます。多様化している日本の家族形態ですが、配偶者や子どもが悲しむような行為はあってはなりません。

嫡出子、婚外子の相続が同等になった今、結婚制度の意味を考えてしまいます。皆さんは、どのように感じましたか。

この記事を書いたユーザー

うらら このユーザーの他の記事を見る

ネットを中心に執筆活動をしております、うららと申します。ネットやテレビで話題になっていることを独自の観点で(?)まとめていますので、楽しんでいただけると幸いです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス