細貝萌選手や原口元気選手も所属する、ヘルタ・ベルリン(ドイツ・ブンデスリーガ)のチュニジア代表MFアニス・ベン=ハティラ選手が、3月14日に行われた内田篤人選手所属のシャルケ戦で先制ゴールを決めた際に、スパイダーマンのマスクを着用したことが話題になっています。

癌に侵されたある少年との約束

先日2月28日に行われたブンデスリーガ第23節で、ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン選手が、ゴール時にスパイダーマンやバットマンのマスクを着用したことを受けて、ブンデスリーガは3月から「試合中のマスク着用禁止」になっている中、なぜこんなことをしたのか。それは癌に冒されたある少年との約束があったのです。

約半年前に、ベン=ハティラ選手は1人の少年と出会いました。その少年ヘルタ・ファン・ヤニク君は、8歳という若さにも関わらず、癌に侵され過酷な闘病生活を余儀なくされていました。ベン=ハティラ選手は交友関係を築く中でこう語っています。

「僕とヤニクはともに病気と闘うことを誓った。そんな時、1000個の欲を持つ健常者に対し、この子は病気を治したいと言う願いだけを抱えている事に気付かされたんだ」

出典 http://www.soccer-king.jp

「君は僕に病気を治すと約束し、僕は化学療法を受ける君のそばに居続けると誓った。僕は君に会いに行く。半年以内に(ヘルタの本拠地)オリンピア・シュタディオンのファンの前で君の回復を祝おう!」

出典 http://www.soccer-king.jp

そして迎えた14日、約6万人が詰めかけた同試合にて、快方へ向かうヤニク君が見守る中、見事にゴールを決めてみせると、ちょうど半年前に病院でヤニク君の横で着用したのと同じスパイダーマンのマスクを被って回復とゴールを祝うという約束を果たしたのです。

出典 YouTube

ピッチに戻ったベン=ハティラ選手には、もちろんルールとして審判からイエローカードが出されましたが、会場のファンからは温かい声援が送られました。

スポーツ選手とファンとの間にある絆を感じることのできる素敵なエピソードですね。

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