2013年に漫画家の赤松健氏が発案した同人マーク。本来は二次創作同人誌を保護するために作られたものなのですが、マーク自体があまり知られていないことから誤解を生むこともあるようです。

同人マークとは

このマークは作者本人が二次創作を認めるという意思表示をするものです。つまりこの作品は同人誌即売会での同人誌の配布(有償・無償問わず)を許可しますという目印になります。

あくまでも作者が自分の作品に表示するもので、同人誌側がつけるものではありません。

出典 http://blog.livedoor.jp

同人マークの提唱者、赤松健氏のUQ HOLDERにも試用・表示されています。

このマークがない作品の二次創作を販売してはいけないの?

本ライセンスは、本ライセンスによる利用許諾の範囲外の利用や、本ライセンスが付されていない他の作品の利用について、何らかの意思を表示したり、従前と扱いを変える趣旨のものではありません。

出典 http://commonsphere.jp

同人マークが許諾しているのは同人誌即売会での同人誌の配布のみですが、通販、インターネット配信、デジタルメディアでの配布、コスプレなど従来の同人文化を規制するものではなく、現状を維持するという趣旨です。

現状維持なのになぜマークが必要なの?TPPとの関係

日本の二次創作同人誌はほとんど黒に近いグレーゾーンでした。著作権的にはアウトですが、著作権侵害は親告罪なので作者自身が警察に通報しない限りは黙認されてきたからです。

ところが、日本がTPPに参加する可能性が出てきた現在、著作権侵害の非親告罪化という問題が出てきます。

非親告罪化すると、作者以外の第三者が著作権違反だと判断した場合でも訴えられる可能性があります。たとえば、嫌がらせのために特定の同人作家を通報するなんてこともできてしまうわけです。

同人マークは来るべきTPP導入に備え、権利者の望まない摘発を防ぐとともに日本の同人誌文化を維持するために考案されました。

同人マークのある作品

出典 http://afternoon.moae.jp

弐瓶勉「シドニアの騎士」

ヨゲンメ「キミと死体とボクの解答」

発案者の赤松氏はこのように語っています

まとめ

同人マークの大々的な広報・普及活動はTPP導入後の様子を見てから行っていくとのことです。ほんとうに漫画業界や同人誌市場を守るために効果があるのか、今後の展開に期待したいですね。

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華蓮 このユーザーの他の記事を見る

子供の頃から不思議なものを見つけたら調べずにはいられない性格。ちょっと恥ずかしがり屋なのはご愛嬌。一般の人が知らない「面白い」を探すのが私の喜びです。

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