ケニアに住む90歳のおばあちゃんが聖書を読めるようになりたいと、自分の曾曾曾孫達と一緒に小学校に通っているニュースが話題になっている。

ケニア人で90歳のおばあちゃんプリシラ・シチエネイさんは、5年前から地元の小学校へ通いだした。子供の頃に学校へ行くことができなかった彼女は、読み書きを覚えて聖書を読めるようになりたいのだという。

出典 http://www.tv-tokyo.co.jp

プリシラさんが教室で一緒に勉強するのは10~14歳の児童たち。そのうち6人は、なんと彼女の曾曾曾孫達である。さらに、65年間も助産婦として働いてきた彼女は、生徒の何人かを取り上げたというから、子供達にとって彼女は同級生というより保護者的な存在だろう。

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ケニアの教育事情について

日本では義務教育と言う制度があるが、ケニアでは学校へ行かない子どもたちが多く存在する。学校へ行かず、結婚をせずに子どもを産むケースもあるらしい。プリシラさんが、そんな子どもたちに「なぜ、学校へ行かないの?」と聞くと「もう若くないから」と答えるのだとか。

そこで、自ら90歳という高齢で、学校で学ぶ姿を見せることで、「90歳の私が学校へ通っているのだから」と、教育の大切さを伝えたい思いがある。

ケニアの初婚年齢は時代とともに上がっていますが、早婚(18歳未満での結婚)は違法でありながらいまだによく見られます。特に農山漁村地域と都市部のスラム地域で顕著です。ケニアの若年出産の多くは、正式に結婚している夫婦の間で見られます。女性の半数は20歳までに結婚し、そのうち26%は18歳ですでに母親になっているか、妊娠しています。

出典(ケニア統計局、国際生活機能分類-国際障害分類改訂版、2010年)

ケニアでは全国的には就学率が増加していても、地方ではまだまだ学校に通えている子どもが少ないという現状があります。2006年の全国平均の純就学率は86.5%ですが、北東部地域では20.8%にすぎません。また、学校に通う子どもの数は、男女の性別によっても大きく異なります。

ケニアの北東部地域でも、女児だけを見れば純就学率は16.5%と、さらに低い数字を示しています(Millennium Development Goals Status Report for Kenya, 2007 )。マリでは、学校に通っていて、かつ自分の年齢に合った学年の学級にいる男児が67%いるのに対し、女児は54%でしかないのです(UNESCO, 2006)。

出典 http://mudef.net

女児が学校に通えないのには、様々な理由があります。宗教や、文化的理由から、女児が家を離れて学校に通うことが認められない場合もあります。また、水くみや薪拾いなど家事手伝いが女児の仕事と考えられているため、学校に通う時間がない場合もあります。

近年では南部アフリカではエイズにより両親または片親を無くした子どもが、家族の面倒をみるために、学校に通うことをあきらめてしまうこともあります。

出典 http://mudef.net

はじめのうち、プリシラさんを学校側が受け入れてくれなかった。だが彼女の熱意が伝わり、今では校長も児童たちも彼女を誇りに思っているとのこと。読み書きはもちろん、算数と英語、ダンスや音楽の授業も、他の児童たちと同様に受け、古くから伝わる地元の慣習を児童に受け継ぐ役割も果たしている。

出典 http://www.tv-tokyo.co.jp

自分の名前が書けるようになった。

こちらが、プリシラさんがみんなに伝えたいメッセージ。

教育は財産になる

「教育は財産になる」。特に女の子たちに伝えて行きたいと熱い想いを語る・・・。ケニアでは、まだ幼いうちに強制的に結婚させられたり、子どもを産むのが女性の生き方のように思われている。

プリシラさんは、90歳になり、自分が読み書きができなかったことに後悔していると同時に、「いくつになっても遅すぎることはない」ということを、身を持って児童たちに広めたい熱い想いが伝わってくる。

出典 YouTube

これからも、ますますお元気でいて欲しいですね☆

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cocon☆hanna このユーザーの他の記事を見る

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