配偶者の転勤や出産といったライフイベントをきっかけに、専業主婦を選ぶ女性は今でも少なくありません。離職期間が長くなればなるほど、正社員に復帰するハードルも高くなります。いったん家庭に入った女性もスムーズに職場復帰できるよう、再就職という高いハードルを低くする試みが、始まっています。

不安を自信に変える、リカレント教育という選択

優秀な大学生でさえ就職に苦労するなど、職をめぐる環境は激変しています。英語、コンピュータースキルなどの面で、果たして”イマドキ”の職場についていけるのか。一旦離職した女性も即戦力として通用するようトレーニングする、再就職支援カリキュラムを提供する大学があります。

卒業生以外にもチャンスあり

これらのプログラムの特長は、大卒であれば年齢不問で卒業生に限らず門戸が広く開かれているところです。また、キャリアカウンセリングもプログラムに含まれています。一定期間を学生に戻って勉強した後は、大学のバックアップを得て再就職に備えることができます。

バックアップは必ずしも再就職を約束するものではありませんが、履歴書の書き方や面接にあたっての心構えなど。職をめぐる環境が激変した今、現役大学生をも支援するキャリアセンターからの助言は、心強いものとなりそうです。

また、再就職にあたっての不安を自信に変えることができるのも、一緒にがんばる仲間がいるからではないでしょうか。1年あるいは半年と、長期に渡って共に学んだ仲間の存在は、卒業した後にこそ心強いものとなるでしょう。

学び直しの窓口は、大学以外にもある

結婚・出産などで離職した女性、なかでも主婦の再就職支援に特化した「女性しごと応援テラス」は、人材派遣会社の「パソナ」と連携しています。子育てや介護との両立をめざす女性のために、家庭との両立に理解のある企業の求人を取り扱っているところが特長です。

28年ぶりに再就職を果たした52歳女性の例もあり、主婦であれば年齢は不問です。また今後増えるであろう、短時間勤務正社員も、探せば見つかるかもしれません。

地方でも広がる、主婦の再就職支援

主婦の再就職支援は、今後人手不足が深刻さを増す、首都圏や関西圏での取り組みが先行してきました。そして今後は地方でも、育児や介護で離職した人向けの取り組みが始まります。

「キャリア・リターン応援制度」は、事業者となる派遣会社によって支援の内容が異なるものの、一定期間のブランクがある人向けに、研修と職業紹介を一体化した制度です。PTAでの役員・委員経験者に特化した職業紹介を行っている、ユニークな会社も選ばれています。

多様な働き方が可能になれば、女性の労働力もきっと増えるでしょう。今は主婦向けの取り組みが主ですが、女性の就業率が上がって労働力が増えれば、多様な働き方は女性以外にも広がります。長時間勤務か離職かの二者択一ではない、第三の道へ。ライフイベントが発生しても、仕事が続けやすい世の中への準備は、着々と進んでいます。

この記事を書いたユーザー

ウォルサム このユーザーの他の記事を見る

とある地方都市在住の暇な人です。おかたいところとばっかり縁があった反動で、すっかりゆるふわ好きになりました。リラックスして楽しめる、そんな情報をお届けしたいと思ってます。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス