伝説のラッパーとも言われる2pac

1971年生まれのアメリカ西海岸のラッパー、2pac。いわゆる「HIPHOP東西抗争」と呼ばれる抗争の中、1996年にギャングから銃弾を受けた事によって25歳という若さで亡くなりました。

彼の死後も何年にも渡って、未発表曲が公開、アルバムがリリースされるなど人気は今も健在で、そのカリスマ性からHIPHOP界では伝説のラッパーと称されることも多くあります。

実は女性のことを非常に尊敬していた

そのいかつい見た目や、東西抗争のイメージ、逮捕歴などから想像がつきにくいかもしれませんが、彼は非常に女性のことを尊重しているラッパーとしても有名です。

出典 http://homepage3.nifty.com

2pacと母親

母親への感謝『Dear Mama』

ブラックパンサー党員だった母親。黒人解放軍のメンバーとして殺人事件などを起こしていた継父。母親をドラッグ中毒におとしめた母親の愛人。

幼少期から彼と母親を取り巻く環境は過酷なものでしたが、彼はそんな中でも母親に対する愛情を感じ、それをリリックにしています。

And runnin from the police, that's right

Mama catch me, put a whoopin to my backside

And even as a crack fiend, mama

You always was a black queen, mama

I finally understand

for a woman it ain't easy tryin to raise a man

You always was committed

A poor single mother on welfare, tell me how ya did it

There's no way I can pay you back

But the plan is to show you that I understand

You are appreciated

いつだったか 警察に追われて逃げていたら…そうだ

母さんはスゴイ剣幕でオレを捕まえにきて 尻を叩いたっけ

クラック中毒だったのに

母さんはいつだってブラックの女王さまだ

ようやくわかったよ

女手ひとつで 一人前の男に育てあげるのは大変なことだって 

母さんはいつだって必死だった

生活保護を受けてる貧しい未婚の母なのに どうしてそこまで頑張れるの?

どんなに恩返しをしてもしきれないな

だけどこれだけは伝えたいんだ

感謝してるよ 母さん

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Pour out some liquor and I reminsce, cause through the drama

I can always depend on my mama

And when it seems that I'm hopeless

You say the words that can get me back in focus

When I was sick as a little kid

To keep me happy there's no limit to the things you did

And all my childhood memories

Are full of all the sweet things you did for me

And even though I act craaazy

I gotta thank the Lord that you made me

酒を飲むとよく思い出すんだ

大変な時はいつも母さんを頼ってたから

どうしようもなく落ち込んでた時も

母さんはオレを勇気づけるような言葉をかけてくれたね

幼い頃病気になった時も 元気になるよう尽くしてくれた

母さんは掛け値のない愛情を注いでくれたんだ

子どもの頃の思い出には 母さんの優しい愛情がたくさんつまってる

オレはバカなことばかりしてきたけど

母さんがオレを産んでくれたことを神様に感謝しなくちゃいけないな

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『Dear Mama』

出典 YouTube

俺らはみんな女性から生まれてくる『Keep Ya Head Up』

女性軽視の世の中に疑問を抱き、女性を尊重していくべきだと訴える曲です。誰しも、女性のお腹から生まれてくる。お腹を痛め、自分たちを産んでくれた女性を大切にしないのはなぜなのか。そんな彼の心の内が綴られたリリックが胸を打ちます。

I give a holler to my sisters on welfare

Tupac cares, if don’t nobody else care

And uhh, I know they like to beat ya down a lot

When you come around the block brothas clown a lot

But please don’t cry, dry your eyes, never let up

Forgive but don’t forget, girl keep your head up

And when he tells you you ain’t nuttin don’t believe him

And if he can’t learn to love you you should leave him

Cause sista you don’t need him

And I ain’t tryin to gas ya up, I just call em how I see em

You know it makes me unhappy (what’s that)

When brothas make babies, and leave a young mother to be a pappy

And since we all came from a woman

Got our name from a woman and our game from a woman

生活保護を受けている姉妹たちに挨拶するぜ

誰も気にしていなくてもTupacが気にかけてるからな

それから、みんながお前のことをいじめてるのも知ってるよ

街に来ると兄弟たちがお前をバカにするんだよな

許しても忘れたりしないでくれ、お嬢さん、頭をもたげないでくれ

もし彼がお前は何の価値もないって言っても、やつの言うことなんか信じるな

もし彼は君を愛することを学べないなら、彼から離れた方がいい

シスターよ、お前にはやつなんか必要ないんだから

適当なことを言ってるわけじゃないぜ、俺はみたままに言ってるだけなんだ

それは俺を嫌な気分にさせるんだ(それって何?)

兄弟たちが赤ん坊を作って、そして若い奥さんにパパの役割をさせることが

俺たちみんな女から来てる

名前も女からもらってるし、ゲームも女からもらってる

出典 http://1265469c1af3a317.main.jp

I wonder why we take from our women

Why we rape our women, do we hate our women?

I think it’s time to kill for our women

Time to heal our women, be real to our women

And if we don’t we’ll have a race of babies

That will hate the ladies, that make the babies

And since a man can’t make one

He has no right to tell a woman when and where to create one

So will the real men get up

I know you’re fed up ladies, but keep your head up

なのになんで俺らは女たちから奪うんだ?

なんで俺たちの女をレイプする、俺たちは俺らの女が嫌いなのか?

俺たちの女の為に殺しをするべき時がやって来たと思う

俺たちの女を癒し、俺たちの女に対して正直でいる時が

もしそうしなかったら、女性を憎む人種の子どもを作ることになるだろう

彼らがまた子どもを作ることになるだろう

男は子どもを作ることができないんだから

女たちにいつ、どこで子どもを作るべきかを言う権利なんてないんだぜ

だから、本物の男たちよ立ち上がれ

お嬢さんたちよ、うんざりしてるだろうけど、決して頭をもたげないでくれ

出典 http://1265469c1af3a317.main.jp

『Keep Ya Head Up』

出典 YouTube

作り物ではないリアルなリリック

自身の経験に基づくものが多い2pacのリリック。リアルな境遇を、リアルに綴るからこそ言葉ひとつひとつの重みを感じることができ、ハっとさせられます。

伝説のラッパーである所以は社会の問題と自身の過去を重ねあわせたリアルさにもあるのではないでしょうか。

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キッサ このユーザーの他の記事を見る

HIPHOPを聴きながらフリーペーパーを作りつつ美味しい肉を食べる人生ってきっと最高です。

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