終身雇用制度が殆ど崩壊している今、多くの人は1度や2度、転職の経験は、あるかと思います。

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その際に、会社と自分の希望で食い違いやすいのは「退職理由」。企業としては会社都合には、したくない。でも、労働者としては失業保険の給付を考えると会社都合にしてほしい。このような話し合いは、珍しいものではありません。

今日は、あまり知られていない「自然退職」について、お話をします。

自然退職とは…。「会社・労働者いずれの意思による退職ではないもの」。

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少し分かりづらいですが、代表的な例を上げると…。「従業員が病気などを理由に休職をして、休職期間を満了しても復帰が出来ないとき」です。

休職期間満了時には自然退職をする。と定めている企業様も多いです。従業員に辞めてほしくない会社と、退職を望んでいない労働者。このような場合、「自然退職」に、なることが多いです。

退職届は、不要です。

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自然退職の場合、「退職の意思を示している人が誰もいないこと」が条件ですので、退職届は不要です。下手に退職届を出してしまうと、企業によっては「自己都合」に切り替えてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

失業保険の給付を受けるためには、一定の社会保険加入期間と労働時間が必要になります。

自然退職の失業保険給付の際の注意点。

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離職後もすぐに働けない場合は、失業保険ではなく、傷病手当金を受給します。失業保険は「働ける状態であること」が条件です。この場合、失業保険の受給期間の延長を、ハローワークに申請をします。傷病手当金を受給後、働けるようになってから、失業保険の給付に切り替えます。

自然退職と自己都合退職の違い。

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休職期間満了による自然退職の場合、雇用保険上では自己都合退職であっても、3ヶ月の給付制限がかからない特定理由離職者に該当するものと考えられます。つまり、失業保険の給付申請をすると、会社都合など、やむを得ない理由で退職した方と同様に、早期に失業保険受給を、することが出来ます。

会社都合退職と自然退職の違い。

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「給付期間」が違います。会社都合の場合、一定の転職活動をしても決まらない場合は、個別延長といって、給付期間の延長がありますが、自然退職の場合、給付期間は自己都合退職者と同じ扱いになりますので、この制度は適用されません。

退職は、人生の転機。

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様々な事情で仕事を辞めることが、あるかと思います。自己都合、会社都合、自然退職、辞める理由は様々ですが、適切な退職理由の離職票を会社から受けられるかによって、失業期間中の待遇が大きく変わります。

これまでお世話になった会社だからこそ、泣き寝入りはせず、退職の話し合いは誠実にしっかり行いましょう。

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山本明日香 このユーザーの他の記事を見る

講談社:VoCE読者ブロガー「VOCEST」3期生。スワロフスキーアーティスト。ヨガ、ストレッチを中心としたボディメイク、ヨーロッパのファッション・ライフスタイルなどを発信するのが得意!ダイエット検定1級取得。Webライティング能力検定1級合格 ◆美容ブログ:http://ameblo.jp/asukaproduce/

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