LICOです。

ママちゃんには4つ歳の離れた大切な妹がいます。

その妹は現在、児童養護施設で働いています。児童養護施設で妹は親の病気や経済的理由、親からの虐待や育児放棄、親の逮捕親の自殺、親の薬物依存…

その他様々な理由によって本当のママやパパと一緒に暮らせなくなった、小学生から高校生の子どもたちと食事・お風呂・寝かしつけなど、生活そのものを共にし子どもたちのお世話や様々なケアをして暮らしています。

妹が施設で様々な過去を持ち、様々なこころの傷を抱える子どもたちと接する中で感じていること、子どもたちのことを思い日々迷い悩んでいることは、きっとママちゃんなんかでは到底すべてを分かることなんて出来ないくらいに、難しくて、苦しくて、悔しいことがたくさんあるのだと思います。

今までも、妹自身の「子ども」への向き合い方や、妹の生き方などの相談を受けた時は
出来るアドバイスをしたりもしてきましたが、ママちゃんにはいつも思うことがあります。

それは、どんな性格やどんな気質の子どもでも、どんな過去がありどんな環境で生まれ育った子どもでも

どんなに癇癪を起こす子でもどんなに暴言をはく子でも、どんなに悪いことと分かっていながら悪さをする子でも

2歳でも高校生でも、家庭であっても施設で育った子どもでも、子どもたちが欲しいものは、本当にシンプルで


「私のことを愛して欲しい」


本当に、ただただそれだけなんだということ。

「愛する」って

あなたはここにいていいんだよ、あなたのこと私はちゃんと見てるよ

あなたのこと信じているよ、あなたは私の大切なんだって伝えてあげること

それは、「大好き」な気持ちをことばで渡してあげることだけでなく

抱きしめることでも、笑顔を向けてあげることでも

目を見て「うん、うん」と興味深く話を聞いてあげることでも

「ママ」と呼ばれ「なぁに?」とすぐに返事をしてあげることでも

子どもの名前をぬくもりを持って呼んであげることでも

子どもは愛に触れることができるとママちゃんは思っています。

そして、幼稚園の先生や保育士さん、小学校・中学校の先生たちが(高校・大学は子ども本人の学びたいという意欲で行くものだと思うので、今回は中学までで考えています)

子どもたちがすでにそれぞれの家庭、それぞれの幼児期に築いてきた土台に、子どもたちへの愛情とともに更に新しい世界を触れさせてあげ

子どもたちに集団行動だからこそ学ぶことの出来る協調性などの新しい力や、スポーツやお遊戯、その他様々なカリキュラムを通して新しい知識や技術を教えてあげ、人として大きく成長するのを補助してあげること

例えるなら、バームクーヘンの層をどんどん外へ外へ大きく増やしてあげることが主なお仕事なのではないかと思うのに対して

「家庭」と同じ位置として存在するであろう児童養護施設での、特に様々な問題を抱えて育った子どもたちには「外へ外へ」ではなく

バームクーヘンの真ん中にある穴をまずは埋めてあげることが大切になってくるのではないかなぁ…

ということです。

そしてそれは、家庭内においても、大人から見て問題とされる行動を繰り返す子どもに対して私たち親がしなくてはいけないことは、とにかく何よりもまずはその子のこころの穴を揺るぎない愛情で満たしてあげること…

こころの土台が安定して初めて

人は外へ外へ大きく大きく成長出来るのではないか

と思うからです。

こころが満たされていない、自己肯定感が育まれていない、自分を誰かに愛してもらうこと、自分で自分を愛することが不足している状態、つまりこころの真ん中の穴が埋まらない状態では

どんなに社会で生きていくためのマナーやルール、自分のチカラで強く生きていくための術を身に付けさせようとしても、それは子どもを本当の意味で育て、助けることにはならないのではないかと思うのです。

そしてそれは先ほど述べたように、家庭においての子育てでも同じことが言えるのではないかなぁと思っています。

子どものこころに穴があきっぱなしで、子どものこころの根底が揺らいでいる状態では、その上にどんなに頑張って色々なものを積み上げても、それはきっと安定することなく、ぐらぐらと揺れてしまうと思うのです。

もちろん、幼稚園や学校でも、子どもたちのこころの問題に向き合って日々悩まれている先生方はたくさんいらっしゃるだろうし

逆に児童養護施設の先生でも、全ての先生が子どもたちのこころの穴を埋めることに重きを置いているかどうかは本当にそれぞれの施設、それぞれの先生によって対応は違うかもしれません。

でも少なくとも

子どもたちをまずは愛情で満たしてあげること、あなたは必要な人間なんだと伝えること

感謝や思いやり、誠意を持って向き合うことを大切にしている妹の考え方は

「ママちゃん育児法」に共通するところもたくさんあって、ママちゃんは心底共感しているし、本当の子どもではないからこその難しさがある中で、自分の考えを信じ、子どもと向き合う姿勢を崩さないそんな妹をこころから尊敬しています。

施設にいる子どもたちのそれぞれの家庭やそれぞれの子どもたち自身が抱えている問題は、きっととても複雑で難しいものではあると思いますが


施設で育つ子どもたちにとっても、家庭で育つ子どもたちにとっても、子どものこころの真ん中が、愛情で満たされているかどうかは

子どもにとって、1人の人間にとって、真っ直ぐ強く優しく生きていくために何よりも何よりも大切なのではないかとママちゃんは思っています。

そして子どもたちが様々なことを学び吸収し人として大きく成長するためにも、「家庭」という場においてまずは子どもたちのこころの土台をしっかり安定させてあげること

子どもたちが健やかに生きていくためにとても大切なものが、ママの両手にはたくさん詰まっているのだということを多くの人に気付いてもらえたらなぁと願っています。

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