記事提供:ナナオクプリーズ

昔々、おじいさんとおばあさんが都会の人混みの中でいつしか自分を見失いそうになっていました。

おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいくと、川上から大きな桃がひとりじゃないひとりじゃないと流れてきました。

「この桃と巡り会えたのはきっとキセキなんだね。永遠に約束するよ、家に持ち帰って食べると」

持ち帰った桃を割ってみると、中から大きな希望と夢と愛しさと切なさと心強さと赤ん坊が現れました。

「会えない時もずっとこの思い絶やさぬようにという意味を込めて、この子には桃太郎と名づけましょう」

すくすくと育った桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんに向かって言いました。

「ずっと迷惑をかけてきたけど 育ててくれた親にマジ感謝

鬼ヶ島に向かって誓ったんだ お前を絶対離さねえ」

きび団子をもらった桃太郎は【ナンバーワンよりオンリーワン】と書かれた旗を掲げて、臆病な自分を乗り越えて鬼退治へと小さな一歩を今確かに踏みしめていきました。

桃太郎が明日に向かって走っていると、向こうからイヌがやってきました。

「暗闇を切り裂いていけるよ、きび団子と一緒なら」

桃太郎が移りゆく街並みを眺めていると、向こうからサルがやってきました。

「きび団子に心から伝えたい、一生一緒にいてくれや」

桃太郎が翼を広げていると、向こうからキジがやってきました。

「食べたくて食べたくて震える」

桜舞い散る夏の日差しの秋風に吹かれて雪の華を見つめながら、桃太郎達は鬼ヶ島へ到着しました。

瞳を閉じて……。

桃太郎は鬼達の心の扉を叩いてこう言いました。

「晴れた日は二人で手をつないで 鬼退治へと一緒に行こう

どんなに辛い道のりだって お前を絶対離さねえ」

桃太郎達はいっせいに跳びかかりました。

イヌはそのするどい牙で、鬼の腕にBrand new day.

サルはそのするどいツメで、鬼の顔面をHold me tight.

キジはそのクチバシで、鬼の眼球をLa La La……wow wow……

「うわあ、まいった。もう悪さはしない。ほんの少しの勇気を心に灯して、昨日までの弱い自分にサヨナラを告げさせてくれえ」

鬼達からゆずれない大切な何かを取り返した桃太郎達は、いつまでも幸せにI love you Remenberましたとさ。

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