こんにちは、ライターのシノヅカヨーコです。

突然ですが、若くして出産した「若ママ」について、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか。若くして出産したと聞くと、「どうせデキ婚だろ」「虐待するに違いない」「子どもがカワイソウ」などと勝手に悪いイメージを抱き、安易に批判をする人を見かけることがあります。しかし果たして、本当に「若い母親」は悪いものでしょうか。

今回は、若くしてママになることを選ぶことのメリットと、その現実について考えていきたいと思います。

若ママはもはや希少?平均初産年齢は30歳オーバー!

出典 http://www.gettyimages.co.jp

内閣府の調査によると、現在の平均初産年齢は30歳を超え、若くして子どもを持つ選択をする人は減り、35歳を超える高齢出産に挑む人の数は年々増え続けているのだそう。

わたしは25歳のときに第一子を出産しましたが、周りを見渡してみると確かに同年代や年下のママは驚くほど少なく、年上のママばかりです。特に、10代や20代前半のママを見かけることはほとんどありません。どうやら、若くして子を持つ選択をする若ママは減少の一途をたどっているようです。

虐待予備軍?育児ノイローゼに年齢は関係ありません!

若くして母となる選択をした女性によく付きまとうのが「虐待しそう」というイメージです。では、実際に若ママは虐待に走ってしまいやすいものなのでしょうか。

厚生労働省のデータによると、実の母からの虐待によって子どもが死んだときの母親の年齢は、「25歳~29歳(26.8%)」と最多、続いて「20歳~24歳(24.4%)」と、虐待死の加害者となった母親の年齢は20代が半数を占めます。「それ見たことか!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってくださいね。

一方で、子どもと一緒に母親が心中してしまったケースを見ると、母親の年齢は「35歳~39歳(40%)」が最多です。虐待や心中にいたってしまった最もたる理由は「育児不安」。心中の場合には「うつ状態」だったとも。

子育てに不安を抱くのに年齢は関係ありません。育児ノイローゼって、誰だってかかる可能性があるんですよ。若いママだからといって、これ見よがしに「虐待しそう」なんて失礼極まりませんね。

早く産んで良かった!若いうちに出産するメリット3つ

続いて、若いうちに出産するからこそ得られやすいメリットを挙げてみましょう。

1.若いいまこそ溢れるパワー!体力面では有利

日々重くなる子どもを何時間も抱っこしたり、駆けだす子どもを追いかけたり。子育ては、時にトライアスロンのような一面を見せます。特に抱っこする機会の多い乳児期~追いかけて歩かなければならない幼児期は、体力勝負となる場面が多く、体力のある若いうちに出産をするのはある意味理にかなっているといえるでしょう。

2.ジジババが頼りになります!祖父母世代が現役で活躍中

子育てに両親の力を頼りやすいのも、若くして産むことのメリットのひとつ。高齢出産時の悩みとして「介護と子育てが同時にきてしまった」と挙げられることがある一方で、両親が元気なうちに若くして出産をすることによって、力を借りやすいというのは大きな魅力です。

ちなみに出生率が沖縄県に続いて二番目に高い福井県では、祖父母世代と三世代同居することによって子育て中の母親も働きやすいのだそう。同居するかどうかはさておき、若くして産めばその両親も比較的若いので、サポートをお願いすることが可能かもしれません。

3.子どもの手が離れたあとの人生が長い!

出典 http://www.gettyimages.co.jp

20歳で出産した人と、40歳で出産をした人とでは20年の差があります。20歳で出産した人は、子どもが義務教育を終えても40歳手前と若いというメリットがあります。仕事をしたり、旅に出たり。第二の人生を謳歌することも可能かもしれません。

青春が短い……若いうちに出産するデメリット3つ

若いうちに出産を終えることで得られるメリットもありますが、当然デメリットもあります。

1.社会人経験が少なく就職で不利になりやすい

高校を卒業をしてすぐに出産した場合などは職歴も学歴もなく、いざ働きはじめようとしても、すべて未経験からのスタートになってしまいます。同年代の女性が大学へ進学し、新卒として就職活動している時期に出産・育児をしていることになりますから、就職の面では不利になってしまうことも。

2.若すぎる出産には危険が伴う場合も……

19歳以下の出産を若年出産といいます。10代ではホルモンバランスが安定せず、また骨盤が未成熟なため、子どもが低体重児で生まれやすく、母体へのダメージも大きくなりやすいというデメリットがあります。特に15歳以下での出産はハイリスク。体の発育は個人差があるので断言はしませんが、リスクを伴ってしまう可能性は否定できません。

3.友達は遊んでるのに……精神的に孤立しやすい

友人が大学に進学してサークル活動や旅行を自由に謳歌している一方で、自分は育児に追われる日々。小さな子がいては友達と会える時間も限られて、仲の良かった友人たちが自分の知らないところで旅行に出かけていたことをSNSで知る…といったように、子ども中心の生活になることで同年代の生活とはかけ離れてしまうことになることも。また、年上のママの輪にうまく溶け込めずに悩む人も少なくありません。

ママになっても女をキープ。ギャルママはむしろ尊敬すべき

見た目の華美さが目につきやすいのか批判の対象になりがちな「ギャルママ」。しかし出産を終え、怒涛の日々を過ごしながらも自身のファッションやスタイルをキープするその姿勢はたくましく、むしろ見習うべき存在なのではないかと思います。

「オシャレばっかりして子どものことなんて見てないんじゃないの!?」というひともいるかもしれません。しかし、散らかった部屋で過ごすよりもキレイに片付いた部屋で過ごすほうが気持ちよく生活を送ることができるのと同じように、育児疲れでボロボロの姿で過ごすよりも、好きなファッションに身を包んでいたほうがモチベーションもあがるものです。

「母親らしいファッションを」と口を酸っぱくしていう人もいますが、母親らしいファッションっていったいなんでしょうか。「ギャルだから子育てを放棄しているに違いない」だなんていうのはあまりにも乱暴で、身勝手な評価です。日常生活でどんな服を着ていようと子どもは育ちます。TPOをわきまえられないのは別問題ですけれどね。

若ママだから育児放棄する?勝手な偏見は終わりにしよう

若かろうが歳を重ねていようが子育ての大変さは変わりません。若くてしっかりしたママもいれば、歳を重ねていようと子育てを放棄してしまうママもいます。そんなものは人によります。

子どもを産んだから偉い!だなんて安直なことは言いませんが、少なくとも子ども産んで一生懸命育てている人に対して、「見た目が派手」だの「若いからダメ」だの身勝手な推測と偏見で批判の対象にするのはそろそろ終わりにしませんか。

若かろうが、歳を重ねていようが、子どもの月齢が近ければみんな同期。スタートラインは一緒です。尊敬すべき若ママだってたくさんいます。若く産んだから偉いってわけではないですよ。いくつで産もうが、他人に勝手に推し量られるいわれはないってだけです。

若ママを批判するあなたは、知らない誰かをひとくくりにして評価できるほど立派な人ですか。偏見の目に晒されて不快な思いをする若ママが減っていくことを願います。

この記事を書いたユーザー

シノヅカヨーコ このユーザーの他の記事を見る

家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らし。 育児、暮らしにまつわるネタを中心にライター業をしています。お酒とチョコレートが大好き。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス