出典@nagi yoshida

この美しいフォトグラファーをご存知だろうか?昨年自ら裸になり、裸族との屈託のない交流の写真や、今まで目にした事のないアフリカやアフリカ人の表情を撮ったと話題になり、SNS上で拡散されたnagi yoshidaさんだ。

出典Akiomi Kuroda Photography

【 プロフィール 】nagi yoshida / フォトグラファー、1986年、東京生まれ、アフリカ育ち(嘘)。小さい頃の将来の夢はアフリカ人になることだった。いつか、どこかのタイミングで肌の色を選べるチャンスがくるものだと信じて待っていたある日、

突然「貴方は日本人だから彼らみたいにはなれないよ」とショックな真実を親から突きつけられ、何かを拗らせたかのように現在はカメラ片手にアフリカへ渡り、時には裸になって少数民族をしつこく追い掛け回している。

出典 http://nagi-yoshida.com

出典@nagi yoshida

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彼女はより近い距離で写真を撮る。

出典@nagi yoshida

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私のアフリカ人への憧れは幼少期から。初めてアフリカの少数民族をTVで見た時「すっんごいカッコイイ!私も大きくなったらあの人たち(アフリカ人)と同じ姿になって、あーいう生活するんだ!」って、ずっと思っていた。

だけど、年長さんになっても小学生になっても自分の肌の色が黒くならないことを疑問に思い始めていた矢先、自分が日本人であるということを親から聞かされ、物凄いショックを受けたのを覚えている。

ただ自分がアフリカ人にはなれないと気づいてからも、彼らは私にとってどんなスターよりもカッコイイ憧れの存在だった。

出典 http://www.innovations-i.com

彼女の憧れやリスペクト、喜びや友愛などがその写真から伝わってくる。

出典@nagi yoshida

出典@nagi yoshida

出典@nagi yoshida

23歳で、アフリカに飛んだ彼女の見たものは…。インタビューでの第一声はこうだった。「アフリカは過酷な地ではありますが、そんな場所でも強く、明るくあっけらかんと笑って過ごしている人々が沢山います。その多くは自分たちのことを”貧しい”だなんて思っていませんし、誇り高き人々です。」

周りから聞こえるのは貧困だのHIVだの戦争だのとアフリカに対してのネガティブな意見ばかり。自分が見ているアフリカと他の人のアフリカの見え方が大きくズレているような気がしてならなかった

出典 http://japangap.jp

私は企業の人間でもないし、NPOなどでアフリカに行っているわけでもないから正直経済や政治のような難しいことは分からない。

だけど、一人の旅人として、一人のフォトグラファーとしてアフリカに行く私だからこそ伝えられるアフリカがあるのではないかと思う。そんな私の視点から見た魅力あふれるリアルなアフリカをこの場をかりて伝えていけたらと思う。

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という彼女の撮る写真は素晴らしい!

出典@nagi yoshida

出典@nagi yoshida

注目を集めた裸族との写真。「nagi yoshida=裸」という印象がついた。しかしそれは一つの手段であり彼女の伝えたいところの本意ではない。インタビューを通して話してもらった。

【 Q & A 】

Q:アフリカに裸族はどれくらいいるの? ○○族、△△族という感じで数えると?

A:意外と減ってきていて、今私が名前と姿を把握しているのは15部族。

Q:今までに、何族(裸族)とふれあいましたか?

A:12部族とは接触しましたが、裸のお付き合いをしたのは6部族。

Q:裸になる事に恥ずかしさはないですか?

A:私が彼らの前で裸になる時は、いい写真を撮らせてもらう為に相手の警戒心を解いて、彼らへの敬意を表す手段の1つなので彼ら原住民の前で脱ぐことに対しては何の恥じらいも戸惑いもありません。ただ、一緒に同行している通訳や洋服を着ている現地の人たちはエッチな目で見てきますし、変な言葉を掛けてくるので脱いだ時は極力彼らの目の届かないところへ裸族と共に裸で逃げます(笑)

出典@nagi yoshida

「 ダマラ族の大半は"裸は恥ずかしい"と思い始めて服を着始めている。服を着ることは悪いことではない。貧乏だから裸でいるってわけでもない。

ただ、私たちは自分たちの文化を誇りに思っているから、このスタイルをこの先も守って行きたい。だからナギが日本に帰ったら私たちのような人間がまだ居ることを伝えてほしい 」

出典 http://ameblo.jp

彼女の行動は、言葉の通じない警戒心の高い少数民族へのリスペクトをストレートに伝える手段としてのもの。その潔さや相手の懐に飛び込む勇気が、これらの写真をより輝かせているのだろう。

そんな熱烈な憧れを抱いて撮る彼女のアフリカ少数民族の姿、そして触れ合い。

出典@nagi yoshida

出典@nagi yoshida


Qこれからの計画、やりたい事を教えてください。

A:まだ会っていない少数民族がアフリカには沢山いますし、面白いお祭りも沢山あるので、そういったモノに体を張って参加したいですし、体力が無くなる前にアフリカ大陸以外の少数民族にも会いに行きたいなと思ってます。



出典@nagi yoshida

順風満帆ばかりでないアフリカの旅。ウンコ飛ばしたり、裸族と裸の付き合いをしたりと彼女から目が離せない。

「何故、異国で嫌な思いをしたり、泣いたりしてまで、また懲りずにそこへ戻るのか?」とよく聞かれるのだが、自分でも正直その詳しい理由は分からない。だけど、私にとってアフリカという地はとにかく面白くて仕方がない。

どこへ行ってもハチャメチャなことが起きる。嫌なことも面白いことも。今回のブルキナファソの話で言えば、エアコン設備がある宿に珍しく泊まれたので、その時はもう嬉しくて真っ先にスイッチを入れたのだがスイッチを入れた瞬間、

吹き出し口から大量の土がふき出した。かと思えば、エアコンから大きな変な音が出始めて、これは爆発でもするんじゃないかと思った瞬間…吹き出し口から大きなイグアナが私目がけて飛び出してきたという出来事があった。

私はこういう予想外のことが日常的に起こるアフリカがたまらなく好きなのだ。そして、アフリカは私に色んなことを教えてくれる。私はアフリカに行く前までは小心者で、1人で何かをするということもできなければ、今以上に人見知りで自分の感情を表に出すことも殆ど出来なかった。

だけど、アフリカに行って”国や文化は違えど、人間はその環境に応じた人間になれる"ということを彼らから教えてもらい、色んな意味で自信がついた。

出典 http://www.innovations-i.com

今では年に1-2回程度フォトグラファーとして、旅人としてアフリカへ行くようになった。正直今も経済や政治のような難しいことはよく分からない。だけど、私は大好きなアフリカ人の笑顔を撮りにアフリカに行く。

そして憧れの裸族に逢えば、距離感のない写真を撮るべく喜んで裸になる。

出典 http://japangap.jp

彼女のメッセージは力強い。

出典@nagi yoshida

「 なりたい 」「 やりたい 」その純粋な衝動に勝るものなんてあるはずがない。やりたいことはやる。見たいものは見る。そこに我慢など必要ないと私は思う。あと1歩が踏み出せない人に、最後にもう一度こう言いたい。「 なぜ裸にならないの? 」

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彼女のいう「裸」とは、心のことなんだろう。心を開き、自らと相手に向き合う。懐に飛び込んで行く強さと覚悟のことなのではないだろうか。

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4人目となる夫はアーティスト。
ふと思いつき、2人常夏の国タイで暮らしています。
4度の結婚までを綴った「三度の離婚より結婚が好き」は、単なる自叙伝にとどまらず母娘の確執から女性の性、社会、結婚、離婚、婚活 など多岐に切り込んだ内容。
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