アルビノとは

アルビノ(albino)は、動物学においては、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体である。先天的なメラニンの欠乏により体毛や皮膚は白く、瞳孔は毛細血管の透過により赤色を呈する。

ヒトのアルビノは医学的に先天性白皮症と呼ばれる。チェディアック・東症候群 (CHS) 、ヘルマンスキー・プドラック症候群 (HPS) 、グリシェリ症候群 (GS) の合併症として起こる色素欠乏を白皮症に含める場合もある。

出典 http://ja.wikipedia.org

ある女性の殺人事件...夫を含む犯人に死刑判決

タンザニアで、22歳の女性が夫を含む四人の人物に殺害されるという残虐な事件が起こりました。この女性は90%以上が黒人種であるタンザニアで1,400人に一人といわれるアルビノであり、その白い肌と金髪に近い髪には特別な力が宿るという民間信仰の被害者だったのです。

彼女を殺害し、その身体の一部を「幸運のお守り」として売るというのが犯人達の動機でした。裁判の結果被告は四人とも死刑の判決が下されましたが、未だ一部の地域で呪術の信仰が行われるタンザニアではアルビノを狙った殺人事件が後を絶たないのです。

タンザニア政府の対策

過去十五年の間に少なくとも75人のアルビノが殺害されたと報じられているタンザニア。政府は事の重大さを深刻視し、そもそもの動機である「呪術」を禁止。更にアルビノの子供達を誘拐の危険から保護する為に専用の寄宿学校も設立しました。

国連の発表によると彼らの身体の一部は5万6千円前後で売買され、遺体まるごとの場合は700万円もの価格が付けられることもあるとされています。アルビノを狙う人々はその身体を手に入れるためには家族すらも手にかけ、幼い子供でも容赦はしないのです。

見た目に惑わされる人間の性

「アルビノ」と日本語で検索するとそこに現れるのは妖精のように美しい女性の写真ばかりです。人間でも動物でも、人はその奇異なる姿に驚嘆し、時には崇拝に近い憧れを抱きます。

タンザニアに存在するこの民間信仰も結局のところは「見た目」を根拠としているのではないでしょうか。神秘的な彼らの姿に我々には無い何か壮大なものを感じてしまうのは否定できません。しかし、見た目が違っても皮を一枚剥いでしまえば皆同じ。そしてその奥底にあるのは、私達と同じ儚い生き物なのです。

先進国では時として持て囃されるアルビノですが、見た目に振り回されてしまう人間の性によって常に身の危険に晒されるタンザニアのアルビノの人々。根底にはその国の様々な問題や歴史があるとは思いますが、彼らの安全の為にも精神の近代的が進むことを願ってやみません。

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