数あるフレンチの定番の中でも、前菜として、パーティメニューとして見た目にも華やかなテリーヌ。それにデザートのゼリー。さまざまな西洋料理がある中で、固める素材として使われるのはゼラチンです。

ゼラチンといえば、動物性ですよね。それが悪いというのではないのですが、サッパリ、スッキリ、植物性でつくって食物繊維たっぷり、腸内環境改善まで目指せるといえば、海藻のテングサを原料とした寒天でしょう。

寒天といえば和菓子!

出典 http://www.photo-ac.com

そんなイメージはありますよね。古来、ところてんに黒蜜をかけたり、寒天を冷やし固めたものに黄粉などをかけたりして、親しんできました。

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缶詰や生クリームなどをあしらっての欧風アレンジも、今や普通のことです。

それだけじゃない!寒天の変わったアレンジ方法。

粉寒天をよく利用する料理研究家が、北海道でご活躍の星澤幸子先生。さまざまな料理に活用して、斬新なメニューを開発されておられます。ステキなレシピですので、ゼヒ、参考になさってください。

ブロックポテトサラダ

出典 http://www.stv.ne.jp

■材料(4人分)

じゃがいも2個、にんじん50g、塩少々、水カップ1/2杯、玉ねぎ1/4個、塩少々、枝豆大さじ3杯、粉寒天4g、水カップ1/2杯、マヨネーズ大さじ3杯、塩・コショウ各少々

■つくり方

(1)ボウルに寒天液用の分量の水を入れ、粉寒天を振り入れます。じゃがいもは皮をむいて半分に切ってから7~8mm厚さに、にんじんは皮をこすり洗いして、半月の薄切りにします。玉ねぎは極薄い千切りにしてから塩で揉み、水にさらしてしっかり絞ります。

(2)鍋にじゃがいもとにんじん、分量の水と塩を入れ、フタをしてじゃがいもが軟らかくなるまで煮ます。

(3)じゃがいもが軟らかくなったら寒天液を加えて混ぜます。沸騰したら火から下ろして、すぐに調味料と玉ねぎを合わせ、枝豆を加えて全体をよく混ぜます。

(4)水で濡らした型にポテトサラダを入れて、表面を平らにならして冷やし固めます。固まったら食べやすい大きさに切って盛ります。

※ポテトサラダの革命とも言える一品。寒天で固めてブロック状にし、持ちやすく、食べやすく仕上げました。

包丁で切った断面には、じゃがいも、にんじん、枝豆の色合いがキレイに出ます。じゃがいもの存在感がわかるようつぶしすぎないのがポイントです。おもてなし料理やお弁当にも最適です。

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ポテトサラダがブロック状になっているので、パーティメニューにしちゃっても楽しいですよね。

唐黍豆腐(とうきびどうふ)

出典Creatio Domus

実際に、星澤レシピでつくってみたものです。初夏、トウモロコシが出始めるとつくってみたくなる料理ですね。

■材料(4人分)

豆腐の材料:生とうもろこし1本、昆布だしカップ1杯、粉寒天2g、片栗粉大さじ1杯、塩小さじ1/4杯
あんの材料:昆布だしカップ3/4杯、しょうゆ・みりん各小さじ2杯、水溶き片栗粉少々

■つくり方

(1)昆布だしは水に10cmの昆布を30分浸し、火にかけて沸騰直前に昆布を取り出します。

(2)とうもろこしの実は包丁で切り落とし、残った胚芽は包丁の背でこそげ落とします。

(3)カップ1杯の昆布だしに粉寒天をふり入れて5分程置いてからとうもろこしとともにミキサーに入れ、片栗粉と塩を加えて滑らかにします。

(4)鍋に移し、混ぜながら3分ほど沸騰させ、型に流して冷やし固めます。

(5)あんは昆布だしと調味料を沸騰させて水溶き片栗粉で軽くとろみをつけます。切り分けたとうきび豆腐にかけていただきます。

※料亭で出てきそうな素材の味を楽しめる上品な一品です。生のとうもろこしを寒天で固めたお豆腐は甘みたっぷりでやさしい滑らかな食感です。昆布のだしを豆腐の中とあんに使い風味をつけました。夏のおもてなしによく冷やしてて召し上がりましょう。

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色鮮やかなので、他の食材と合わせても美しいかと。おもてなしにも良いレシピです。

寒天って、そもそも何?

出典 http://ja.wikipedia.org

寒天は「テングサ」や「オゴノリ」という海藻を加工してつくられるものです。食物繊維が豊富なので、どんどん食べましょう。

ジュレっぽい雰囲気も演出できるし、硬くしかりとした仕上がりにすることもできます。洋風の献立にも重宝しますよ。寒天の固まる性質を利用すれば、さまざまな料理に使っていくことができるでしょう。

もちろん、棒寒天を使っても良いのですが。少量ずつ小分けにされている粉寒天は、保存しておく場所も取らないし、使い勝手が良いのでおススメですね。腸内環境改善にも、ゼヒ、寒天を利用しましょう!

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Yoshinao Tsuda このユーザーの他の記事を見る

サプリメントライター、コピーライター、制作ディレクターを経てフリーのライター兼編集となる。食品・食育・美容健康分野を中心に、宣伝・広告、書籍・雑誌と、企画・編集から納品までを受注。イラスト発注はもちろんのこと作成に至るまで幅広く活躍し、手描きPOPのセミナー講師なども務める。萬屋。主な編集著書に「東京ダイエットグルメ」「大豆ミートDEダイエット」(TBSサービス)などがある。

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