”痛勤”、なんていわれることもある、日本の通勤。世界には、この言葉とは無縁な(おそらく)通勤路が存在します。ここを通れば通勤も苦でなくなるかも?そんな通勤路をご紹介しましょう。

またがったままでOKです。

出典 http://adeaddrop.com

スイスイどころか楽ちん?

最初は、ノルウエーのトロンデイムにある「サイクロケーブル」。正にサイクリストのために作られたエスカレーターです。地元では「トランプ」と呼ばれているこのケーブル。

坂の麓でボタンを押すと、坂に沿って走る細い溝からフットプレートが突き出できます。そこに右足を乗せ、左足の方はペダルに乗せたまま。と・・・プレートが動き出し、自転車を坂の上へと押し上げていくのです!

サイクリストがまたがったままで。複数のフットプレートがついたものもあり、一度に最高で6人のサイクリストを坂の上まで連れて行ってくれるそう。ギア付きや電動自転車はお呼びでない?運動にはならないでしょうけれど(笑)。

毎日のことなら、こんな道があると楽しいですよね。

忘れ物なきよう。

出典 http://www.hongkongnavi.com

途中で降りたくなるかも?

続いて、香港「ミッドレベル エスカレーター」です。香港名物でもあるこちらは、全長800メートルの世界一長いエスカレーター。制覇(?)するのに20分程度かかります。実は20基ほどものエスカレーターが連なったもの。

観光にもピッタリな路で、庶民的街並みからお洒落なSOHOエリア、そして終点の高級住宅エリアと、街並みの変化が楽しめます。途中数か所で降りることも可能。街歩きと一体化したエスカレーターですね。

ただし、通勤の方は要注意。この「ミッヂレベル」、朝は下りで、夕方には上りという一方通行のみ。なので、朝、忘れ物に気付いて家に戻ろうとすると。ひたすら階段や普通の道路を上っていくはめになるのです・・・

人力車的でしょうか?

出典 http://www.tripadvisor.co.uk

カゴのようですが・・・

こちらはポルトガルのマデイラにある、「ウイッカートボガンライド」。通勤者よりも観光客向きという感じですが。丘の上からマデイラ中心部までをつなぐ、カゴのようなこの乗り物。小枝で編んだソリなのです。

地元の人々が19世紀に編み出したもの。今も昔と変わらず、白い綿の服に麦藁帽の男性が二人一組で押してくれます。約2キロのコースを10分ほどで走り抜けてくれます。マデイラ版人力車、といったらよいでしょうか?

現在では、やはり通勤よりも観光で利用する人の方が圧倒的に多いそうですが。たまにはちょっと気分を変えて仕事に行ってみようかな、なんて思ったら。乗ってみると、新鮮な気持ちになって、楽しいかも知れませんね。

これは優雅な・・・

出典 http://edition.cnn.com

通勤であることを忘れそうです。

お次はイギリスのサフォークにある、「ウオルバーズウイック フェリー」。イギリスに今もいくつか残る、手漕ぎフェリーのひとつです。ダイヤ通り運行していて、正に通勤向き(?)。乗船時間は5分くらい。乗船料は50セントほど。

この11人乗りのフェリーは、一人の漕ぎ手により運行しているのですが。最初の漕ぎ手は、現在の漕ぎ手の曾曾おじいさんだそう。自転車や犬も乗ることができるのがいいですね。ただし、自転車はヒトと同じ料金を払います。

ラッシュ時の満員電車とは大違いの、優雅な通勤といった感じですが。郵便屋さんや新聞配達人も、このフェリーをかつては使っていたとのことですが。さすがに今は、観光客の利用がほとんどだそうです。

寒い国ならでは・・・?

出典 http://trekity.com

スケート靴で通勤?

今度は、カナダのオタワにある「リド スケートウエイ」。その長さは約7.8キロ。本来はリド”運河”なのですが。冬の間だけ、巨大なアイススケートリンクに変身。観光名所でもありますが、多くの通勤者も利用しています。

2005年には世界最大の自然凍結のアイスリンクとしてギネスに認定。更に2007年、アメリカで今も使われている最も古い運河として、ユネスコ世界遺産にも登録。このスケートウエイにはキオスクまであるそうですから、なおのこと通勤向きでしょうか?

キオスクで買った”ビーバーテイル”(ビーバーの尻尾という名の、揚げパンみたいなスナック)を朝食に食べながらオフィスに向かえば、仕事は今日も快調でしょうね。

世界一の大都市にも・・・

出典 http://www.newyorkonadollar.com

ビッグアップル通勤者の醍醐味?

最後は有名どころですが。ニューヨークの「ルーズベルト島トラムウエイ」です。ニューヨークタイムズ紙にも、”ニューヨークで最もエキサイテイングな眺め”が望めると絶賛されたこのトラム。

アッパーイーストサイドとルーズベルト島をつなぐ約4分の旅が楽しめます。元々はもっぱら島の住民がマンハッタンへ行く際の交通手段でしたが。トラムから見る景色があまりにも素晴らしいというので、観光名所にもなったのです。

そもそも、ルーズベルト島の住人自体それほど多くはないわけで。このトラムを通勤の足にできるなんて、ちょとした”特権”でしょうか?

いかがでしょうか。うらやましいなぁと思う通勤路はありましたか?満員電車で毎朝まいっちゃってるよぉ~という方。上記の通勤路は観光客も利用できるので、機会あればうらやましさついでに出掛けて行って、実際に通ってみたり乗ってみたりしては?

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Maggie Cheung このユーザーの他の記事を見る

香港、台湾、中国そしてタイが大好きで、アジアをこよなく愛する心の旅人。英語は仕事で、中国語は趣味。スピリチュアルや占いにもちょっとうるさいライター。自身のレーダーがとらえた情報を、考察をまじえつつ発信していきます。

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