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記事提供:秒刊SUNDAY

日刊ゲンダイの報道がネットで波紋を呼んでいる。

「川崎・中1男子殺害」に関して、凶器とみられる刃渡り10センチのカッターナイフや結束バンドなどが見つかり、このような行動について大阪産業大客員教授の八幡義雄氏が「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう」という見解を述べているのだという。本当だろうか。

残忍な手口は「ネット・ゲームの影響?」

最近残忍な手口での殺人事件が発生するたびに「ネットやゲームの影響ではないか」という論を述べる専門家の意見などが取り沙汰されることが多い。今回も大阪産業大客員教授の八幡義雄氏による見解は以下のように推測しているのだという。

「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう。『画面の中にあることを試したい』と思う子が少なからずいるのです。

凶器を用意するのはアイテムを揃える感覚で、彼らとしてはあくまでも“試し使い”。だから殺すつもりがなく、逮捕されても反省の弁がないのです。殺人事件は今後、もっと低年齢化するでしょう」

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つまりネットやゲームが存在するからこのような残忍な事件が増え、低年齢化もするのだという。さて実際どうなのだろうか。

年齢別の「殺人検挙人員の年齢層別構成比の推移」

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殺人事件の低年齢化が進んでいるということであれば、過去の事例を見ればすぐに分かる。法務省の殺人事件の動向の「殺人検挙人員の年齢層別構成比の推移」を見てみましょう。

ご確認いただくと分かる通り、一定の変化はあるものの14~19歳の比率は、平成元年からほどんど変わっていない。

むしろ高齢者による検挙率のほうが上昇しているようにみえる。理由は恐らく少子高齢化社会の影響ではなかろうか。

高齢者の人口が増えれば当然、高齢者の犯罪率も高まる。そんな単純なしくみがどうして世論では理解されず、あたかも「子供」による犯罪率が増え、更にそれがゲームの影響だというのだろうか。

残忍な事件はゲームの影響?

さて残忍な事件はゲームの影響という説については、現時点でははっきりしない。はっきりはしないが、上の表を見る限り若い世代の犯罪率が高まっているわけではない。つまりゲームやネットの影響だとするのであれば、比例して若い世代の犯罪検挙率が上がるはずだ。

ちなみに、リアルなゲームが出始めた年は西暦2,000年ぐらいのPS2だと仮定すると、平成では12年。それ以降はむしろ犯罪検挙率は減っている。

ゲームの影響で凶悪な事件?

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若者による残忍な事件が増えているのであれば凶器がより残忍となってきている可能性は高いのですが、表を確認するとそこまで大きな変化はありません。

その他が増えてきているのは気になりますが、今回はカッターナイフという至ってありふれた凶器で、ゲーム内に出てくるような「チェーンソー」や「見た目が凄い剣」などではない。

やはりネットでは案の定「マスコミはネットゲームのせいにしたがる」など批判が相次いでいる。

ネットの反応

・聞きたくない程の残忍な事件。何があったのか
・若者による残忍な事件があったらとりあえずゲームとネットに結びつけるのやめない
・またネットやゲームのせいか。川崎という土地がらのような
・本当にゲームとネットのせい?
・またゲームにアニメが悪いのねと
・ゲームやネットの影響なんですね
・今まで、ケームでどんだけ殺してきた?
・根拠なく言っているのはマスゴミの影響
・またそういうゲームは18歳以下は変えないと思うのですが?
・またでたなこういう事言う輩
・また始まったよ ネット、ゲームのせいのしておけば楽だもん
・かける言葉もない
・やべぇ、ちいさいころからスパロボやり過ぎたわ...
・ゲームとネットを悪者にするとお金が貰えるんだろ?
・まったく。。。何でもネットやゲームを原因にしたがるんだな

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