沖縄本土の人もなかなか訪れる機会のない南大東島

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沖縄本島から東に約360km。太平洋に浮かぶ南大東島。

人口約1300人のこの島には高校がなく、高校進学のために島を離れる子どもたちの姿は、2013年に映画化されたことでも知られています。

この島へ行くには、那覇から飛行機に乗る方法(約1時間)と、那覇泊港から「だいとう」という船で渡る方法(約13~15時間)があり、飛行機の場合は島内の空港に着陸できますが、まわりが岩礁でできている南大東島では、船の高さまで岩場を掘り下げることができず、乗客はクレーンに乗って上陸します。

そんな島に年に2回だけやってくるもの。それは

移動書店!!

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小学校の体育館ほどの広さの会場に、年に2回だけの書店が登場するのです。

段ボール130箱、約6000冊が南大東島へ!

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南大東村の教育委員会からの要請により、那覇市内の書店が始めた活動ですが、現在は那覇市内にある「リブロリウボウブックセンター店」がこの活動を引き継いでいます。商品は事前に船便で送り、開催前日、リブロのスタッフが飛行機でやってくるのです。

島には商店なども少なく、子どもたちにとって、たくさんあるモノの中から自分が欲しいものを選び購入するという機会はとても少ないそうで、6000冊の中から自分が欲しい本を選ぶことは、とても大きな経験になるそうです。

満面の笑み!

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欲しかった本が自分のモノになる——それだけで、子どもたちはこの上なく幸せな気持ちに!

家まで待てない!

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そして、自分のモノになった本をすぐにでも読みたい!と、会場を出た瞬間、家まで我慢できず、買ったばかりの本を読み始めるのです。

インターネットで本が買えるようになったものの、自分の手に取り、開いて、中身を見て選ぶ楽しみは、書店でしか味わうことができません。この、子どもたちの真剣な眼差しを見ていると、本が持つ底力を改めて思い知らされる気持ちになります。

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福岡在住。Amebaみんなの編集局公式ライター。旅、食、スポーツなどのジャンルについて書いています。

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