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※写真はイメージです。

満員電車や飛行機の中で、赤ん坊を必死にあやしているお母さんを見ると大変だなぁと思います。仕事や何かで疲れている側からすると、もしかしたら「そんな小さい子を連れて飛行機(満員電車)に乗らなければいいのに」という意見もあるかもしれませんが、それでも何かしらの事情があってのことだと思うと何とも言えません。

そんな場面に遭遇した作家の前田司郎さんが、その体験からある文章を3月5日の東京新聞朝刊のコラムに寄稿していて、それが大変話題になっているのでご紹介します。

前田 司郎(まえだ しろう、1977年 - )は、日本の劇作家、演出家、俳優、小説家。五反田団主宰。

出典 http://ja.wikipedia.org

※「東京新聞の前田さん」とありますが、「東京新聞に勤めている前田さん」という意味ではなく、「東京新聞に寄稿している前田さん」という意味です。

お母さんを責める前に

出典 https://twitter.com

飛行機で赤ん坊を連れた女性と隣り合った。僕は窓の外を見たり、本を読んだりして過ごしていたが、女性は赤ん坊を胸の前に抱え、荷物を座席の下に入れるのもひと苦労で、まるで甲冑を着て飛行機に乗っているようで、しかもその甲冑は生きていて、猫のように勝手に動くのだ。

おせっかいにならない程度を見計らって僕も手伝ったが、その度に「すいません」と謝るように丁寧にお礼を言われた。赤ん坊は無慈悲な乱暴者で、髪を引っ張ったり、前の人の頭を触ろうとしたり、おんぶ紐を外そうとしたり、おっぱいを欲しがったり、やがて泣きだした。

事情を知らずに泣き声だけ聞けば、お母さんの監督責任を追求する人もいるだろう。どうか遠くのお客さん怒らないでください。

彼女は全く休む暇もなく、二人分の荷物を持って降りて行ったが、全く頭が下がる。お母さんてものは、こんなにも大変なのか。その片鱗をみた思いである。たかだか数時間のフライトだったけど、この暴君と二十四時間付き合う母親は大変な忍耐だ。

壮大な愛である。もし家族や行政のサポートも受けられず一人で赤ん坊を育てないといけない環境でいたら、おかしくなってしまうのも仕方ないかもしれない。そういったお母さんを責める前に、もしくは子供を産めや育てやと言う前に、まずは全てのお母さんにもっと感謝すべきですね、昔赤ん坊だったことのある人は。

出典 http://www.tokyo-np.co.jp

※東京新聞「風向計」より引用

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昔赤ん坊だった身としては考えさせられる文章でした。もっと全ての母親に感謝しなければ。。。自分の母親にも、我が子の母親にも。

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