54作目のシングル『華麗なる逆襲 / ユーモアしちゃうよ』で21作連続のオリコンウィークリー1位を獲得した、国民的アイドルグループ、SMAP。

2015年も変わらず日本のトップランナーであり続ける彼らは、一体どんな仕事観を抱き、日々仕事に取り組んでいるのか?今回は彼らの実際の発言を元に、そのクエスチョンを少し紐解いてみたいと思います。

1・木村拓哉の仕事観

「ネットとかでも、ネガティブな情報がすぐに出るのは、やっぱり嫌ですよ。でも、そればかりをとらえてプレッシャーを感じる必要は、いい加減にないかなと。逃げずに自然体でいることが、仕事のうちの1つだと思ってますね」

出典「日経エンタテインメント!2014.8月号」

「ウィークポイントが、新しい世界を広げるターニングポイントになるかもしれない。その可能性は否定しちゃいけない」

出典エッセイ「開放区2」

ドラマや映画の第一線で、今も絶大な人気を維持し続けるスター、木村拓哉。しかし一個人としての彼は、時に本音も口にすることがあります。それは常に結果を求められ続ける事へのプレッシャーや、見られる立場ゆえの悩み、苦しみ。

ただ同時に、彼がずっと信条にもしてきたのは、一度やると決めたものは必ず全力で取り組むこと。それが苦手なことだったとしても、決して逃げる背中を見せない。すなわち、そこにある可能性を否定しない。

自らに妥協を許さず、徹底的な”負けず嫌い”を突き通すことで、一社会人としての木村拓哉はいつしか逆境さえも、闘争心に変えてしまうパワーを手に入れた。

今の彼がその末にどんなポジションに立ち続けているのかという事を思えば…例え一般人の私たちでも、その姿勢から得られるものは沢山あるのではないでしょうか。

2・稲垣吾郎の仕事観

「危機感だって、当たり前に持っている。かといって、危機感を口に出したくはないんです、危機感を口にして、人と共有したがる人いません?」

出典「週刊SPA! 7月22・29日合併号(2014)」

「そういうベタベタした、傷を舐めあうような関係は、あんまり好きじゃない」

出典「週刊SPA! 7月22・29日合併号(2014)」

グループの中では年齢順の真ん中に位置することから、”中間管理職”とも呼ばれる事も多い稲垣吾郎。彼は仕事について話す時、よくSMAPという「職場環境」について言及しています。

実は2011年のインタビューでも、SMAPに対して「いまだに緊張感がある」と答えている稲垣。その姿を見ているとつい忘れがちですが、SMAPは元々友達ではなく、仕事仲間として集まったチームなのです。そしてそのチームが28年後の今もずっと走り続けられている理由、それは彼に言わせれば、絶妙な距離感であり、緊張感である。

円滑なコミュニケーションはもちろん輪の中では重要な要素ですが、その目指すゴールは、一体何なのか。

芸能界以外の、様々な職種の知人も多いという稲垣吾郎だからこそ、その視点にはより一層の説得力が加わります。

3・草なぎ剛の仕事観

「人は誰しも、自分が思っている以上のことをできるんですよ。だけど多くの人は、自分の才能や能力を小さく見積もって、全力を発揮できてない。」

出典「週刊SPA! 7月22・29日合併号(2014)」

「自分を信じることに尽きると思います。自分を動かしてるのは自分なので、自分を信じなかったらもう何もできないじゃないですか。」

出典「週刊SPA! 7月22・29日合併号(2014)」

温厚なイメージの一方、俳優業ではストイックな一面を見せ、高い評価を受けている草なぎ剛。そもそもSMAPのメンバーに言わせれば彼は昔から「男気溢れる」部分があったそうで、近年の発言でも時折、その内面が顔をのぞかせます。そして特にそれが顕著なのは、やはり自分自身のモチベーションに、話が及んだ時です。

彼は決して、順風満帆に仕事人生を送ってきたわけではありません。ドラマの初主演がグループ内で一番最後だった事は有名で、バラエティでも最初は中々前に出る事ができず、笑っていいともの出演初期は、共演者のタモリに何度も相談していたそうです。本人も「若い頃はすごく自信がなくて、失敗も沢山していた」とも語っています。

ただそこで草なぎ剛を終わらせなかったのは、彼には最後の最後に”限界”を決めなかった。諦めずに挑戦を続けたことで、それがやがて支えとなり、巡ってきた大きなチャンスを見事モノにした。

自分を信じる強さ。これが草なぎ剛という人を、唯一無二の存在に育て上げたエネルギーです。

4・香取慎吾の仕事観

「いくらピンときても、運がなければ実現しなくて。」

出典「ザテレビジョンZOOM!! VOL.18 2014年 11/16号」

「例えば”今日は無理だけど明日の朝なら会えます”と言ってくれたら朝でも飛んでくけど、”今はちょっと無理で…。その先もまだわからなくて…”って返事だったら、僕は待たずに次へ進む」

出典「ザテレビジョンZOOM!! VOL.18 2014年 11/16号」

上の3人とは、ちょっと違う視点の発言です。これは2014年から2015年にかけて、SMAPのライブツアー『Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-』が開催されていた時の、香取慎吾の言葉。

現在38歳の彼は、30代を迎えた頃からSMAPのライブ構成・総合演出を担当するようになりました。ここにあるものは言い換えれば「100万人を動員する全国5大ドームツアーの演出家」、その人の物差しでもあります。

テレビを見ていれば、香取慎吾がプレイヤー単位でも、どれだけの仕事量をこなしているかわかると思います。その上で、彼は制作スタッフとしての仕事も進めているのです。多忙な日々の中で、彼に訪れる一瞬のひらめき。それは100万人の心を動かすビッグプロジェクトへの招待状でもある。

それを掴める人と、掴めない人。その大きな違いが、この言葉には明快に提示されています。

5・中居正広の仕事観

さて最後に、SMAPのリーダーである、中居正広の仕事観を。彼が近年力を注いだ仕事の1つといえば、SMAPが総合司会に選ばれた2014年夏の『27時間テレビ』。放送前、彼は各所で番組成功の必須条件としてとにかく「準備」という言葉を口にしていました。

その結果は…もう皆さんご存知の通り。特にノンストップライブや元SMAP・森且行からの手紙が放送された終盤のグランドフィナーレは、20.5%の高視聴率を獲得しています。

「準備をすれば、ちょっとした自信に繋がりますし、変な緊張感も取り除いてくれる」

出典「週刊SPA! 7月22・29日合併号(2014)」

そんな彼が準備の重要さを学んだのは、まさにテレビバラエティの現場でした。2014年の雑誌・Quick Japanで、彼はこんな話をしています。

「僕は野球でもダンスでも芝居でも、「絶対の人」を見つけてその人についていく。テレビのバラエティに関しての「絶対の人」は、『いいとも』で出会った片岡飛鳥さんです。片岡さんや『めちゃイケ』からは、「神は細部に宿る」じゃないですけど、細かいことをコツコツと積み重ねることが、大きな笑いに繋がるという考え方を教えてもらった気がします。」

出典「Quick Japan vol.113」

『オレたちひょうきん族』から数々の有名バラエティ番組に携わってきた片岡飛鳥との、20代での出会い。それを大きな経験として、30代を”豊かなキャリアアップの分岐点”と見据えて活動する事ができた中居正広は、40代になった今、国内でもトップクラスのMCとしていくつもの冠番組を担当。

27時間テレビを成功させた事でさらに評価をあげた彼の仕事人としての基礎は、実はすべて「準備」、というキーワードに隠されていたのです。

最後に、2014年に中居正広が話したこの言葉を、今回の結びとして紹介します。SMAPがトップランナーとして今も走り続けていられる理由。その一番のファクターは、この意識を、チーム全員がしっかり共有できていることなのかもしれません。

「奇跡なんて起きない。全ては自分がやってきた結果」

出典「週刊 ザテレビジョン 2014 No.27」

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twitter→ @drifter_2181 / 1983年生まれ。北海道在住。2012年にブログ「小娘のつれづれ」をスタート、2014年からはフリーライターとしても活動。デビューから応援しているアイドルの再評価をきっかけに、新規 / ライトファンを意識したエンタメ記事を日々研究しています。

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