本国アメリカより、日本で人気の高いスイーツ

シフォンケーキは、実は本国よりも日本で一般的な洋菓子として定着しているアメリカ生まれのケーキです。カフェメニューとして、また手作りのレシピも人気があり、色々なバリエーションが楽しめます。
手作りする場合は特に、よりふわふわに、高さが出るようにと、何度も練習してレシピを追求している方も多いと思います。

そのシフォンケーキを作る場合、冷ます際には逆さまにしなければならないのですが、手作りされる方は、それがなぜか気になったことはありませんか?

レシピ通りに作ってもシフォンケーキがうまくできなかったり、もっと高さを出したいと思っている場合、今日ご紹介する内容をもしご存知なければ、知っておくと今後のひとつの参考になるかもしれません。

シフォンケーキとは?

1927年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの一介の保険外交員で料理愛好家、ハリー・ベーカー(Harry Baker、1884年 - 1974年)によって考案され、食感が絹織物のシフォンのように軽いことから名付けられた。

出典 http://ja.wikipedia.org

シフォンケーキ型(“Angel Food Cake Pan”)を用いて、中央に穴が空いた形に焼き上げるのが特徴。この型は元々アメリカ発祥の菓子の1つで、シフォンケーキ発想の元になった、ともいわれている「エンジェルフードケーキ(Angel food cake)」のために作られたものである。

出典 http://ja.wikipedia.org

ベーカーは生きていくためにレシピを公表せず、その製法は長く秘密にされていたのですが、1947年に自らの高齢などを理由にゼネラルミルズ社にレシピを売却したことで、シフォンケーキ作りのブームが起きました。

まさか日本でこんなにも愛されるケーキになるとは、ご本人も思っても見なかったでしょうね!

逆さまに冷ます理由

さてシフォンケーキは型に沿って膨らむケーキですが、オーブンから出してそのまま冷ましたりすぐに型から外してしまうと、ケーキが自身の重みでつぶれてしまい、目が詰まった仕上がりになります。

型ごと逆さまにして生地が膨らんだ状態を保ちながら冷ますことで、しぼむのを防いでいるのです。

型の選び方

同じ材料や手順で作って比べた場合、どれくらい高さが出るか、ふわふわになるかには、使用する型の材質も関係してきます。

まず材質は、熱伝導率が良いものがおすすめです。その中でも軽くて安価なアルミが一番向いています。熱伝導率の点から言うと、アルタイトのものでもOKです。型離れが良いシリコンやフッ素加工などはおすすめできません。

なぜかと言うと、逆さに冷ましている間にケーキが外れてしまうと、底がつぶれて形を保ったまま冷ませないためです。

またステンレスでも生地がくっついたまま冷ませるため使えないことはないものの、熱伝導率が悪いという点からは膨らみが悪くなる部分も出てくるので、焼きムラが出やすいオーブン(場所によって温度が違うなど)によってはあまり向いていません。

焼きあがった後に逆さまにして冷ますのは、食感や高さのためでもあったのですね。
型も選べば、更に柔らかさや高さを追求することも可能になるかもしれないと言うわけです。

もちろんシフォンケーキのレシピは色々とあり、配合や作り方によっても味や柔らかさは様々なので、一概に型だけで「高さ」や「食感」が決まるわけではありません。オーブンの温度の出方や使い方、技術など、それらの総合的なバランスで仕上がりは違って来ます。

その上で、シフォンケーキのレシピを追求していく中で、この話が1つのヒントとしてお役に立てることがありましたら幸いです。

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お菓子の型が大好きで、現在所有している数は750個。
自宅でも仕事でも、ほぼ毎日お菓子・パンを作り、日常の化粧品作りも趣味。
学生の頃は食物栄養を専攻。
2014年お菓子のレシピ本を出版。
自家焙煎珈琲専門店勤務の30代・二児の母。

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