かつては「糸目・かぎ鼻・おちょぼ口」が美人とされていたように、国や時代が変われば美の基準は変化する、というのはみなさんご存じのとおり。そんな一見当たり前とも思える常識を、実際の人物を使って紹介した動画がいま、話題を呼んでいます。古代エジプトから現代まで、約3000年のなかで変化してきた「美女像」を順を追って紹介していくムービーは、シンプルにして新鮮。

人類史に見る美の変遷を、分かりやすすぎる図とともにご紹介します。

歴史を通して見る「女性の理想体型」

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↑動画で一気に見たい方はこちら。

↓ちょっとしたうんちくつきで見たい方はこちら。

まずは古代エジプト!(紀元前1292年~紀元前1069年)

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のっけから、古代エジプトの壁画を思わせるようなポーズ。さて肝心の、この時代の美しさの基準とは?

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「スレンダー」、「狭い肩幅」、「高い腰位置」、「左右対称の顔」の4つが美の要素だったそうです。

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こうするとウエストの高さが一目瞭然。羨ましい限りですね。

こちらは紀元前500年~紀元前300年頃の古代ギリシャ

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彫刻など、芸術作品からもその形式美が広く知られるギリシャ。その時代の“美人”とは、はたして本当に「ミロのヴィーナス」のような女性像なのでしょうか?

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この時代、「女性は男性の“劣化版”だと思われていた」と説明されています。そんな中で女性の美の基準は、「ふくよか」、「ずっしりしている」、「色白」にポイントがおかれていたようです。

続いてはアジア!漢王朝時代の中国(紀元前206年~220年頃)

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続いてはアジア。日本でもお馴染みの『三国志』も一部この時代区分に入ります。

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当時の美の条件は、細いウエスト、青白い肌、大きな目、小さな足(!)だったようです。『三国志』の赤壁の戦いを描いた映画『レッドクリフ』では、リン・チーリンがその当時の“傾城傾国の美女”を演じていますが、まさに彼女のような感じでしょうか。

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現代の日本でも受け入れられそうな美女の条件です。(バ○殿を彷彿とさせるメイクはさておき)

古代美を復興しようとしたイタリア・ルネッサンス期(1400年~1700年頃)

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「イタリア」「美」とくれば、なんといってもルネッサンスを想像するのではないでしょうか。人の肉体が「卑しいもの」として認識されていた中世のしがらみから解き放たれ、自由に表現されるようになったこの時代、「女性の時代」と称されるほど様々な女性像が生まれたそうです。そんななかでも、特に主流だった美女像は…?

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「豊かな胸」、「丸いお腹」、「たっぷりしたお尻」、「白い肌」が重要だったよう。どことなく古代ギリシャの美人像と似ているように感じるのは、ルネッサンスそのものが古代ギリシャや古代ローマの様式の復興を目指して興隆したものだったからでしょう。

繁栄がピークとなったヴィクトリア朝のイギリス(1837年~1901年)

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よく映画や小説の舞台ともなるヴィクトリア朝。産業革命によって経済が発展し、独自の芸術文化が花開いた黄金時代です。

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そんな黄金時代を象徴するかのように、「肉感的なぽっちゃり」さと「きゅっと締まったウエスト」をあわせもつふくよかな体型が美しいとされていたようです。女性は理想のボディラインをつくるために、コルセットを装着していたそう。(ぽっちゃり感と引き締まったウエストって、なかなか共存しづらいもんね…)

「狂騒の20年代」と呼ばれた1920年代アメリカ

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「狂騒の20年代」とは、第一次大戦の終結から世界恐慌に陥るまでの短い期間のこと。女性が長かった髪をバッサリ切り、社会進出を果たした時代としても知られています。そんな革新的な時代は、女性の「美しさ」にどのような影響を与えたのでしょうか?

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やはり今までとは趣を異にして、従来の女性性が強調された美しさとはまったく異なった女性像が主流になりました。「ぺたんこの胸」、「控えめな腰つき」、「ショートボブ」、「ボーイッシュな体型」など。

1930年~1950年代のハリウッド黄金期

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その名の通り、ハリウッド産業が大いに盛り上がったことで知られるハリウッド黄金期。この時代には歴史的大女優となるようなビッグネーム(マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーン、グレース・ケリーなど)が輩出されました。

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この時代、ハリウッド女優の美しさはまさに百花繚乱といったところでしたが、なかでも美しいとされたのは、「カーヴィー」、「砂時計のようなシルエット」、「大きな胸」、「スリムなウエスト」と要素を持ち合わせていた女性。マリリン・モンローは時代の主流だったんですね。

若者文化が花開いた1960年代のスウィンギング・ロンドン

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「スウィンギング・ロンドン」とはファッションやカルチャーの面で、若者独自の文化が花開いたロンドンの黄金期。ツイッギーの登場やミニスカートの流行など、新しいファッションや女性像が生み出されました。

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この時にもてはやされたのは「きゃしゃ」で「細い」体、「細長くスラッと伸びた足」、つまり「思春期の体型」でした。まさにツイッギーそのものですね。

1980年代の「スーパーモデル」時代

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シンディ・クロフォードなどに代表される1980年代の「スーパーモデル時代」。ジャストの世代でなくとも、なんとなく知っている人も多いのではないでしょうか?

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「健康的」、「すらりとしながらも曲線美」、「引き締まった腕」といったきわめてヘルシーなボディが好まれました。まさに“ゴージャスボディ”といったところ。

ケイト・モスに始まった1990年代のヘロイン・シック

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有名モデル ケイト・モスから始まったヘロイン・シック。病的にげっそりとした“細すぎ”る体型が最旬スタイルとなりました。

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条件として挙げるなら「やせ型」、「極度にガリガリ」、「透き通るような肌」、「中性的」といった特徴を持っていた女性が人気だったよう。

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横から見てもこの細さ…!維持するのが大変そうです。

2000年代~現代を表す「ポストモダン・ビューティ」

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時代はやっとみなさんお馴染みの現代に!ふくよかで豊満な女性像から小枝のように細いスタイルまで、様々な変遷を経てきた女性の美の基準ですが、現代は“その中間”といったところでしょうか。

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望ましいのは、「ぺたんこのお腹」、「ヘルシースキニ―」、「大きな胸とお尻」をあわせもった体型の女性。こうした条件を揃える為に、美容整形を受けることも。

以上にご紹介してきた女性像は実にさまざま。こうも美しさの定義がもろく揺れ動くものだとすれば、私たちも無理やり現代の「美しい女性像」に合わせる必要はないのかも…。明日からダイエット、やめてみる!?

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