先週ネット上で何色に見えるか議論を巻き起こしたドレスがありました。テレビでも取りあげられて、多くの方が「青黒に見える!」「白と金よ!」と盛り上がったのではないでしょうか。

そのような中、今回南アフリカのある団体が、この話題となったドレスを採用し、あるメッセージを発信しました。

その採用ポスターがこちら

出典 http://www.dailymail.co.uk

WHY IS IT SO HARD TO SEE BLACK AND BLUE

(なぜそんなにもこの青と黒が見えないのですか?)

このポスターは、南アフリカで蔓延しているDVの防止をうたったもの。アザをいくつもつけた女性と「なぜそんなにもこの青と黒が見えないのですか?」「彼女自身が選んだことだと思うならそれはあなたの錯覚です」というコピーが書かれています。

これはDV撲滅慈善団体による最新の広告で、家庭内暴力の被害者である女性たちの窮状を強調しています。ここで表現された「青と黒」は言わずもがな、DVによって女性たちが付けられたアザを指しています

南アフリカのDV事情

出典 http://www.bloomberg.co.jp

一昨年大きく報じられた南アフリカの義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウスが自宅で恋人を射殺した事件

この事件で確かなことが1つある。南アでは社会階層や人種を問わず、社会の隅々にまで暴力犯罪が蔓延しているということだ。

ピストリウスが家庭内暴力(DV)の加害者だったと報じられても誰も驚かないほど、南アではDVが横行している。黒人か白人か、富裕層かスラム街の住人かを問わず、多くの男たちが男尊女卑思想を振りかざして妻や恋人を暴力で支配する

出典 http://www.newsweekjapan.jp

DVが珍しいことでは無い異常な状況のようです。南アフリカでは、約6人に1人もの女性がDV被害にあっているとも言われています。

家庭内で強制的な性的暴力があったとしても、以前は夫婦間では成立しないとされていましたが、20年の活動の結果、家庭内でも両者の同意がない場合はDVと見なされ、法的に裁かれるようになりました

出典 http://news.goo.ne.jp

しかも、以前は家庭内暴力は法的に裁かれる対象では無かったようです

今、南アフリカでは女性の組織が多くありますが、その数と活動が政府の意識を変え、社会を変えて行っているとのこと。この話題のドレスを使った「DV防止キャンペーン」もその一環です。この様なメッセージが広く伝わり、社会が改善されていく事を願います。

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なるべく波風立てないように生きる事が信条の30代(♂)です。軽い気持ちで読める記事を心がけたいと思います。

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