輸出量は世界第1位

最近、フィリピン産、台湾産バナナにまざり、エクアドル産バナナがお目見えしている。南米の赤道の上にあるエクアドル共和国はバナナ大国。その輸出量は世界第1位。
その中でも、ひときわ目立つのが”田辺農園のバナナ”。

田辺バナナが注目される理由

田辺正裕さんが育てているバナナ。

田辺農園のトップ5人は日本人、地元の400人のスタッフと共に、他のエクアドル・バナナ農園とは一線を画す農法で、最高品質で安全で美味しいバナナを作っています。

その徹底ぶりは半端なく、

1. 商品にならないバナナ・茎・葉すべて有機質肥料として畑に還元する「循環型農法」

2. オゾン殺菌した水利用

3. 肥料は、EM菌が入った「ボカシ肥料」、鶏糞にEM菌を入れて自然発酵させた「鶏糞堆肥」、ミミズを土の中で育てる「ミミズ糞堆肥」・・・。

4. 害虫に弱い品種にもかかわらず、除草剤、殺虫剤についても、ここでは一切使用していません。

5.栽培期間は、少しでも長く木の上で熟成させたいと、通常エクアドルでは実が付いてから14週で収穫をしますが、ここでは、さらに1週間長い15週で収穫。

6. バナナの実がつくと、すぐに鳥や虫から実を守るために、全ての房に袋をかけます。その後、房と房の間にすれ傷防止のためのプロテクターをさらに付けます。

とその取り組みには驚きます。

はじまりは現在日本人最高齢のマニラ麻農家

現在エクアドル在住日本人最高齢の田邊正明さん(96)は、田辺正裕さんのお父さん。
45歳で妻と二人の子を残し、単身エクアドルへ。

再び家族を連れてきたのは1967年のこと。正裕さん16歳。

実は、お父さんの正明さんがはじめたのはバナナではなく、アバカ(マニラ麻)農家。正裕さんも、学校卒業後は、大使館や日系商社の現地職員などの仕事をしていました。

正裕さんは「親がやっていることをそのままやるのは面白くないから、ブームだったバナナをやろう」と91年、キトで貿易代理店を営む内田渥さんの出資をえて、150ヘクタールにバナナを植えた。

出典 http://www.nikkeyshimbun.jp

『バナナ革命』はじまる

たくさんの農家から集めたバナナを1つのブランドとして売り出すのが、大手企業の主流のやり方でしたが、もっと「顔の見えるバナナ」を目指して、独自のやり方を確立するべく、弟の田邊洋樹さんとともに立ち上がりました!

当時管理下にあった、エクアドル最大手ノボアのとの取引の終了を通告したのです。
『気分を害したノボアが、ヘリコプターで農園まで乗り込んできて命まで狙われそうになった』というのは、今では有名な逸話になっています。

その後は、日本の取引先会社へも務めていた洋樹さんの経験も手伝って、自信のある「田辺バナナ」を日本へ送り出すスタートをきったのです。

地元にも日本にも愛されるバナナへ

出典 http://mmegumii.blogspot.com

何より、美味しくて安心して食べられる。エクアドルに住んでいる日本人も誇らしげに思う、最高のバナナです。

この記事を書いたユーザー

市川 芽久美 このユーザーの他の記事を見る

『旅行』に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米。仕事でのご縁があり、エクアドルへ。
生活、文化遺産、自然など南米の魅力を自分の目で再確認した今、より多くの人に、南米の魅力を実体感してもらいたい、伝えていきたいと思っています。
また、日本への興味が高いラテンアメリカの人たちに“美しい日本”を案内し、双方向の旅の紹介をしています。
『SUR スール』代表 Facebookページ: surexperience

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