リトアニアにある「十字架の丘」は、世界中から観光客の来る場所となっています。日本人には比較的知られていないものの、ヨーロッパ各地や南米、北米からは多くの人が訪問しているのです。

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遠目からのインパクトも大ですが、近くに行ってみてもその数には驚きです。

こうなった歴史

その発祥は分かっていないが、初めてここに十字架が建てられたのは1831年のロシアに対する11月蜂起の後であると考えられている。

数世紀を経て、十字架だけでなくイエスの受難像やリトアニアの英雄の彫刻、聖母マリア像、肖像画、ロザリオなどもカトリック教会の巡礼者によって置かれるようになった。十字架の正確な数は分かっていないが、約50,000であろうと推測されている。

出典 http://ja.wikipedia.org

ソ連から独立したリトアニア

1795年からロシア帝国の厳しい統治の中、十字架の丘を心の拠り所に生きてきたリトアニアは1918年に独立を回復します。 しかし、1944年からソ連に進軍され、再び統治されてしまいます。 

この頃からリトアニア人にとって、十字架の丘はただの祈りを捧げる巡礼地を越えた存在となりはじめました。聖地に近い存在となった十字架の丘は、リトアニアの非暴力による抵抗の象徴として国中から、そしていつしか国外からも十字架を捧げに人が来るようになります。

1990年、ついにソ連の統治から逃れたリトアニアにとって、十字架の丘は平和の象徴として今も機能しています。不思議なことに、十字架の丘は何百年もの間誰にも管理される事無く存在していました。

現在でも出入りも、十字架の設置も誰でも自由に行うことができるそうです。

出典 http://www.albatro.jp

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大きさも色々あり、中には日本人観光客の残していったものもあります。

十字架の丘への行き方

十字架の丘に行くには、シャウレイという街から行くのが一般的です。シャウレイの中央バスステーションからバスで15分くらい行ったところにあるDomantai(ドマンタイ)」という停留所で降りると、脇へとそれていく一本道があるので延々と真っ直ぐ進んでいくと左手に「十字架の丘」の手前にある観光案内所の駐車場が見えます。

出典 http://www.cross-hill.com

自分の十字架も置いていっても良いの?

この丘は未だいずれの管轄にも属していない。そのため自由に出入りし、十字架を建てることができる。

出典 http://ja.wikipedia.org

こんな大規模の量なのに、何の管轄にも属してないそうで、観光客が自分の十字架を置いて帰っても良いそうなのです。興味のある人はぜひ行ってみてください。

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