部屋に入りきらないほど物を溜め込む癖はありませんか?捨てることができなくて苦しんではいませんか?

上記に当てはまったら溜め込み症候群かもしれません

自分でバカバカしい、つまらないことだと思いながら、意思に反して同じことを繰り返さずにはいられない強迫性障害(OCD)という病気があります。

抑えようとしても抑えられない強迫観念があるため、その不安を打ち消すために無意味な行動を繰り返します。

この強迫性障害の人のなかには、物を過剰に集め、捨てることができなかった結果、物が溢れかえってしまうという“溜め込み症候群”の人がいます。

日本ではまだ実例が少なく認知度が低い

溜めこみ症候群は強迫性障害のなかでも10%未満しか発症せず、社会的には普通に生活しているので、本人も周囲の人も気づかない場合が多いといいます。

溜め込み症候群の特徴

・一般的に「価値がない」「役に立たない」ものを大量に集める
・集めたものを整理することができない
・捨てることができない

コレクターとの違いは?

溜め込み症候群は、収集することにとらわれて精神的な苦痛を感じ、日常生活にも著しい支障をきたします。

趣味でコレクションをしている人は、収集物の数が膨大になって置き場所に困るということはあっても、集めることは楽しみであり、強い不安を伴ったりはしません。

買ったり拾ったりしないと不安で仕方がない、集めることが習慣化して無駄だと思っていてもやめられないといった苦痛を感じている場合は溜め込み症候群の疑いがあります。

収集をやめられない心理

収集する時はこの機会を逃したら二度と手に入らないかもしれないという気持ちになります。集めることが自分のルールや儀式のようになっているので、しないではいられないのです。

順序立てて考えること、決断することが困難で、衣類や日用品がじゅうぶん足りていてもまだ集めてしまったり、集めたものがどのくらいあるのか把握できないという事が起きます。

集めるものは本、雑誌、新聞、レシートなどの紙物が多いですが、ゴミ置き場から物を拾ってくることもあります。

溜め込みによる二次被害

溜め込んだ物からカビや雑菌が繁殖する、悪臭の原因や害虫の発生源になるなど、不衛生な環境から健康被害を引き起こすことがあります。増えすぎた物の重量で床が抜け落ちる、家が傾くという危険もあり、近隣から苦情が出るほどの状況になると問題はより深刻化します。

受診の壁・治療の難しさ

溜め込み症候群の人は、ほかの強迫性障害の人よりも自分に問題があるという認識が低い傾向にあります。無理に受診させようとすると拒絶されてしまうことも。

溜め込みにはその人なりの理由があるので最初から否定せずに話を聞きましょう。本人との信頼関係を築くことができれば理想的です。

日本では溜め込みを対象とした専門治療を正式に行っている病院はないので、強迫性障害の治療にくわしい医師に相談することをおすすめします。

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華蓮 このユーザーの他の記事を見る

子供の頃から不思議なものを見つけたら調べずにはいられない性格。ちょっと恥ずかしがり屋なのはご愛嬌。一般の人が知らない「面白い」を探すのが私の喜びです。

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