こんにちは、ライターのシノヅカヨーコです。

生後半年を目安にはじまる離乳食。文字通り母乳やミルクから少しずつ離し、食べ物から栄養をとることを覚えさせるのが目的です。赤ちゃんに食事を与えるだけ…と思いきや、「思うように食べてくれない!」と悩むママは案外多い様子。そしてこの「食べてくれない」という状態は、地味にストレスの源です。

今回は、実体験を基に離乳食に対するストレスを減らすコツを伝授したいと思います。

そんなことで…って言わないで!離乳食がストレスになる理由とは?

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離乳食の進みは子どもによって違いますが、「思うように食べてくれない…」と悩むママは意外と少なくありません。

「たかが離乳食を食べてくれないぐらいでストレスを溜めるなんて心が狭い!」だなんて思う方もいるかもしれません。けれど、用意した食事を食べてもらえないというストレスや不安は経験してみないとなかなかわからないものです。まずは、離乳食がストレスになる理由をご紹介します。

1.愛情をこめて作った食事はオモチャにされて捨てられる

出汁をとったり、柔らかく煮たものをすり潰したり、裏ごししたり。離乳食づくりは、いちからきちんと作ろうと思うとなかなかに手間のかかる作業です。

「せっかく作ったんだから食べて」とお願いしたところで、子どもは強情。食べたくないと思ったらちっとも食べないのです。どれだけ愛していても、愛情をこめて作った料理をぐちゃぐちゃにしてポイッと床に投げ捨てられたら、泣きたくなるのも当然です。

2.食事と掃除の繰り返し…食事にまつわる作業で一日が終わる

手づかみで食べたがる時期がはじまると、食べこぼしが散らばります。テーブルの上や床が散らかる程度ならまだマシです。食べ物を握りしめた手で顔や髪の毛を触り、エプロンをつけていたって洋服はべとべと。

べたべたになった赤ちゃんをきれいに拭いて(場合によってはシャワーを浴びさせて)、着替えさせて、洋服は洗剤につけて。

それから、ほうきをかけて、掃除機をかけて、雑巾だってかけて。歩きはじめるようになると、掃除をしている最中にも向かってきては、食べこぼしを踏んで歩き、部屋のいたるところに食べこぼしの被害が広がっていくのです。あぁ地獄。

そうしてやっと一息ついたころには、もう次の食事の準備の時間。離乳食の時期にもよりますが、「一日三回の食事に二回のおやつつき」の時期を迎えると、もう一日中食事にまつわる作業に時間をとられるような気さえします。

3.「食べられて当たり前」な風潮に追い詰められる

離乳食の進みは子によってさまざまです。なんでも口に入れて飲みこんでくれる子もいれば、なんでも吐き出してしまう子もいます。口に入れることすら拒否する子だっているでしょう。昨日までパクパク食べていたのに、ある日突然まったく食べなくなる。そんなこともあるでしょう。

育児書を見ると「~ヶ月になったらこれぐらいのものがこれぐらいの量食べられる」という目安がシビアに設けられ、さも「それができて当たり前」のように書かれています。

筆者のムスメは食事内容にブームがある子で、一週間いんげん以外を食べなかった週もあれば、おにぎり以外は口にしない週もありました。離乳食の本を読むと、同じぐらいの月齢の子が口にしている量と内容に驚きましたし、これしか食べられなくて大丈夫だろうか、と不安になりました。

歩きはじめるのが早い子や言葉が早い子がいるように、食事が進むのが早い子もいれば遅い子もいます。いま思えば、きっとそれだけのことだったのかもしれません。しかし、考えて、工夫を凝らしても一向に食べてもらえないことへのジレンマは、育児への自信を奪うには十分すぎるものでした。

ストレスを溜めない離乳食ライフのためにやるべきこと8選

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ここでは、ストレスフリーな離乳食ライフを送るコツをご紹介します。

1.子どもの好きなテレビや音楽を流してみよう

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食事の時間を楽しく演出するために、子どもの好きなテレビをみせてみるのはいかがでしょうか。楽しい気分になって、いきおいで食べてくれるかもしれません。食事中のテレビに抵抗がある場合や、子どもが夢中になりすぎて食事どころではなくなってしまう場合は、音楽をかけるのもオススメです。

2.同じタイミングで食事をしよう

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手づかみ食べがはじまったら、向かいあって食べさせるのをやめてみましょう。隣に並んで座り、一緒に食事をとります。おいしそうに食べて、食べている様子を教えてあげるのが目的です。そのあいだもテーブルや床は散々なことになりますが、そこは目をつぶって。

3.食べこぼしは「おしりふき」を使って低コストに掃除しよう

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筆者の場合、食べこぼし掃除の必須アイテムはミニサイズのほうきとちりとりとおしりふきでした。汁物などの水気をざっくりとティッシュで拭ったら、ほうきで食べこぼしを一気にかき集め、おしりふきで仕上げます。雑巾を洗う手間もありませんし、ウェットタイプのフロアワイパーを何枚も使うよりは経済的です。

おしりふきは水99.9%厚手タイプを使っていましたが、1、2枚あれば床の拭き掃除が終えられるほど丈夫ですし、洗ったって破れません。ただし、トイレに流せるタイプや、うるおい成分などが含まれているものは掃除には向きません。

4.これ、わたしの作品です!離乳食は美しく盛り付けてSNSへ発信

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あまりにも食べてもらえないと、食べてもらうことを目的に料理を用意するのが苦痛になる瞬間があります。そんなときに有効なのがつくった離乳食をSNSにアップするという手段です。

目的を「食べさせる」ことよりも「見せる」ことに置き換えて、離乳食を作り続けるモチベーションをアップさせます。「わたしは離乳食を作っているのではない、ひとつの作品を作っているのだ…」と暗示をかけましょう。

オススメはSNS機能のついた「ミイル」という料理に特化した画像加工アプリ。投稿した画像をカテゴリ別に見られるので、他の人の離乳食画像も参考になります。

5.ママのための特別なドリンクを用意しよう

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食事を始める前に、自分のためのドリンクを一杯用意してみませんか。コーヒーでも紅茶でもかまいません。子どもがぐちゃぐちゃと離乳食の残骸まみれになっていてもイライラしてしまわないよう、心を穏やかにする1杯です。

手づかみだって食事への好奇心。ぐちゃぐちゃの程度に差があるとはいえ、どうせ片づける手間は一緒。ぐちゃぐちゃの末に、舐めて味を知ったら、気に入ってくれることがあるかもしれません。見守る勇気をくれる1杯を淹れてみてはいかがでしょうか。

6.同じ献立が続いてもOK。凝ったメニューは放棄しよう

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子どもの味覚はするどくいろんな食材の入った食べ物よりも、素材そのものに近い食べ物を好みやすい傾向にあるようです。凝ったメニューに挑むのは、子どもが食事をとれるようになってからでも遅くはありません。

同じ献立が続いたってかまわないと個人的には思います。食べずに悩んでいる時期は、献立に悩む時間と作る手間は、極力省いてしまったほうがストレスははるかに少なくて済みます。

余談ですが、よく洗った根菜をアルミホイルに二重に包んでお米と一緒に炊飯すると、ほっくりと甘く蒸しあがるので離乳食の一品にオススメです。

7.いまどきのレトルトは超優秀。ベビーフードも上手に活用しよう

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外食時に便利なベビーフードですが、いつもの食事に取りいれたっていいんです。食べてみればわかりますが、いまどきのベビーフードって大人が食べてもおいしいと感じられるものが多いんです。

それから、コープデリやパルシステムといった生協宅配にも加入しておくと便利です。解凍するだけの野菜ペーストや、下ごしらえの済んだ食材など離乳食期にはありがたい時短食材の取り扱いが多数あります。

8.外食で気分を変えてみよう

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食事をする環境を変えてみるのもひとつの手です。デニーズなどのファミリーレストランには、レトルトの離乳食も販売されていますし、温めて提供してくれます。とはいえ、食べこぼしが激しい時期の外食は躊躇してしまいがちですね。

地域の児童館などの施設では、乳幼児とその保護者のために、お昼の時間帯をランチの場として開放していることがあります。それぞれお弁当を持ち寄って食事をとることができるので、ぜひお住まいの自治体のサービスを確認してみてくださいね。

いかがでしたか?

個人差がありますから「これをやれば必ず離乳食を食べるようになる」なんて魔法のようなワザはありません。しかし、食べないストレスでイライラしてしまっては、親子ともに食事の時間が苦痛になってしまうという負のループに。

まずは親も子もリラックスした状態で食事にのぞむこと。なかなか食べてもらえないのならば、せめて食事が楽しい時間になることが、食育のスタートラインになるのではないかと筆者は考えています。そのためには、できる限りストレスを取り除くのが重要です。
この記事が「食べてくれない」と悩む方のお役に立てれば幸いです。

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家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らし。 育児、暮らしにまつわるネタを中心にライター業をしています。お酒とチョコレートが大好き。

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