受験シーズン真っ只中。自分の場合は、高校受験と、大学受験(×2回)と受験にまつわる思い出は、良いことはないのですが、”自分以上に親が心配していた”…というのが、今となっては良い?思い出です。

当時は、なぜ自分以上に心配しているのか?と他人事のように思ったりしていました。ただ、今は自分に子どもが出来て、心配する気持ちも分かるようになりました。ざっくり20年くらいかかりましたが。笑。

■子どもの才能を親が引き出すことができるのか?

最近の子どもは、習い事や塾、はたまた早期教育を重視して、スケジュールがぎっしりで遊ぶ暇もないということもあるようです。もっともシンガポールなんかでも、小さいうちから競争が激しいので、本当にものすごい勉強をしています。

そういえば、シンガポールでは、親が子どもの勉強のために本当に一生懸命でした。それが嫌で他の国に移住してきた家族とも会ったこともあります。個人的には、お受験よりも、

その先、どんな大人になるのか?ということが一番気になるのですが、そのために親ができることってあるのでしょうか。子どもの才能(お受験も含む)を親が引き出すことは出来るのでしょうか。

少し前の雑誌(クーヨン2014年1月号)を見ていたら、幼児教育や整体の大ベテラン先生である、あまややすこさんの記事がありましたので、引用します。

■才能のベースとなるのは想像力

才能と言われるものは、すべて想像力とつながっています。新しいことを発明するのも、作品をつくるのも想像力。運動選手だって「自分はできる」という想像力があって、先を目指せるわけです。

想像力があり、自立しているのが成熟した人間。まずはここを目指して子どもを育ててあげたいですね。

出典クーヨン2014年1月号

こうして子どもを育てていると、自ずとその人の「才能」が表れてくるというのです。ちなみに、この想像力を育てるには、絵本が一番いいとも話されています。

しかし、子どもの想像力は、親がどう頑張っても伸ばすことはできないのではないでしょうか。もちろん、環境を作ってあげる、ということは出来たとしても”想像力そのものを教える”というのは、できないでしょう。

育休とって1年間がっつり休んでいましたが、クリエイター的にも同じことが言えます。(一応、広告クリエイターなので)アイディアの発想の仕方は教えることができても、アイディアそのものは、教えることができません。

■大人ができることは「見守る」ことだけ

あまやさんの話は続きます。

「これだけを伸ばす」というかたちで教育するのは、避けたいですね。心身ともにバランスよく育ってこそ、その子に備わった才能が芽を出すのです。大人ができることは、「伸ばす」ことより「見守る」ことではないでしょうか。

出典クーヨン2014年1月号

結局、大人ができるのはこれだけ。でも、”子どもを信じて見守る”、というのは、逆に言うと親にしかできないことです。子どもの育ちは、紆余曲折が必ずあって絶対、親が思うようにはいきません。そういう時こそ、信じて見守る、という親のスタンスが大切なんですね。

そう考えると、子どもの受験結果を子ども以上に心配していた自分の親、っていうのは、いい親だったんだなあ、と今更ながらに思いました。最後にあまや先生の言葉を引用します。

才能は、親が伸ばしてやるものではありません。その子に才能があれば、親が止めても溢れ出る。才能とはそういうものです。親がやるべきことは、特定の何かを伸ばすことより、ひととして必要なものが欠けないように補ってあげること、そして慈しんでいくこと、それくらいしかありません。

出典クーヨン2014年1月号

たった一つのことぐらい、ちゃんとできるようになりたいものです。

この記事を書いたユーザー

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吉田和充/東京都出身

クリエイティブコンサルタント/クリエイティブコネクター

得意分野は、食や農、遊び、学び、育ち、子どもといった「人の真ん中」に携わる部分。

経営戦略、広報広告戦略の立案、プロデュースや、商品、新規事業開発、海外進出プロデュースなどの企業や店舗、個人の課題解決をしています。

海外のいろんなところに住んで、世界中で仕事をしたい、という中2的妄想を持つ40代クリエイター。

2015年保育士免許取得(←予定!)
2014年次男誕生に際して1年間の育児休暇を取得。
男子2児の父。

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