通勤や通学の足に、ちょっとそこまでのお買物に。大変便利なママチャリを、家族の人数分ご家庭にお持ちの方も多いのでは。気軽に買えるのも、お手頃価格あってのもの。そのママチャリのお値段が、近頃上昇してることにお気付きでしたか?

軽快車(いわゆるママチャリ)の輸入単価は2012年には年平均で7246円だった。が、2013年は8684円、2014年は9511円と年を追って上昇している。

出典 http://toyokeizai.net

お手頃価格で手に入る軽快車(ママチャリのこと。以下ママチャリと呼称します。)のほとんどは、中国からの輸入品です。その輸入単価は年々上昇中。価格上昇の原因は、円安と中国での人件費上昇、ひいては国内の自転車産業が空洞化によるものだと、上記の記事では解説しています。

実際街を見てみると、お手頃価格なママチャリを最も手に入れやすいイオンでさえ、以前よりも自転車全体の価格が上昇し、1万円以下の低価格で手に入る自転車を見つけるのは難しくなりました。

1990年代までは、自転車の9割は国内生産でした。その後、安価な輸入品に押されるようになり、国内の自転車製造メーカーは利幅の薄いママチャリ生産を縮小。高価格なスポーツサイクルや電動アシスト自転車の生産にシフトしてきました。

生産台数は右肩下がり、平均単価は右肩上がり。

平成26年度の国内自転車生産統計によると、現在国内で生産されている自転車の51%が電動アシスト自転車です。そして金額面では、自転車生産金額の76%、なんと8割に迫る勢いで、電動アシスト自転車が占めています。

一方のママチャリは、台数でこそ31%を占めているものの、金額面では、たったの16%でしかありません。自転車の国内生産台数は右肩下がりなものの、平均単価は右肩上がり。今や日本の自転車産業は、電動アシスト自転車によって支えられています。

ちなみに電動アシスト自転車の生産平均単価は、75001円。一方ママチャリの生産平均単価は22160円となっています。やはり国内産のママチャリは、輸入品に比べると高価になっています。

自転車のパーツも輸入品頼みという現状からすると、今後は内外の価格差は小さくなるも、自転車そのものの値段はお手頃価格とはいかなくなるかもしれません。

(出典:経済産業省生産動態統計調査、分析:一般財団法人自転車産業振興協会)

「車体にかける保険」と「人にかける保険」。自転車保険には二種類ある

ところで歩行者と自転車の事故は、ここ10年で倍増するなど増えています。兵庫県では、被害者保護と加害者の金銭的負担を軽くするために、自転車保険の加入が義務付けられました。

自転車販売店で自転車を購入した時にかける、「車体にかける保険」にも、加害者となった時の賠償責任保険がついています。ですがその賠償限度額は、保険会社でかける「人にかける保険」に比べると、低いものとなっています。

自転車事故による高額の賠償例もある昨今です。保険をかける時には、賠償限度額がいくらに設定されているかもチェックしましょう。また、「車体にかける保険」も「人にかける保険」も、自転車保険の保険期間は通常1年です。

契約切れとなっていないか、特に通学の足としてご家族が使っておられる際には、もう一度見直してみて下さい。駅やちょっとそこまでのお買物に。いつまでも便利に使えるママチャリであって欲しいもの。万一の備えも充分にしたいものですね。

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ウォルサム このユーザーの他の記事を見る

とある地方都市在住の暇な人です。おかたいところとばっかり縁があった反動で、すっかりゆるふわ好きになりました。リラックスして楽しめる、そんな情報をお届けしたいと思ってます。

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